バッカルファット除去で失敗?頬がこけるって本当?
バッカルファット除去とは、小顔整形術の一つとして人気の施術です。
しかしバッカルファット除去は失敗してしまう場合もあります。
本記事ではバッカルファット除去の失敗について以下の点を中心にご紹介します。
- バッカルファット除去とは
- バッカルファット除去でよくある失敗例
- バッカルファット除去で失敗しないために気をつけること
バッカルファット除去で失敗しないためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
バッカルファットとは
バッカルファットとは、口横の深い部分にある脂肪の塊のことです。
古代には必要とされていた脂肪ですが、現代では必要がなく、頬が下膨れに見えてしまったり、ブルドックのように口横がたるんで見えたりする原因になります。
また、バッカルファットは皮下脂肪ではないため、ダイエットでは減らしづらく、脂肪溶解注射や痩身機械でも効果が期待できません。
そのため、小顔になりたい方はバッカルファット除去の施術を希望される場合が多くあります。
バッカルファット除去とは
バッカルファット除去の施術は、左右の口の中を5mm程切開してバッカルファットを引き出し切除します。
除去できるバッカルファットの大きさは、片側で飴玉1個〜3個分くらいです。
バッカルファット除去で気をつけなければならないのは、1度除去してしまうと元に戻すことはできないという点です。
そのため、バッカルファットを除去しすぎて頬がこけて見える、かえって老けて見えてしまうということにならないように施術を受ける場合は注意しましょう。
バッカルファット除去の施術を受ける人の顔の悩み
バッカルファット除去は次のような悩みがある方に向いている施術です。
- ほうれい線が気になる
- 頬のたるみを予防したい
- ブルドックのような顔になるのを防ぎたい
- 丸顔をシャープに見せたい
- 小顔になりたい
- 頬の内側をよく噛んでしまうので改善したい
たるみやほうれい線の改善、予防の他、フェイスラインが引き締まり小顔効果も期待できます。
また、施術は口の内側を切るので傷跡が目立たないというのもバッカルファット除去が人気の理由の1つでしょう。
バッカルファット除去でよくある3つの失敗例
ここまでバッカルファット除去がどのような施術なのかお伝えしてきましたが、バッカルファット除去では実際どのような失敗例があるのでしょうか。
よくある3つの失敗例をご紹介します。
頬がこけた
バッカルファット除去で失敗したと感じる方の中で1番多い悩みは、施術を受けたら頬がこけて以前より老けて見えるようになってしまった、頬が凹んで見えてしまうといったケースです。
小顔になりたいからとバッカルファットを除去しすぎることや、もともとお顔の脂肪が少なく本来バッカルファット除去の必要がない方が施術を受けてしまうとこのような失敗に繋がる可能性があります。
万が一失敗してしまった場合には、脂肪注入や糸リフトなどで修正しなくてはいけなくなります。
どのくらいバッカルファットを除去するか、解決したい悩みと施術内容があっているかなどを事前に医師としっかり話合うことで失敗するリスクを下げることができます。
左右差ができてしまった
左右の頬で差が目立つようになってしまったという例もよく挙げられます。
お顔は元々左右非対称にできているため、左右差を考慮せずに両頬からバッカルファットを均等に取ってしまうと片方だけが凹んだり、フェイスラインが左右で異なったりします。
多少の左右差は生じてしまうものですが、あまりにも目立つようであれば、左右のバランスを考慮した施術ができなかったことが原因と考えられ、バッカルファットの切除に失敗したといえます。
効果を実感できなかった
せっかく施術を受けたのに効果を実感できなかったなんてとても残念ですよね。
効果が実感できない場合、バッカルファットを取る量が少なすぎた、除去する位置が適切ではなかった、または、期待していた効果に対してバッカルファット除去手術自体が向いていなかったということが考えられます。
バッカルファットの除去量が足りていなかった場合には、再手術対応をしているクリニックもあります。
効果が実感できなかったということがないように、事前のカウンセリングでしっかり仕上がりイメージを話し合いましょう。
バッカルファット除去で失敗しないために気をつけること
バッカルファット除去で失敗しないためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
失敗しないために気をつけるポイントを具体的に3つご紹介します。
解剖学を熟知したドクターを探す
バッカルファット除去で失敗しないために、取るべき脂肪と取らない方が良い脂肪を解剖学に基づき見極められるドクターを選ぶことが重要といえます。
解剖学を熟知したドクターであれば、骨格や筋肉の付き方、実際に動いたときの予測される位置関係を考慮し施術を行ってくれることでしょう。
事前カウンセリングをしっかり受ける
バッカルファット除去に失敗しないためには、事前のカウンセリングがとても重要です。
事前のカウンセリングでどのような悩みに対して効果を期待しているのかや、バッカルファットを除去する量などをカウンセリングでしっかり相談しましょう。
納得できる仕上がりイメージを話し合っておけば、思い通りに仕上がらず不満といったことを避けることに繋がります。
施術の併用も検討する
改善したい悩みや個人の状態によっては、バッカルファット除去と他の施術を組み合わせた方がより高い効果を発揮する場合があります。
例えば、脂肪吸引や糸リフト、脂肪溶解注射、ジョールファット、メーラーファット、エラのボトックスなどと組み合わせることで、より悩みの原因にアプローチできることもあります。
クリニックによって併用できる施術も変わるため、カウンセリングを受ける際に併用可能な施術についても確認し、幅広く施術内容を提案できる医師を選ぶようにしましょう。
バッカルファット除去で顔面麻痺になる可能性も?
バッカルファットがあるスペースには耳下腺管や顔面神経が通っているため、神経に引っかけてしまうと顔面麻痺になる可能性があります。このような合併症は医師の技量不足などが原因でリスクが高くなります。
バッカルファット除去をする場合、クリニックの施術の実績数はチェックしておくべきポイントです。
また、丁寧に診察を行ってくれるか、合併症などのリスクを回避する対策を取っているかなども確認しておくと良いでしょう。
出典: 「【医師が解説】騙されるな!バッカルファットは意味がない!?」
バッカルファット除去の失敗に関するよくある質問
バッカルファット除去の失敗に関してよくある質問をまとめましたのでご覧ください。
バッカルファット除去後の腫れはいつまで続くの?
バッカルファット除去後は麻酔の影響で腫れることがあります。個人差もありますが翌日に腫れがひく場合もあれば3~7日程度で落ち着く場合もあります。
1ヶ月経つころには腫れがほとんどひき、施術前よりもすっきりとしたフェイスラインを実感できるでしょう。
バッカルファット除去で頬がこけたらどうしたらいい?
バッカルファット除去で頬がこけたと感じる原因としては、「バッカルファットを取り過ぎた」または「取る必要がないのに取ってしまった」などが考えられます。
万が一バッカルファット除去で頬がこけてしまった場合は、「脂肪注入でふくらみを戻す」「ヒアルロン酸注射をする」ことで改善が期待できます。
脂肪注入の場合は、脂肪吸引でお腹や太ももなどいらないところから脂肪を採取し、こけてしまった部分に注入します。
ヒアルロン酸注射の場合は、こけてしまった部分にヒアルロン酸を注射し、平らにすることができます。ヒアルロン酸は体内に吸収されていくため、定期的に追加の注射が必要です。
バッカルファット除去で傷跡は目立つ?
バッカルファット除去は口の中を切開して行う施術なので、顔の皮膚表面には傷が付かず傷跡はほとんど目立ちません。
バッカルファット除去手術後は刺激物やお酒を控えるなどして食事内容に気を遣い、激しい運動や入浴などを避けると傷の治りも早くなるでしょう。
バッカルファット除去と脂肪吸引どちらがおすすめ?
バッカルファット除去と脂肪吸引では改善できる悩みの種類が異なる施術です。
バッカルファット除去は、痩せているのに頬だけ肉付きが気になる方や、加齢によるほうれい線やブルドック顔が気になる方に適した施術です。
一方脂肪吸引は、全体的に小顔になりたい方、顔が大きいとお悩みの方に向いている施術と言えます。
改善したい悩みの種類を自分自身で見極め、個人にあった施術を決めるのは難しいため、信頼できる医師に相談し施術方法を決めることをおすすめします。
バッカルファット除去の失敗まとめ
ここまでバッカルファット除去の失敗についてお伝えしてきました。
バッカルファット除去の失敗の要点をまとめると以下の通りです。
- バッカルファット除去とは口横の深い部分にある脂肪の塊を除去すること
- 加齢による頬のたるみやほうれい線、ブルドック顔の改善に向いている
- バッカルファット除去で失敗しないためにはドクター選びとカウンセリングが重要
- バッカルファット除去と他の施術の併用も検討した方が良い場合もある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。