糸リフトの料金相場とは?糸の種類・特徴について解説!
糸リフトは一体どの程度の値段がかかるのでしょうか。
料金相場を知ることで、自分の予算を定めやすくなるはずです。
本記事では、糸リフトの値段について以下の点を中心にご紹介します。
- 糸リフトの値段とは
- 糸リフトの効果とおすすめな方
- クリニックの選び方
糸リフトについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
糸リフトとは
糸リフトとは、顔をリフトアップするのに効果的とされる美容医療です。
医療用の糸を小さな傷から挿入し、コグと呼ばれる出っ張りを皮下組織に引っ掛けて頬を引っ張り上げます。そうすることで顔をリフトアップさせ、たるみやほうれい線の解消を目指します施術です。
糸リフトのメリットは切開する必要がないことで、大掛かりな手術を避けたい方に向いています。ダウンタイムも少なく、術後は比較的スムーズに日常生活に戻れるでしょう。
糸リフトの効果とおすすめの方
糸リフトは主にどのような効果を期待することができるのでしょうか。また、どのような方が糸リフトの施術に適しているのかをチェックしておきましょう。
自分に当てはまる場合は、積極的に糸リフトを検討してみてください。
たるみが気になる
加齢とともに顔の皮膚は垂れ下がってくるため、悩んでいる方は糸リフトで引き上げるのがおすすめです。
糸リフトは基本的にこめかみの辺りから糸を挿入し、皮膚を引っ張りあげます。
そのため、顔全体をリフトアップして、年齢とともに起こるとされている、たるみを改善できる施術です。
ほうれい線、マリオネットラインが気になる
ほうれい線やマリオネットラインが気になる場合にも、糸リフトは効果が期待できます。糸リフトはただ顔全体を引き上げるだけでなく、施術法によっては部分的なリフトアップも可能です。
ほうれい線やマリオネットラインは年齢問わず人気の高い施術なので、若い女性もぜひ検討してみてください。
小顔になりたい
糸リフトは、たるんだ皮膚を引き上げるので、シャープでシュッとしたフェイスラインを作ることに効果が見込めます。
そのため、術後は小顔効果が高く、すっきりとした顔に導けるでしょう。
小顔になるための美容医療はさまざまな種類がありますが、ぜひ糸リフトも候補の1つに組み込んでみてください。
肌にハリがほしい、美肌になりたい
糸リフトは、美肌へ導けるとされている点も特徴的です。
糸が皮膚の中に挿入される刺激によって、糸の周りにコラーゲンが生成されます。
その結果肌にハリやツヤが生まれ、美肌効果が期待できるのです。
糸リフトに使われる、糸の種類と特徴
糸リフトは、大きく分けると溶ける糸と溶けない糸に分類され、さらにさまざまな種類の糸に細かく分かれます。
糸の種類によって特徴が異なるので、あらかじめ知っておくとカウンセリングの際もスムーズに進むでしょう。
PCL
溶ける糸である『PCL』は、主に以下の特徴があります。
- 溶けるまでの期間が長い
- 柔軟性が高く引きつれを起こしにくい
- ダウンタイムは3日程度で軽度の痛みは2週間ほど継続
主に『VOVリフト』で使われている種類で、溶ける糸の中では最も持続期間が長いです。24ヶ月から36ヶ月持続すると言われているので、何度か糸リフトを経験している方にも向いています。
また、『PCL』は柔軟性が高いので肌に馴染みやすく、引きつれといったダメージを起こしにくいのも特徴です。
PLA/PLLA
溶ける糸の『PLA/PLLA』は、以下の特徴があります。
- 糸が硬めで高いリフトアップ効果が見込める
- FDAの承認を受けている
- ダウンタイムは1週間程度と短い
『コラーゲンリフト』や『Zリフト』で使われている『PLA/PLLA』は、溶ける糸の中ではただ一つFDA(アメリカ食品医薬局)の承認を受けているのが特徴です。硬い素材なのでしっかりと皮膚を持ち上げ、たるみの大きい方にも対応できます。
ダウンタイムが短く、症状も腫れなど軽症で収まるのが特徴ですが、持続期間は18ヶ月とやや短めです。
PDO
溶ける糸である『PDO』には、以下のような特徴が挙げられます。
- 溶けるまでの期間が比較的短い
- さまざまな施術に用いられる
- 強度やリフトアップ効果は中レベル
『ショッピングスレッド』『ウルトラVリフト』『テスリフト』『ファインリフト』『N-COGリフト』など、さまざまな施術に用いられている糸です。
溶けるまでは6ヶ月から12ヶ月と他の素材よりも短いので、初めて糸リフトを受ける方からも人気があります。ただし、強度やリフトアップ効果は中レベルなので、たるみなどの症状が強い場合には、満足の行く効果を感じにくいかもしれません。
PP
溶けない糸の『PP』の特徴は、以下になります。
- 伸縮性がないので術後は違和感を感じやすい
- 腫れやむくみは2週間程度続き、口を動かす際の痛みは1ヶ月続く
- 溶ける素材と組み合わせるタイプもある
『シルエットリフト』『スプリングリフト』『フェザーリフト』といった施術に用いられる糸で、体に吸収されることはありません。術後は違和感を感じやすいですが、効果は36ヶ月程度継続します。
溶けない糸でも一定期間が経てば再施術を必要とするクリニックもあるので、あらかじめ医師に確認しておきましょう。
糸リフトの値段相場
糸リフトの相場は、糸1本につき5〜10万円が一般的です。
糸リフトでは数本糸を使うことが多く、基本的には片側4〜5本がベースとなります。そのため、40〜100万円程度の費用がトータルでかかると思っておきましょう。
クリニックによっては、お得なセットプランを用意しています。
セットプランを利用した方が1本あたりの値段が安く済むので、積極的に利用してみてください。必要な糸の本数は、患者それぞれ異なります。
そのため、カウンセリングの際にどれくらいの本数が必要になるかを尋ねておきましょう。
糸リフトとハイフはどっちがおすすめ?
糸リフト同様、リフトアップやたるみ改善に効果的なのがハイフです。
特殊な機器を当てることで筋肉にアプローチし、たるみやリフトアップを目指します。
当記事では、糸リフトとの比較をしたので、どっちの施術が良いか悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
効果
糸リフトもハイフも、たるみやリフトアップなどに効果があるとされています。
ただし、効果を実感できるまでの期間に違いがあるのが特徴です。
ハイフは基本的に2週間後から効果を感じられるとされていますが、
糸リフトには即効性があります。
ダウンタイム
糸リフトは使用する糸の種類によっても変わりますが、術後2週間程度はダウンタイムが継続します。
一方ハイフはほとんどダウンタイムがなく、すぐに日常生活に戻れるのが特徴です。
持続期間
糸リフトの持続期間は種類にもよりますが、12ヶ月から24ヶ月が一般的です。
一方ハイフは、術後1ヶ月程度をかけて効果が表れだし、その後3〜6ヶ月程度持続するとされています。
ハイフは術後も再施術をしたり、マッサージをしたりすることで持続期間が伸ばせるのも特徴です。
どちらも併用して施術をうけられるか
糸リフトとハイフを、同じ日に併用して施術することはできません。
ただし、糸リフトの術後にハイフを照射し、より高いリフトアップ効果を見込めます。
また、反対にハイフの照射後あまり効果を得られなかった場合は、糸リフトを行ってリフトアップさせるケースも珍しくはありません。
クリニックの選び方
糸リフトを実施しているクリニックはたくさんありますが、何をポイントに選べばいいのか分からない方も多いかもしれません。
自分の中でクリニック選びのポイントを定めて、そこをクリアしているクリニックを探しましょう。
カウンセリングが丁寧か
カウンセリングが丁寧なクリニックは、施術前にしっかりとコミュニケーションが取れるので、失敗やトラブルを回避しやすいです。
自分の悩みや理想に寄り添い、効果的な施術を提案してくれるクリニックを選びましょう。
アフターケア、保証がしっかりしているか
糸リフトの術後、アフターケアや保証がしっかりしているクリニックがおすすめです。術後の不安を解消できたり、万が一不具合があった場合にも再施術ができたりします。アフターケアや保証内容はクリニックによって異なるので、事前に公式サイトでチェックしておきましょう。
自分の悩みにあう、糸の施術があるか
糸リフトにはさまざまな種類の糸が使用されるため、クリニックに自分のニーズに合ったタイプが用意されているかをリサーチしておきましょう。
それぞれの特徴を知り、自分の悩みにマッチするものを明確にしておくのがおすすめです。
料金が相場より高くないか
糸リフトの料金設定はクリニックによって異なりますが、相場より高すぎるのはおすすめできません。
決して安い施術ではないので、自分の予算内に収めておきましょう。いくつかのクリニックの料金を比較すると、ニーズに合った場所が見つけやすいです。
糸リフトの値段に関するよくある質問
糸リフトに関しては、さまざまな質問が寄せられやすいです。事前によくある質問をチェックしておくことで、クリニック選びやカウンセリングをスムーズに進められるでしょう。
皮膚表面に違和感はない?
糸リフトの術後、皮膚表面に違和感がないとは言い切れません。
引き上げ度合いや糸の本数によって、皮膚の違和感は異なるため、一概に症状について言及するのは難しいです。
そのため、カウンセリングが丁寧なクリニックを選んで、自分の術後はどのような症状が表れるのかを予めチェックしておくと良いでしょう。
ダウンタイムは?
糸リフトのダウンタイムには個人差があります。
ただし、術後すぐはむくみや腫れ、皮膚の赤みを訴える方が多いです。
また、口を開いた時に違和感を感じたり、頬に引きつれを感じたりもします。
糸の種類にもよりますが、ダウンタイムはだいたい1〜2週間程度で収まることが多いです。
施術後に注意することは?
糸リフトの術後に注意したいことは、以下になります。
- 血行を促進するような運動、飲酒、入浴は避ける
- 施術部位を擦ったり触ったりしない
- なるべく口は大きく開けない
繰り返し施術を受けることはできる?
糸リフトは、何度も繰り返して施術を受けられます。
施術を繰り返すことでコラーゲンの生成が活発化し、体へは悪影響がないと言われているのが特徴です。
また、その他の施術と併用して受けることもできるので、相乗効果を狙ってみてください。
糸リフトの値段まとめ
ここまで糸リフトの値段ついてお伝えしてきました。
糸リフトの値段の要点をまとめると以下の通りです。
- 値段は糸の本数によって異なる
- 糸リフトはさまざまな種類がある
- クリニックの選び方を押さえておくべき
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。