バッカルファット除去とはどんな施術なの?気になる治療法と効果をご紹介!
「頬のぽっちゃり感をなくしたい」「頬のたるみが気になる」などの頬の悩みへの解決が期待できる施術の1つに、バッカルファット除去が挙げられます。
しかし、バッカルファット除去の効果について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では
- バッカルファット除去の具体的な効果
- バッカルファット除去のメリットとデメリット
- バッカルファット除去の施術後に気を付けた方が良いこと
以上の点を中心に詳しく解説していきます。
また、バッカルファット除去についてよくある質問についてもまとめていますので、参考にしていただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
バッカルファット除去効果とは
バッカルファットとは、頬や口元、顎などにある顔の内側の深い層にある脂肪の塊です。
バッカルファットが加齢に伴い下垂することで、たるみやふくらみ、マリオネットライン、ブルドッグ線などの原因となります。
バッカルファット除去は、たるみやマリオネット線などの原因となる脂肪を取り除く施術方法です。
口の中に小さな穴を開けて脂肪細胞そのものを除去するので、傷跡も目立ちにくく効果も半永久的とされています。
バッカルファットを除去することにより、頬のたるみを改善したり、フェイスラインをすっきりさせたりすることが見込めますよ。
バッカルファット除去のメリット
バッカルファット除去は、フェイスラインを美しく整えることができると述べましたが、バッカルファット除去のメリットは具体的にどのようなものなのでしょうか。
ここでは、バッカルファット除去で得られるメリット、
- 小顔効果
- たるみ改善
- 肌のエイジングケア
- 傷跡が口の中だかり分かりにくい
以上のことについて詳しく説明していきます。
小顔効果
バッカルファットは頬の内側に溜まっている脂肪の塊です。
バッカルファットが多いと、口の中に何かを詰めているような下膨れの輪郭になったり、頬がぽっちゃりとした丸顔になったりします。
また、身体は痩せているのに顔が大きい方やダイエットをしても顔だけが痩せない方は、バッカルファットが原因になっていると考えられます。
しかし、バッカルファットは顔の深い層にある脂肪なので、自分でマッサージなどのケアをしても効果が現れるまでには時間がかかってしまいます。
バッカルファット除去では、下膨れ顔や丸顔に見せている脂肪そのものを取り除くため、フェイスラインをすっきりさせる効果が見込めます。
1回の施術で小顔になり、顔が整って見える効果が期待できますよ。
たるみ改善
バッカルファットは、若いうちは咬筋(こうきん)と呼ばれる部位周辺にありますが、加齢に伴い表情筋が衰えてくると、脂肪の重みからバッカルファットを支えることが難しくなり下垂していきます。
また、肌の保湿機能の低下によりハリがなくなってしまい、バッカルファットを支えきれなくなることもあります。
表情筋の衰えや保湿機能の低下により、たるみやふくらみ、マリオネットライン、ブルドッグ線などが出てくるのです。
バッカルファット除去は、筋肉や肌で支える頬の脂肪の重みを軽減することができるので、たるみ改善を目指せます。
肌のエイジングケア
バッカルファットは、年齢を重ねると共に下垂していきます。
そして、少しずつたるみが目立っていき、ほうれい線・マリオネットライン・ブルドッグ線などが出てしまうことで、老け顔に見られてしまう可能性もあります。
しかし、バッカルファット除去で脂肪を取り除くことで、脂肪のたるみが消え、顔のエイジングケアができるとされています。
また、20代〜30代からバッカルファットを適量除去しておくと、たるみや老け顔の予防にもなります。
たるみの原因がバッカルファットである場合は、若いうちにバッカルファット除去の施術を受けておくことがおすすめです。
傷跡が口の中だから分かりにくい
バッカルファット除去は、局所麻酔を行い、口の内側の皮膚を0.5cm〜2cmほど切開し、バッカルファットを引き出して取り除きます。
そして、切開した箇所を溶ける糸を使用して縫合します。
口の中の粘膜からバッカルファットを除去する施術方法なので、傷跡は目立ちにくいです。
また、口の中の傷は治りやすいため、フェイスリフトなどの表面の皮膚を切除して頬のたるみを改善する施術法と比べると、ダウンタイムも1週間ほどと短い期間で終わります。
ダウンタイムが短いので、会社や学校などで長期の休みを取ることが難しい方も施術しやすいですよ。
バッカルファット除去のデメリット
ここまでバッカルファット除去のメリットを述べてきました。
それでは、バッカルファット除去のデメリットは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、バッカルファット除去で生じる可能性があるデメリット、
- 腫れがある
- 内出血が生じることがある
- 感染の恐れ
- 頬がこけることがある
以上のことについて詳しく説明していきます。
腫れがある
バッカルファット除去の施術は、口の内側を切開して行うためダウンタイムは避けられません。
バッカルファット除去の施術の後によく見られる症状の一つに腫れがあります。
切開することによっての炎症反応や、術前の麻酔によっても強い腫れが起こる場合があります。
親知らずを抜いたときに起こる顔の腫れと似ています。
バッカルファット除去で起こる腫れは、1ヶ月ほどで消失し、施術前よりもすっきりとしたフェイスラインになります。
腫れのピークは数日〜1週間程度で、少しずつおさまることが多いです。
内出血が生じることがある
バッカルファット除去の施術では、内出血が起こる場合もあります。
内出血は、施術中に細かい血管を傷つけてしまうことによって起こります。
バッカルファット除去の施術後に内出血が生じ、肌が赤紫色になる可能性があります。
個人差があるものの1〜2週間前後で引いていくことがほとんどなので、焦らず様子を見ましょう。
感染の恐れ
バッカルファット除去の施術中に血管を傷付けてしまうと、血管から出た血液が外に出ずに体内の組織に留まる場合があります。
血腫ができてしまった場合は、口の中や頬、首に腫れがみられることがあります。
血腫ができたままになっていると、傷口から入った細菌と結びついて感染し、化膿したりしこりができたりする可能性もあります。
バッカルファット除去の施術後に痛みや腫れが長引く場合には感染が疑われますので、早めに処置をしてもらう必要があります。
頬がこけることがある
バッカルファットは、適量を取り除くとたるみやマリオネットラインの改善などの効果が期待できます。
しかし、バッカルファットを多く取り過ぎてしまうと頬がこける可能性があります。
加齢により脂肪が減少し肌のハリや弾力が失われて頬がこけてしまう方もいるので、バッカルファット除去の施術を行うことで、頬のこけている状態がより強調される恐れがあります。
バッカルファット除去で頬がこけるといった失敗が起こらないように、納得できる医師がいるクリニックを選ぶことや、事前に入念なカウンセリングを行うことが重要です。
美容・整形に興味や関心を示す若者達
株式会社アイスタイルでは、運営するサービス@cosmeのプロデュースメンバー 女性10,290名(15〜59歳)に美容医療に関するアンケートを実施しました。
すると、7割以上の方が顔への美容医療・整形に興味や関心を持ち、若年層ほどその傾向が高いということが分かりました。
コロナ禍によるマスク生活やリモートワークの普及などで、顔が変わっても気付かれにくい環境が後押しとなっていると考えられます。
バッカルファット手術後に気を付けること
バッカルファット除去の施術後はどのようなことに気を付けて生活をすれば良いのでしょうか。
ここでは
- 飲酒は避ける
- 長い時間入浴は避ける
- 外出時にはマスクを着用する
以上のことについて説明します。
飲酒は避ける
バッカルファット除去の施術後は、飲酒を控えてください。
ダウンタイムの症状を緩和するためには、患部を冷やすことが重要です。
しかし、アルコールは血液の巡りを良くして体温を上げる働きがあるので内出血や腫れを悪化させてしまう可能性があります。
また、元々飲酒によってむくみやすい体質の方は多いでしょう。
そのため、バッカルファット除去によるむくみに加えて飲酒でより強いむくみがみられたり、症状が長引く原因になったりすることがあります。
長い時間入浴は避ける
バッカルファット除去の施術後の入浴は、当日からシャワー、洗顔、洗髪は可能です。
施術の翌日から入浴は可能ですが、長時間の入浴は避けるようにしましょう。
長時間の入浴は、体温が上昇して血行が良くなるため体液が血管から漏れてしまい、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
腫れや内出血の症状が長引くことを避けるためにも、症状が落ち着くまではシャワーでの入浴とし、身体をゆっくり温めるような入浴は我慢することが必要です。
外出時にはマスクを着用する
バッカルファット除去の施術後は、腫れや内出血などが目立ちやすいため、マスクの着用をおすすめします。
バッカルファット除去に伴う腫れや内出血はマスクの着用で隠せることがほとんどなので、マスクをしておけば周囲にバレたり心配をかけてしまうことを避けられます。
もし、職場や学校でマスクの着用が難しい場面があるときには、ダウンタイムを考慮して一定期間休むことを検討してみるのも良いでしょう。
ダウンタイムとは、施術に起こる痛みや腫れ、むくみから回復して日常生活が送れるようになるまでの期間のことです。
バッカルファット除去におけるすべてのダウンタイムの期間は、個人差もありますが1ヶ月から3ヶ月で終了すると言われています。
バッカルファット除去の効果に関するよくある質問
バッカルファット除去の効果に関するよくある質問をまとめました。
- 手術後に腫れやアザの跡は残りますか
- バッカルファットの効果はどれくらい期待できますか
- バッカルファットは手術中に痛みを感じますか
- 手術後に食事はできますか
以上のことについてそれぞれ詳しく答えていきます。
手術後に腫れやアザの跡は残りますか?
バッカルファットは顔の深い層にある脂肪なので、肌の表面にアザが出る可能性は低いと考えられます。
また、バッカルファット除去の施術は麻酔をして口の内側を切開して行います。
麻酔による腫れや炎症反応による腫れは避けられません。
腫れの程度は軽度であることがほとんどで2週間ほどで収まることが多いです。
腫れが気になる方は、症状が落ち着くまでの期間はマスクを着用したり休暇をとって過ごしたりすることをおすすめします。
バッカルファットの効果はどれくらい期待できますか?
バッカルファット除去の施術後、1週間を過ぎたあたりから少しずつ腫れがおさまってきて効果を実感することが多い傾向にあります。
頬のたるみは、バッカルファット除去の約1ヶ月後に変化が出始めるとされています。
また、約2ヶ月後には小顔効果を実感できるケースが多いです。
そして、術後半年程度でフェイスラインが整ってくることが見込めるでしょう。
しかし、効果の感じ方には個人差があり、術後に腫れが少ない方は、すぐにフェイスラインの変化を実感しやすい傾向にあります。
そして、バッカルファット除去の施術では、脂肪細胞自体を取り除くので効果は半永久的に持続することが期待できます。
1度の施術で持続が長続きできるのは嬉しいポイントです。
バッカルファットは手術中に痛みを感じますか?
バッカルファット除去の施術は、口の内側を切開して行うため、麻酔が必要です。
麻酔の注射を行うときに、針をチクッと刺すわずかな痛みを感じることがあります。
また、口の中の粘膜への注射は痛みを感じにくいので、痛みに弱い方にも配慮した施術だと言えるでしょう。
施術中は切開や剥離などの痛みが伴いますが、麻酔が効いているので、痛みを感じることは少ないです。
バッカルファットを取り除いた後は、切開部分を縫合します。
細い糸を使い、なるべく痛みを軽減するように工夫されています。
溶ける糸を使用している場合は抜糸の必要もありません。
手術後に食事はできますか?
バッカルファット除去の施術を行うと、口の中に傷ができます。
そのため、口の中を清潔に保つようにしましょう。
当日から食事はとれますが、ゼリーや流動食など固形物でない食べ物の方が摂取しやすいです。
経過を見て、翌日から普通の食事をとることができますが、硬いものや刺激がない食べ物の方が望ましいです。
また、痛みや腫れなどの症状がおさまるまでは飲酒も控えましょう。
バッカルファット除去効果のまとめ
ここまでバッカルファット除去の効果についてお伝えしてきました。
以上のことをまとめます。
- バッカルファット除去により、たるみやマリオネット線などの原因となる脂肪を取り除くため、フェイスラインがすっきりし若返りの効果が期待できる。脂肪細胞そのものを除去するので、傷跡も目立ちにくく効果も半永久的
- バッカルファット除去のメリットは、小顔効果、たるみ改善、肌のエイジングケアなどの効果が期待できること、デメリットは腫れや内出血などのダウンタイムがみられることや頬がこける可能性があること
- バッカルファット除去の施術後は飲酒や長時間の入浴を控えることが必要
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。