マイクロブレーディングとは?従来のアートメイクとの違いやメリットデメリットを解説!
眉毛は第一印象において、どのような顔に見えるかを決める重要な要素の1つです。
眉毛を魅力的に整えることで自信が生まれ積極性が増すといっても過言ではありません。
本記事では、マイクロブレーディングについて以下の点を中心にご紹介します。
- マイクロブレーディングとは何か
- マイクロブレーディングの優れるところ、劣るところは何か
- マイクロブレーディングの最新技術はどのようなものか
マイクロブレーディングについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。
マイクロブレーディングとは
マイクロブレーディングは毛並みを揃えるように書き込む方法です。
手書きで1本ずつ書いていくので、細い毛並みまで細かく表現することができ、自眉毛のように見えるのでナチュラルに仕上がります。
マイクロブレーディングは海外で使用されている名称であり、日本では、この手法を3D眉と呼んでいます。
もちろん、日本国内でもマイクロブレーディングと呼んでいるクリニックも存在します。
マイクロブレーディングと従来のアートメイクの違い
従来からあるアートメイクで眉毛を整えられた経験のある方は少なくないのではないでしょうか。メイクに時間をかけずに生活ができるので便利な方法ですね。
近年注目されているマイクロブレーディングですが、アートメイクとどのような違いがあるのでしょうか。
仕上がりの違い
従来の眉毛アートメイクは現在でも人気のある施術の1つです。
眉毛アートメイクには2Dで行う方法とマシン彫りで行う方法の2種類があります。
2Dで行う方法は自眉毛の隙間を埋めるように色を入れる方法です。グラデーションを付けながらデザインするので自然な仕上がりになります。
マシン彫りで行う方法はデザインした眉毛に色を注入していく方法です。従来のアートメイクはいずれも立体感が生まれづらい施術です。
マイクロブレーディングは眉毛を1本1本、毛並みを揃えながらデザインしていくので自眉毛のような立体的な眉毛になります。
継続期間の違い
従来のアートメイクもマイクロブレーディングもどちらも一定期間を過ぎると色落ちしてしまいます。
マイクロブレーディングは手彫りで眉を書くので色ムラがでやすく最長でも2年の持続期間となります。
少しずつ、眉の一部に色が薄くなっている部分が出始めるのが特徴です。
マイクロブレーディングに比べて、従来のアートメイクは持続時間が長く、最長で3年持続するとされています。
従来のアートメイクの方が持続期間が長い要因は機械を使用することで色ムラが生じづらくなるためです。
従来のアートメイクは全体的に色が薄くなり始めることが特徴です。
値段の違い
従来の眉毛アートメイクもマイクロブレーディングも保険適用外なので高額です。
一般的な相場をご紹介します。
眉毛アートメイク | 9万〜12万円(税込) |
マイクロブレーディング | 5万〜8万円(税込) |
従来の眉毛アートメイクは1回の施術では色抜けが生じてしまうので2回〜3回の施術が推奨されます。
マイクロブレーディングも同様、色素が馴染むように2回〜3回の施術が必要です。
従来の眉毛アートメイクもマイクロブレーディングも施術回数が複数勧められているのは、人の皮膚がもつターンオーバーが関与しています。
皮膚のターンオーバーは皮膚の新陳代謝であり、施術によって付いた色素を外に押し出すように作用してしまう働きをしてしまうのです。
ターンオーバーのような生理的な作用も加味して、事前に施術回数のセット料金を提示しているクリニックもあるので、お得に施術を受けることができる場合があります。
出典: マイクロブレーディングって何?マイクロブレーディングの値段相場や注意点も解説!
マイクロブレーディングのメリット
マイクロブレーディングは従来のアートメイクでは形作ることのできない眉毛を作成できる施術方法です。
マイクロブレーディングの魅力をご紹介します。
自然体で違和感のないデザイン
従来のアートメイクに比べ、マイクロブレーディングは極細の針を使用し、眉毛を1本1本手彫りで形作るので自眉毛に近い形に仕上がります。
立体感が生まれ、自然体な眉毛になるので人工的な眉毛の印象がなく、顔に馴染みます。
マイクロブレーディングで眉毛を作ることをおすすめできる方を挙げます。
- 化粧に割く時間を極力短くしたい方
- すっぴん眉毛が気になって外出しづらい方
- ナチュラルな眉毛で自信をもって過ごしたい方
このような方々にマイクロブレーディングで眉毛を作ることをおすすめします。
施術を組み合わせることができる
マイクロブレーディングと眉毛アートメイクを組み合わせる4D技法と呼ばれる施術方法があります。
眉毛アートメイクによって眉毛の形から作成できるので、好みの眉毛の形を作ることができます。
さらにマイクロブレーディングの手法によって、1本1本毛並みを綺麗に再現させることで立体的な仕上がりが一層強くなります。
4D技法であれば自眉毛が少ない方でも好みの形かつ自然体な眉毛を作ることができます。
4D技法を受けようとクリニックに通っても実際は別の施術方法となってしまうケースがあります。
クリニックによって施術の定義が違う可能性があるので仕上がり具合を事前に確認しておきましょう。
マイクロブレーディングのデメリット
マイクロブレーディングはナチュラルな眉毛に仕上がるので、優れた施術方法ですが、注意点もあるのでご紹介します。
継続期間が短い
従来のアートメイクは色ムラが出づらい機械を使った施術になるので長持ちしますが、マイクロブレーディングは1本1本の眉毛を手彫りで作っており、退色しやすい傾向があります。
逆に、マイクロブレーディングでの施術であれば退色が早くなるので眉毛の形を変えたり、本数を調整したりしてアレンジを加える頻度を増やすことができます。
眉毛にムラができることがある
マイクロブレーディングは1本1本眉毛の線を入れて作っていく施術方法なので手作業による色ムラや退色しやすい傾向があります。
マイクロブレーディングのみならず眉毛アートメイクも1回の施術では色素が沈着し切らない可能性があります。
1回の施術で理想の眉毛が作れなくても2回、3回と施術を繰り返し受けることで理想の眉毛に近づけることができます。
参考URL:マイクロブレーディングのメリット・デメリットは?
仕上がりが施術者の技術力に左右されやすい
マイクロブレーディングは手書きで眉毛を書き込む手法であり、施術者の技術力が仕上がりを左右します。
色素を沈着させる手法なので理想的な眉毛とかけ離れてしまうと元に戻るまでに時間がかかってしまいます。
クリニックの口コミをリサーチしたり、SNSなどの情報ツールを使用したりして、評判の高いクリニックを探しましょう。
マイクロブレーディングの更に最先端な施術
マイクロブレーディングは日本でもほとんどの美容クリニックで扱っている施術方法です。
ナノブレーディングやマイクロシェーディングと呼ばれる施術方法も生まれており、マイクロブレーディングとは違った仕上がりになります。
ナノブレーディングやマイクロシェーディングを扱っている日本のクリニックは少ないですが、話題になっており、今後発展が期待できる施術方法です。
ナノブレーディング
ナノブレーディングはマイクロブレーディングと変わりのない施術方法ですが、使用する極細の針が柔軟性をもっているという点が違います。
ナノブレーディングでの施術は、より本物に近い眉毛を描くことができます。
しかし、ナノブレーディングは知名度が低く、メニューとして提示しているクリニックは少ないです。ナノブレーディングを受けたい場合は事前に対応できるクリニックを探す必要があります。
ナノシェーディング
シェーディングとは眉毛の生え際に陰影をつけ、立体感を生み出す技法です。
ナノシェーディングはふんわり優しい毛並みで眉毛を作りたい場合に使用される施術方法であり、マイクロシェーディングと組み合わせて行います。
眉毛の間に陰影をつけ、立体感を出すことに特化しています。
マイクロブレーディングに関するよくある質問
マイクロブレーディングは極細の針で眉毛を作る施術方法であり、身体への負担やリスクを気にされる方が多いです。
よくある質問をご紹介します。
マイクロブレーディングによるリスクは?
マイクロブレーディングを受けることによるリスクは個人差が大きく、断定はできません。
起こりやすいトラブルを挙げます。
- 皮膚の炎症
- 肌荒れ
- 過度な出血や血腫、腫脹
アトピー肌や敏感肌などの方は特にリスクが高いです。
不安を取り除くためにも事前にパッチテストを行えるクリニックやカウンセリングを行なっているクリニックが安心です。
マイクロブレーディングのダウンタイムは?
マイクロブレーディング後をダウンタイムと呼び、作られた眉毛を長持ちさせることができるかどうかの重要な期間です。
個人差がありますが、ダウンタイムは1週間程です。
施術後の過ごし方のポイントを挙げます。
- 施術箇所を必要以上に触らない
- ピーリングは控える
- 施術部位を避けてメイクをする
- 洗顔やクレンジングはクレンジングシートを利用する
術後の過ごし方はカウンセリングで施術前に聞いた注意点を守り過ごすことが重要です。
マイクロブレーディングが受けられない人は?
マイクロブレーディングは皮膚に負担をかける施術方法なので施術が困難な場合があります。
以下に施術困難な対象を挙げます。
- 妊娠中や授乳中の方
- 皮膚疾患やケロイド体質、重度のアトピー性皮膚炎の方
- 金属アレルギーの方
- 血液疾患や内科疾患のある方
他にも皮膚状態や内科的に不安のある場合はパッチテストを行っているクリニックやカウンセリングを丁寧に行なっているクリニックで施術を受けることが大切です。
マイクロブレーディングは男性も施術可能?
男性がマイクロブレーディングを受ける事例も増えています。眉毛が顔の印象を大きく決めることは男性も同様です。
マイクロブレーディングであれば自然な眉毛を作ることができるので違和感なく、顔にフィットします。
マイクロブレーディングのまとめ
ここまでマイクロブレーディングついてお伝えしてきました。
マイクロブレーディングの要点をまとめると以下の通りです。
- マイクロブレーディングは極細の針を使用し、1本1本眉毛を書き込む施術方法である
- 持続期間は2年程度であるが、流行りに合わせてアレンジが加えられる
- すっぴん眉毛でも自然で整った眉毛で過ごすことができる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。