ペプチドとは、アミノ酸が連結することによって形成される短鎖化合物のことです。ペプチドは消化酵素によってタンパク質から生成され、ホルモン、神経伝達物質として機能します。ペプチドは大きく分けて２つの種類があり、1つは抗酸化の主役ともいえるグルタチオンなど、体内で作られるペプチド酵素（これは水素療法によってその働きがさらにサポートされます）。「グルタチオン」は、３つ（グルタミン酸、システイン、グリシン）のアミノ酸が結合してできたもの。グルタチオンは、強力な抗酸化作用や解毒作用などの役割を果たしています。また、老化防止、肝機能障害予防などにも効果が期待されています。グルタチオン点滴は、別名「白玉点滴」とも呼ばれており、特に美白・美肌に効果があります。
もう1つが、「機能性ペプチド」と呼ばれる物質です。ロシアのウラジミール・カビンソンおよびサンクトペテルブルク生物調節・老年学研究所の長年の研究の結果、各臓器には臓器特有の「機能性ペプチド」が存在し、それが臓器幹細胞のDNAを刺激することによって細胞分裂を促進し、臓器再生を促すということがわかりました。機能性ペプチドはそれぞれのDNAセクションと結合すると、それ以降の遺伝子を発現させ、特有の細胞への分裂/分化を促進するとされています。臓器ごとに由来するペプチドは、その臓器特有の細胞系譜において顕著な作用を示すとされています。こうしたペプチドが含まれ、細胞の修復、再生、機能調節を助ける目的で設計された製品群を「ペプチドバイオレギュレーター」と呼びます。
ほとんどのペプチドバイオレギュレーターは、健康な動物（主に牛や豚）の特定の臓器や組織から抽出されたペプチドをもとに作られています。また一部の製品は人工的に合成された合成ペプチドを使用しており、動物由来成分を含まず安全性を高めています。ペプチドバイオレギュレーターでは高度なバイオテクノロジーを使用し、不純物を取り除き臓器ごとに特化した高純度のペプチドが製造されます。