ボトックス注射で後悔しないためには?失敗例や注意点をご紹介!
ボトックス注射はボツリヌストキシンという成分を注入し、筋肉を麻痺させることでさまざまな変化へと導く施術です。
比較的メジャーな美容施術ですが、後悔する可能性も否定できません。
本記事ではボトックス注射における後悔について以下の点を中心にご紹介します。
- ボトックス注射とは
- ボトックス注射の失敗例
- 後悔しないためのポイント
ボトックス注射について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
ボトックス注射とは
ボトックス注射は、ボツリヌストキシンという成分を注入することで筋肉を緩ませ、しわやたるみの軽減を目指す施術です。
ボツリヌストキシンは天然のタンパク質なので体に害を及ぼす心配は少なく、分解・精製の段階も踏んでから体内に注入します。
顔のあらゆる部位に使用されているだけでなく、体への施術にも使われやすいです。
特に筋肉を緩める効果が期待されることから、肩こり改善にも用いられます。
ただしボトックスの効果が持続するのは数ヶ月から半年程度と言われており、その後は再度施術を受けるのが一般的です。
個人差はありますが、施術をくり返すことで効果の継続期間が長くなるとされています。
ボトックス注射の効果
さまざまな美容施術に用いられるボトックス注射ですが、一体どんな効果があるのでしょうか?
今回はボトックス注射で得られる代表的な効果を3つまとめてみたので、参考にしてみてください。
脇汗やワキガの改善
ボトックス注射の効果として、脇汗やワキガの改善が期待できます。
汗は、神経伝達物質であるアセチルコリンが交感神経に働きかけることで分泌される仕組みです。
多汗症は交感神経への伝達が過剰に行われることが原因とされているので、アセチルコリン自体を抑制すると改善します。
ボトックス注射にはアセチルコリンを抑える効果が見込めるため、多汗症に効果的なのです。
また、ワキガは汗が常在菌や脂肪分と混ざり合うことで、独特な匂いを発生させます。
ボトックス注射で汗自体を抑えれば、ワキガへの改善も見込めるでしょう。
顔のシワを改善
ボトックスは、顔のシワを改善させたいときにも適しています。
主に眉間や額、目尻のシワに効果が期待できるので若々しく見せたい女性から支持されています。
シワは、筋肉の動きによって皮膚に跡が刻まれることが原因です。
そのためボトックス注射を打って筋肉の動きを抑制すれば、自ずとシワも軽減されます。
ただし額にボトックスを打つことで眼瞼下垂の症状が悪化する可能性があるため、該当する方は注意してください。
特に40代以降の女性は眼瞼下垂を患っている割合が高いので、施術前に医師に相談しましょう。
エラの改善
ボトックスは、エラの改善効果が見込まれます。
エラの原因の1つである咬筋は、顎の両サイドに位置している筋肉です。
食いしばりの癖などがある場合はこの咬筋が発達しやすく、その結果エラが目立って見えてしまいます。
ボトックスには筋肉を緩める効果が期待されるため、エラに注射すれば咬筋の発達を抑制できるでしょう。
また、エラが小さくなることでフェイスライン全体がすっきりと見えて、小顔効果も期待できます。
ただしエラの原因が咬筋ではなく骨格の場合には、ボトックスを打っても有効ではないので注意してください。
ボトックス注射の失敗例
さまざまな効果が見込めるボトックス注射ですが、失敗例があることも忘れてはいけません。
今回は、ボトックス注射で起こる可能性のある失敗例を挙げてみました。
リスクも承知した上で、施術に臨みましょう。
表情が不自然になる
ボトックス注射を打ったことで、表情が不自然になったり、上手く笑えなくなったりする可能性があります。
これはボトックスがアプローチしたい部位とは異なる筋肉に影響することや、量が多すぎることが原因です。
医師が適切な場所や量を見極めることができないと、表情や笑顔が不自然になる可能性があると覚えておきましょう。リスクを回避するためにも、経験と技術のある医師を選ぶのがおすすめです。
また、医師が適切な施術を行ったとしても、術後自分で施術箇所をいじることでボトックスが広がり、こういったリスクが引き起こされる可能性もあります。
そのため術後一定期間は、むやみに顔を触らないようにしてください。
デコボコになる
エラやフェイスライン改善のためにボトックスを打つと、施術部位がデコボコになる可能性があります。
顔の筋肉は複雑で、人によって動き方にクセがあるため、1人1人を見極めなければなりません。
医師が適切なポイントや量を咬筋に注入できないと、デコボコとしたフェイスラインになってしまいます。
医師の経験値の高さだけでなく、筋肉や骨格に関して専門的な知識があるかどうかをチェックしましょう。
また、カウンセリングをしっかり行ってくれるクリニックであれば、その人のクセを見抜いて適切な施術を行ってくれます。
事前に口コミをリサーチしておくと、カウンセリングの丁寧さが分かるはずです。
皮膚がたるむ
ボトックス注射によって、皮膚がたるんでしまう可能性があります。
効果的なポイントではない誤った部位にボトックスを注入してしまったり、打つ薬剤の量が多かったりすると、皮膚がたるみやすいです。
特にエラやフェイスライン改善のためにボトックスを注射する場合は、気をつけましょう。
また、もともと皮膚がたるんでいた方の場合は、筋肉が縮小することでたるみが目立ちやすくなるケースがあります。
特に年齢を重ねている方は、カウンセリングの際に、施術後たるみが目立たないかどうかを確認しておくのがおすすめです。
ボトックス注射で後悔しないためには
ボトックス注射にはさまざまな効果が見込めますが、リスクもあります。
では、ボトックス注射で後悔しないためには、一体どうすればいいのでしょうか?
今回は、注意すべきポイントをまとめてみたので、施術前に一度確認してみてください。
施術後の刺激に注意する
ボトックス注射の失敗例は、医師のミスだけでなく、術後の過ごし方によって引き起こされる可能性があります。
施術24時間以内はボトックスが安定しておらず、刺激を与えてしまうと、薬剤が広がってしまうからです。
そのため、ボトックス注射を打った後は、マッサージをしたりむやみに顔をいじったりしないように注意しましょう。
なるべく自宅で安静に過ごすように心がけてください。
就寝時も、枕に顔を押し付けないように、体勢に気をつけるのがおすすめです。
また、ボトックスは熱に弱いという特性があります。そのため、お風呂はシャワーに留め、サウナにも入らないようにしましょう。
レーザーなど他の美容施術も、ボトックス注射の2週間以内は控えることで、失敗のリスクを軽減できます。
信頼できるクリニックを選ぶ
ボトックス注射は、注入する場所や量、頻度を誤ると失敗の原因になります。
そのため、経験値が高く、技術力のある医師に施術を担当してもらってください。
公式ホームページで医師の実績を確認したり、実際にボトックス注射を受けた患者の口コミを確認したりするのが有効です。
また、カウンセリングやアフターケアが入念なクリニックをおすすめします。ボトックスは1人1人に合わせて注射すべきなので、しっかりとカウンセリングを行ってくれるクリニックだと失敗のリスクを軽減できるでしょう。
また、術後に不具合が起きた場合でも、アフターケアが手厚いクリニックであれば、迅速に適切な処置を受けられるはずです。
ボトックス注射の人気部位ランキング!!
ボトックスはさまざまな部位に効果的ですが、一体どこに注入するのが人気なのでしょうか?
今回は表参道メディカルクリニックが独自に選定したランキングから、人気部位TOP3を紹介します。
- TOP1 額
- TOP2 眉周り
- TOP3 目尻
TOP1の額は脂肪分が少ないのでシワが目立ちやすく、老けた印象を与えてしまいます。
ボトックスで不必要な筋肉の動きを抑えることで、皮膚にシワが刻まれるのを予防しましょう。
TOP2の眉周りは、眉毛の左右差解消に効果的です。
日々のクセによって眉毛の左右差が生じてしまうので、ボトックスを打って均等な高さ・形にしましょう。
TOP3の目尻にボトックスを打てば、笑いジワの予防になります。
ヒアルロン酸のようにシワを埋めるのではなく、筋肉の動きを抑制して予防する形です。そのため自然に若々しい状態へと導けます。
ボトックス注射に関するよくある質問
実際にボトックス注射を受けようと思った場合、いくつか疑問を感じる方もいるはずです。
今回は、ボトックス注射に関するよくある質問をまとめたので、事前にチェックしてみてください。
シワは完全に無くなる?
シワ改善のためにボトックスを打つ際、本当に改善されるのか心配に思う方もいるでしょう。
ボトックスによるシワ改善は、施術する場所によってうっすら残ることもあれば、ほとんど気にならない可能性もあります。
心配な場合は、カウンセリングの際に医師やスタッフに確認しましょう。
また、ボトックスの効果には個人差があるため、一概にも自分が当てはまるとは思わないようにしましょう。
ボトックスの効果が切れたとき施術前よりシワが増えることはある?
ボトックスは数ヶ月程度で効果が消失しますが、施術前よりシワが増えることはほとんどありません。
むしろ定期的にボトックスを打てば、シワは皮膚に刻まれにくくなります。
ボトックスは筋肉の動きを制限できるので、皮膚にシワが刻まれるのを予防する効果が期待されるからです。
ただし打ちすぎは悪影響を与えたり、失敗のリスクを高めたりします。再施術を希望する場合は、医師に相談してからにしましょう。
化粧や洗顔はしていい?
ボトックスの施術後は、化粧や洗顔をしても問題はありません。
ボトックスはダウンタイムや行動の制限が少ない点が人気の施術なので、すぐに日常生活に戻れます。
ただし化粧や洗顔をする際に、打った部位をマッサージしないように気をつけてください。
術後すぐはボトックスが安定してないので、強い刺激や圧迫を加えると薬剤が広がってしまいます。そうするとさまざまな悪影響を与えるので、注意しましょう。
どのくらい持続する?
ボトックスを打つ時に気になるのが、効果がどの程度持続するかでしょう。
個人差や施術部位、打った量によって変動しますが、基本的に3ヶ月から半年程度は効果がキープできるとされています。
また、初めての施術よりも、再度注入した時の方が持続期間は長いです。
だからといって短いスパンで打つのはリスキーなので、控えるようにしましょう。
ボトックス注射による後悔のまとめ
ここまでボトックス注射による後悔についてお伝えしてきました。
ボトックス注射による後悔の要点をまとめると以下の通りです。
- 表情や笑顔の不自然さ、皮膚のたるみやデコボコが発生する可能性がある
- 後悔しないためには施術後の刺激に注意
- 信頼できるクリニックを選ぶこともリスク回避に効果的
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。