毛穴の黒ずみって治せるの?治療の種類や方法を徹底解説!
頬や鼻にできるポツポツした毛穴・・・。
肌トラブルの中でも悩んでいる方が多い症状ですよね。
今回は、
- 毛穴の黒ずみができる原因
- 美容クリニックで利用可能な治療法
- 自分でできるセルフケア方法
をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。
毛穴の黒ずみはどうしてできるの?
そもそも毛穴の黒ずみはどうしてできてしまうのでしょうか。
毛穴の黒ずみができてしまう原因はいくつか考えられます。
毛穴の黒ずみの原因によって治療法やケアの方法が異なるため、自分の毛穴の状態を知り適切な対応をすることも重要です。
肌の汚れ
肌の表面にある皮脂や角質は日々生まれ変わり、不要になった角質は通常は自然に剥がれ落ちます。(ターンオーバー)
しかし肌の手入れ不足などが続くと古い角質が毛穴に詰まり角栓となってしまいます。
最初は白っぽい色味の角栓が徐々に酸化すると、毛穴の黒ずみになってしまうのです。
肌の汚れを落とすために洗顔はもちろん必要ですが、ごしごしこすったり過剰に洗顔回数を増やしたりすると逆効果になるため適切なお手入れをすることが重要です。
肌のたるみ
年齢を重ねると肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンなどが減少し、徐々に肌がたるんできます。
肌がたるむことにより、毛穴が縦長に開いて毛穴が目立ちやすくなります。
また、肌の老化以外に、肌が乾燥していて水分や油分が不足していても肌のたるみは悪化してしまいます。
肌のたるみを予防するために保湿ケアはもちろん大切ですが、肌の新陳代謝であるターンオーバーが乱れないよう紫外線やストレスに気をつけることも必要です。
毛穴の黒ずみ治療の種類
毛穴の黒ずみ治療には様々な種類があります。
治療方法によって特徴や効果に特徴があり、肌質や肌の状態によって選ぶべき治療が違いますので、治療の特徴やどのような方に向いているかなどを治療方法ごとにご紹介します。
レーザー治療
レーザー治療とは、医療用のレーザーを微量なパワーで照射することで、肌表面に溜まった古い角質の除去や毛穴の黒ずみの原因となるメラニン色素にアプローチする施術です。
メラニン色素に働きかけるので毛穴の黒ずみ以外にもニキビ跡やくすみ、肝斑などの改善効果にも期待ができます。
レーザー治療の施術回数は個人差もありますが大体5~10回程度となり、1回の施術時間は5~30分ほどになります。
また、ダウンタイムは数日~1週間程度となり、その間は肌に強い刺激を与えないよう注意しましょう。
費用に関しては、治療の範囲によって変わりますが1回あたり8,000円~2万円程度です。
クリニックによっても価格差がありますので実際に相談してみましょう。
レーザー治療はニキビ跡など毛穴の黒ずみ以外も治療したい方や徹底的に肌の悩みを解決したい方におすすめの治療法です。
ダーマペン
ダーマペンとは、髪の毛よりさらに細い極細の電動針で肌の表面に小さな穴を一時的に開けることで肌の自然治癒力を向上させる治療のことです。
肌の回復力を向上させ、コラーゲンやエラスチンが分泌されて新陳代謝が促進されることによって黒ずんだ毛穴やにきび跡の改善以外にも美白、美肌、引き締め、小じわの改善などの効果も期待できます。
ダーマペンの施術回数は個人差もあるので一概には言えませんが3〜5回程度行うことがおすすめです。
施術後のダウンタイムは2日~1週間程度です。
費用に関しては顔全体で1回あたり1万6,000円~3万円ほどです。クリニックによって頬のみメニューや複数回セットの割引を行っている場合もあるのでチェックしてみましょう。
ダーマペン治療が向いているのは、毛穴の黒ずみ治療に合わせて肌のエイジングケアをしたい方、レーザー治療に抵抗がある方などです。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、医療機関でしか取り扱えない酸性の薬剤を肌に塗り、毛穴に詰まった汚れや角栓などを取り除く治療のことです。
肌のターンオーバーを正常化するため、毛穴の黒ずみ以外にも肌のしみ・そばかす・くすみ・にきび・小じわ改善などの効果も期待できます。
ケミカルピーリングは、2週間ごとに4~5回施術し、その後は月に1度程度実施するのがおすすめです。
ケミカルピーリングは他の施術よりダウンタイムが短めといわれている治療ですが、数日間肌がピリピリしたり赤くなったりする場合もあります。
費用は1回あたり5,000円~1万円前後が相場です。
ケミカルピーリングは他の施術よりもリスクが低く料金も控えめといわれているので、美容医療初心者の方や、まとまった期間ダウンタイムがとれない方におすすめです。
自分でできる毛穴の黒ずみケア
毛穴の黒ずみが気になって何度もゴシゴシ洗顔したことや、毛穴を隠すためにファンデーションを厚塗りしてしまう、角栓を無理やり押し出してしまうなど、誤ったケアをしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
誤ったケアを続けていると逆効果になり、余計に毛穴の黒ずみが悪化してしまいます。
毛穴の黒ずみは自分で適切なセルフケアを続けるだけで改善する場合もあるので、ここでおすすめセルフケアをいくつかご紹介します。
クレンジングと洗顔方法を改善する
クレンジングや洗顔のしすぎは、肌に余計な負担をかけるだけでなく肌のバリア機能が低下して肌荒れを引き起こしたり、うるおい不足で皮脂の分泌量が増え結果的に毛穴が詰まりやすくなったりします。
毛穴の黒ずみ対策として洗いすぎはNGですが、正しいクレンジングや洗顔は必要です。
オイルタイプのクレンジングを使うと余分な皮脂やメイクが浮き汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
洗顔の回数は1日朝晩2回まで、少ない洗顔料で洗うと摩擦が起きて肌を傷つける恐れがあるため、適切な量の泡で力を入れすぎず優しく洗いましょう。
また、クレンジングオイルや洗顔料を洗い流す際は熱すぎるお湯ではなく36度程度のぬるま湯で洗い流しましょう。
毛穴を閉じる引き締めケアを実施する
毛穴は1度開いてしまうと自然に改善することはありません。
自然に改善することは難しいですが、クレンジングや洗顔後のケアで改善する場合があります。
例えばふき取り化粧水は、コットンに染み込ませ、優しくお肌を滑らせていくと表面の古い角質を除去して毛穴の詰まりを改善していくことができます。
また、化粧水はクエン酸またはエタノールやメントールなどのアルコールなどが成分に含まれている「収れん化粧水」を使うと過剰な皮脂の分泌を抑制し、肌を引き締める効果が期待できます。
ふき取り化粧水や「収れん化粧水」は使いすぎると逆に肌荒れにつながる可能性があるため、使用方法を確認してから使うと良いでしょう。
生活習慣を整える
いくらケアをしても毛穴の黒ずみが改善しない・・・。
そういう方は生活習慣の見直しを考えてみても良いかもしれません。
肌の細胞は睡眠中につくられます。
質の良い睡眠をしっかりと取ることで、成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促進されます。
また、食生活が乱れていて栄養バランスが偏っていると肌荒れの原因になります。
たんぱく質、ビタミン、食物繊維などをバランスよく摂取するよう心がけましょう。
そして最後に運動習慣についてですが、身体を動かせば血液の巡りが良くなり全身の代謝も活性化されます。
一見運動と肌荒れは関係なく思えますが、運動をすると血行促進、ストレスの解消、睡眠の質の向上など様々なメリットがあるので肌荒れが気になっているという方は少しずつでも生活に運動を取り入れてみることもおすすめです。
毛穴の黒ずみ治療の種類に関するよくある質問
毛穴の黒ずみ治療やケアは種類が多く、間違ったケアをすると悪化してしまう恐れもあるので「どうしたら良いかわからない・・・」と悩んでいる方も多いかと思います。
ここで毛穴の黒ずみ治療についてよくある質問をまとめました。
頬の毛穴が黒く見えますが、どうしてですか?
頬の毛穴が黒く見える原因はいくつか考えられます。
まず1つめは、毛穴に皮脂や角質が詰まってしまい角栓となっている状況です。
角栓になった皮脂や角質(角層)は酸化して黒ずんで見えるようになるのです。
そして2つめは開いた毛穴に光が当たることで影ができて黒く見えてしまう状況です。
角栓が酸化して黒ずんで見える場合や開いた毛穴に光が当たって影ができてしまっている場合は、毛穴に溜まった汚れの除去や毛穴を引き締めて目立たなくする必要があります。
ダーマペンやケミカルピーリングなどの治療を受ければ、肌のターンオーバーを促進することで改善できる可能性があるのでおすすめです。
毛穴を引き締める収れん化粧水って何ですか?
「収れん化粧水」とは、皮脂の分泌を抑えて毛穴を引き締めてくれる化粧水のことで、他の化粧水との違いは、ビタミンC誘導体や植物エキス、クエン酸、エタノールやメントールなどのアルコールなどが成分に含まれていることです。
清涼感があり毛穴の引き締め効果以外にも、皮脂や汗の抑制やほてりを鎮めてくれるなどの効果もあるため夏場のケアにも向いています。
毛穴の引き締めが目的であれば、コットンにたっぷりつけて毛穴や皮脂が気になるところに毎日軽くパッティングするのがおすすめです。
「収れん化粧水」は「アストリンゼントローション」や「トーニングローション」とも呼ばれており、水層と粉末の二層になっている「カーマインローション」もあります。
価格は安い物だと1,000円程度、高い物だと1万円程度の物もあり、クリニックで治療用に販売されているタイプもあります。
効果や価格など、自身にあった物を選ぶと良いでしょう。
毛穴の黒ずみを放置するとどうなりますか?
毛穴の黒ずみを放置してしまうと毛穴に詰まった皮脂や角質からできた角栓が成長し毛穴をさらに押し広げてしまったり、角栓や角質がはがれ落ちて薄くなった部分との差が目立ち肌の表面がでこぼこしたりする場合もあります。
また、毛穴の黒ずみを放置することで塞がれた毛穴にどんどん皮脂が溜まり、結果的にニキビや肌荒れを引き起こすこともあります。
毛穴の黒ずみや詰まりの改善にはピーリングがおすすめです。
ピーリングは、固くなった古い角質を緩めて除去するケア方法です。
毛穴の詰まりを改善し肌のターンオーバーを整える効果も期待できます。
間違ったケアをするとかえって肌状態が悪化する危険性があるため正しいケアを行いましょう。
肌を冷やすことで毛穴は閉じますか?
肌を冷やすことで毛穴が閉じるのではないか?と思っている方も多いかとは思いますが、肌を冷やしても毛穴を閉じる根本的な解決にはなりません。
肌を冷やすことで肌の温度が下がり血管が一時的に収縮するので、毛穴も閉じます。
ですが、肌が元の温度に戻れば毛穴も元の状態に戻ってしまうため30分程度しか効果が続かないのです。
一時的に毛穴を閉じても毛穴の黒ずみは無くならず、むしろ毛穴に詰まった皮脂や角質を冷やしてしまうので逆効果になる可能性があります。
毛穴の黒ずみ治療の種類まとめ
ここまで毛穴の黒ずみ治療についてお伝えしてきました。
毛穴の黒ずみ治療の要点をまとめると以下の通りです。
- レーザー治療は毛穴の黒ずみ以外にニキビ跡などにも効果が期待できる
- ダーマペンは毛穴の黒ずみ対策+エイジングケアもできる
- ケミカルピーリングはダウンタイムが短く費用も控えめなので美容医療初心者にもおすすめ
- クレンジングや洗顔はやりすぎNG
- 運動や睡眠、食生活の改善で毛穴の黒ずみ改善につながる場合もある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。