ダーマペンの値段相場は？クリニックの選択方法から施術を受ける前の注意点も徹底解説

2022年10月15日2022年12月29日

最近肌の調子が悪く、改善のために美容整形を考えている方もいると思います。

その際の治療方法として、ダーマペンを選択する方もいるでしょう。

本記事では、ダーマペンの値段について以下の内容を中心にご紹介します。

• ダーマペンで肌質改善が見込める仕組み
• ダーマペンの効果
• ダーマペン1回あたりの値段相場について
• ダーマペンを受ける前に知っておくべきこと

ダーマペンの施術を受ける際、値段相場を知って自分に合ったクリニックを選ぶことは大事です。

またダーマペンの効果からダーマペン施術を受ける前の注意点など、クリニック選びを考える上で大切な要素をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

※ ダーマペンは自由診療のため保険適用外です。

ダーマペンで肌質改善が見込める仕組み

ダーマペンは、複数の微細な針がついている器具を利用して、肌に極小の穴を空ける施術です。

肌に穴を空けて傷つけることで、元々肌がもつ、自然治癒力を活性化させて、エラスチンやコラーゲンの分泌を促します。

また、薬剤と併用でき、ダーマペンで開けた穴の中へ、薬剤を塗布できます。

ダーマペンで開けた穴の中へ、薬剤を塗布することで、美容成分が肌内部にまで浸透するため、より高い美肌効果が見込めます。

薬剤に関しては改善したい悩みに応じて選択すると、よりよい効果が見込めるので、詳しくはカウンセリングにて相談して決めると良いでしょう。

出典: ダーマペンの仕組み

さまざまな肌トラブルに対応ができる！

先ほどダーマペンは、複数の微細な針がついている器具を利用して、肌に極小の穴を空ける施術だとお伝えしました。

その針を差し込む深さの違いによって、さまざまな肌トラブルに効果が期待できます。

0.25mm	ニキビ
0.5mm	小じわ、たるみ
1.5mm	シミ、くすみ
2.0mm	ニキビ跡、毛穴の開き

※ あくまで一般的な目安の針の深さです。0.1mm単位で深さを調節できるため、カウンセリングを通して針の深さを選びましょう。

出典: 症状・悩みに適した針の深さの目安

0.25mm（ニキビ）

0.25mmの針は、肌の表面である角質層にアプローチする深さです。0.25mmの針の深さでは、今できているニキビの治療に効果が期待できます。

ニキビは「過剰な皮脂分泌」、「ターンオーバーの乱れ」により、アクネ菌が繁殖することで起こる症状です。

0.25mmのダーマペンでは、上2つの原因の改善を目指せることから、ニキビ改善が期待できます。

0.5mm（小じわ、たるみ）

0.5mmの針は、角質の下にある表皮にアプローチできる針の深さです。小じわや表皮のたるみに効果が見込めます。

しわやたるみは肌内部の筋肉の衰えのほか、加齢や皮下脂肪の量の増減、皮膚の弾力低下など、様々な要因によって起こる症状です。

どちらも表皮で起こっている症状で、0.5mmダーマペンでは表皮にアプローチすることも可能なことから、小じわ、たるみ改善が期待できます。

1.5mm（シミ、くすみ）

1.5mmの針は、基底層にアプローチできる針の深さです。シミやくすみに効果が期待できます。

肌にできるシミやくすみは、ニキビ、虫刺され、かぶれ、湿疹、やけどなどが原因で、黒色メラニンを作り出すメラノサイトが刺激されて、黒色メラニンがターンオーバーによって排出されずに残されたものです。

どちらも基底層で起こっている症状で、1.5mmのダーマペンでは基底層に施術することも可能なことから、シミ、くすみ改善が期待できます。

2.0mm（ニキビ跡、毛穴の開き）

2.0mmの針は、基底層と真皮の間にアプローチできる針の深さです。クレーター状になってしまったニキビ跡や毛穴の開きに効果が見込めます。

ニキビ跡がひどい状態になると、クレーターのように肌の表面に凸凹ができてしまい、見た目に自信を持てずコンプレックスを持っている方の多い症状です。

どちらも基底層と真皮の間で起こっている症状で、2.0mmのダーマペンでは基底層と真皮の間にアプローチすることも可能なことから、ニキビ跡や毛穴の開き改善に期待できます。

さらにダーマペンの効果を高めたい方へ

先ほどはダーマペンで利用する器具の、針の深さにより様々な肌トラブルを改善に導く点をお伝えしました。

今章では、ダーマペンと相性の良い施術、薬剤をご紹介していきます。ダーマペンだけではなく、プラスで肌にアプローチすると、早い段階で効果が期待できます。

ヴェルベットスキン

出典: ヴェルベットスキンとは

ウーバーピール

マンデル酸、乳酸、ヒアルロン酸など、10種類以上の成分が配合された薬剤。古くなった角質を取り除いたり、メラニンの生成やコラーゲンの減少を抑えたい方へおすすめです。ダーマペンの施術直後に塗布することで、美容成分が表皮に伝えられます。

出典: ウーバーピール

ヒートライトⅡ

ヒートライトⅡは、医療用LEDマシンを使って行われる治療の一つです。2つの異なる波長で照射を行うことで、皮膚表面の表皮から、皮膚の奥にある筋肉層にまで幅広くアプローチが可能で、しわ、くすみ、たるみやシミ、クマ、ニキビやニキビ痕の赤みなどの改善が期待されます。

ダーマペンを併用することでツヤやハリの改善をより実感しやすくなります。ダウンタイムの軽減にも効果が期待されます。
ダーマペンと合わせて利用する場合は、治療の前後に10分程度、ヒーライトⅡを照射します。

出典: ヒートライトⅡ

ダーマペン1回あたりの値段相場は？

ダーマペンは多くの場合、個人差はありますが複数回施術を受けることになります。

ダーマペン1回分の価格相場を知っておくことで、クリニックを検討しやすくなると思いますので、一般的な価格をご紹介します。

ダーマペンの値段相場

ダーマペンは治療を受ける患部の範囲や場所によって値段が変わります。

一般的にダーマペン施術を受けられる、全顔であれば、1回あたり1万5,000円（税込）〜3万円（税込）程度が値段相場です。

次に多い頬などであれば、1万3,000円（税込）〜2万3,000円（税込）になります。

加えて追加オプションを行い、肌質改善を目指す方もいると思うので、上記の相場より少し高い金額を見積もっておくと良いでしょう。

また、クリニックにより複数回のセット価格が用意されている場合もあるので、カウンセリング時に確認をとると良いでしょう。

※ これらはあくまで一般的な相場です。クリニックや詳しい治療内容によっても大きく異なるため、施術を受けるクリニックで確認することをお願いします。

ダーマペン治療の価格の一例

大手のクリニックでダーマペン治療を受ける際の一例をご紹介します。

首の施術を5回利用すると仮定します。

この場合、首のダーマペン4を5回分で、8万4,000円（税込）ほどかかります。

また追加オプションをつけると値段が上がるので、プラス1万~3万円以上はかかる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

出典: 大手のクリニックの料金一例

ダーマペンを受ける前に知っておくべきこと

ダーマペン施術を受ける前に、知っておくべきことが3点ほどあります。

体の状態によっては施術を受けられない場合もあるので、ぜひ覚えておきましょう。

施術に何度か通わないといけない

個人差はありますが、ダーマペンは1回の施術で完了することはほとんどありません。3～4週間に1度、合計で5回程度の回数が推奨されます。

確かに1回の施術でも前よりも肌が綺麗になったと感じられやすいです。

ただ、ダーマペン治療はあくまで「肌トラブルを少しずつ改善していく」方法になります。そのため、肌トラブルを解消するまで、何度か通う必要があります。

痛みを伴う可能性がある

ダーマペンは、複数の微細な針がついている器具を利用して、肌に極小の穴を空ける施術方法です。そのため、個人差はありますが、痛みを伴う可能性があります。

特に針を深く刺す場合や、骨や神経が近い部位への施術などは、痛みを強く感じる可能性があります。

※ クリニックによっては、麻酔が用意されている場合がありますので、痛みが心配な方はカウンセリング時に相談ください。

金属アレルギーの人は施術が出来ない

ダーマペンの複数の微細な針は、金属で出来ています。そのため、金属アレルギーをお持ちの方は施術を受けられません。

アクセサリーを身につけて肌荒れした経験や、何かにかぶれた体験を持つ方は、施術前に必ずアレルギー検査をしてください。

出典: ダーマペン施術を受ける前に確認すべきこと

ダーマペンの施術の流れは？

ダーマペンの施術を受ける場合、基本的には以下の流れで進むことになります。

1. 診断・カウンセリング
2. 施術前の洗顔
3. 施術
4. アフターケア

診断・カウンセリング

担当者による、診断・カウンセリングが行われます。

カウンセリングでは、お客様のお悩みやご希望を、できるだけ詳しく質問されます。

またお客様からも質問が可能ですので、事前に質問リストを用意しておくと、あたふたせずにカウンセリングに取り組めます。

施術前の洗顔

施術前にはメイクなどを落として患部を清潔に保ちます。直前でしっかり洗顔して施術に挑むことになります。

施術

ダーマペン施術を行います。痛みが心配な方は、麻酔を併用して、痛みを和らげることもできます。

またご希望とお悩みに応じて、適切な薬剤を塗布して導入します。

治療する部位にもよりますが、施術時間は約20〜30分ほどです。痛みが不安で麻酔が必要な場合は、プラス20分〜30分と考えておきましょう。

アフターケア

施術後は、冷却ガーゼやシートマスクをつけて肌のクールダウンを行います。

クリニックによっては、乾燥防止のオイルを塗ってくれたり、成長因子入りのパックをしてくれたりする場合もあります。

帰宅後の自身でのケアについては、日光に当たらないように注意し、化粧水などのスキンケアは当日は避けましょう。

翌日以降からメイク可能ですが、乾燥しないように保湿を怠らないことが大切です。

施術後の注意点やダウンタイム時の留意点については、カウンセリング時にしっかり確認しておくようにしましょう。

出典: ダーマペンの施術の流れ