ハイフのデメリットは?将来に悪影響はあるの?正しいハイフの知識と後悔しないポイントを徹底解説!
ハイフは近年注目を集めていますが、初めての方で副作用が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ハイフは熱を照射して肌を傷つけるため、デメリットがあることは事実です。
本記事ではハイフのデメリットについて以下の点を中心にご紹介します。
- ハイフの将来的なデメリット
- ハイフのデメリットと副作用
- ハイフで後悔しないためのポイント
ハイフの施術で後悔しないためにも、参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
そもそも、ハイフとは?
ハイフとは高密度焦点式超音波のことで、High Intensity Focused Ultrasoundの略です。
ハイフは超音波を使い、皮膚の深い部分まで高温の熱を与える施術です。
皮膚表面を傷つけずに皮膚の内側から肌を引き締めることができます。ハイフはメスを使って顔を切る必要がないため、傷跡が残らないことが大きな魅力です。
肌の表面におこるダウンタイムの症状もほとんどありません。
ハイフは熱によってコラーゲンの生成を促進し、しわやたるみの改善を目指します。生成されたコラーゲン繊維は肌にツヤや弾力性を与えます。
そのためハイフの施術は肌質の改善ができる可能性が高いです。
また、ハイフは土台となる顔の筋膜が引き締めるため、小顔効果も期待ができます。
ハイフの将来的なデメリットについて
ハイフの将来的なデメリットとして、「癌になる」「顔のたるみが悪化する」と聞いたことはありませんか?
ハイフがなぜそのように噂されているのか説明します。
癌になる?
ハイフが直接的に癌の原因になるという科学的根拠はありません。国内でハイフが原因で癌になったという事例もないです。
癌の噂は、長年ハイフの施術を受けていた有名芸能人が、癌を患ったことがきっかけです。
芸能人が癌になった事実とハイフの施術を受けていたという事実が結びついたようです。
しかし癌とハイフの施術の因果関係は認められていないため、心配する必要はありません。
ハイフはもともと癌治療のために開発された機器です。現在でもハイフは癌治療のために医療現場で活躍しています。
針や麻酔を必要としない治療方法として重宝されています。
美容医療に使われているハイフは医療現場で使われているハイフを応用したものです。
そのため、ハイフが原因となって癌になることは考えにくいでしょう。
顔のたるみが悪化する?
ハイフが顔のたるみを悪化させるという科学的根拠はありません。
しかし、頬の外側やこめかみの皮下脂肪が減って余った皮膚が下がることがあります。
そうなると口元のたるみが悪化したように見える可能性もあるでしょう。
ハイフは脂肪を分解する機能を持っています。
施術を頻繁に受けると、顔の脂肪が減りすぎて逆に老けた印象になるため注意が必要です。
正しい頻度を守らないと、逆効果になることがあります。
ハイフのデメリットと副作用について
ハイフのデメリットや副作用には、
- 施術中に痛みを感じる
- 施術後、肌が過敏な状態になる
- 赤みや腫れ、むくみが出ることがある
- やけどや水ぶくれになることがある
- 神経損傷のリスクがある
が挙げられます。詳しく解説していきます。
施術中に痛みを感じることがある
ハイフは肌の深い部分に熱エネルギーを与えるため、熱により痛みが生じることがあります。
痛みは「チクチクした痛み」「骨に響くような痛み」とたとえられることが多いです。
痛みの感じ方には個人差がありますが、骨に近い部分や脂肪が薄い部分が痛みに敏感と言われています。
痛みが心配な方は、カウンセリングのときに相談しましょう。
施術後、肌が過敏な状態になる
ハイフの施術後は、一時的に肌の水分量が低下するため乾燥します。個人差はありますが、乾燥することにより肌は敏感な状態になります。
乾燥した肌はバリア機能が低下し、紫外線からダメージを受けやすいです。
また、紫外線はコラーゲンを減らすため、しわやたるみの原因になります。
施術後の肌の保湿と紫外線の対策は念入りにおこなう必要があり、スキンケアは保湿を意識し、室内でも日焼け止めを塗るなど対策をしましょう。
赤み・腫れ・むくみがでることがある
ハイフの施術後は、肌に熱を与えた状態のため皮膚に腫れや赤みが出ることがあります。
施術は高出力の熱で照射するため、体質により表面にもダメージとなって表れます。
また、ハイフの施術後はたんぱく組織が熱変性を起こします。そのため、個人差はありますが腫れやむくみがでることもあります。
特に脂肪の多い箇所は顕著であるため、顔に脂肪が多い方ほどむくみやすいです。
炎症を予防するために、施術当日は身体を温めすぎないようにしましょう。
血行が良くなると炎症が出ることがあります。
施術後の入浴や過度なスポーツは避けましょう。
症状がひどい場合や長引く場合は早めにクリニックへ相談することをおすすめします。
やけどや水ぶくれが起こることがある
ハイフは肌に強い熱エネルギーを照射するため、やけどや水ぶくれになることがあります。
やけどや水ぶくれは、失敗事例の中でも多い症状です。
原因は出力の出しすぎにより反射した超音波が肌にダメージを与えることです。
照射箇所や出力の調整を誤ることは、施術者の技量も関係し、照射の出力が強いとそのぶん症状が引くのが遅くなります。
やけどの程度によっては傷跡や色素沈着として残ってしまう可能性もあります。
やけどや水ぶくれは、照射の出力が強すぎる場合に起こることが多いです。
医師と相談して適切な出力で照射をお願いすることが必要ですので、ハイフは正しい知識を持った医療従事者に施術してもらいましょう。
神経損傷のリスクがある
ハイフの施術は、まれなケースですが神経損傷するリスクがあります。
照射箇所や出力調整を誤り、皮膚の深くにある太い神経を傷つけてしまうためです。
神経損傷は顔のゆがみや、表情に左右差が出るなどの違和感をもたらします。
症状の完治には、長くて1年かかることもあります。
主な原因は、施術者の知識や技術が不足していることにあります。
実際に、神経損傷の事例の多くは医療従事者のいないエステサロンで起こっており、美容医療クリニックで起こった事例では、医療資格のないスタッフによる施術です。
ハイフの施術は信頼できる医療機関で施術を受けることがおすすめです。
そのためには広告を鵜吞みにせず、クリニックの情報を集めましょう。
ハイフで後悔しないためのポイントは?
ハイフで後悔しないためのポイントは以下の3点です。
- 自分がハイフに向いているか確認する
- 医療機関で施術を受ける
- アフターケアをしっかりする
ここからは、さらに詳しく説明していきます。
自分がハイフに向いているかを確認する
ハイフは多くの方から注目されています。
しかし、全ての方に適しているわけではありません。
体質や年齢により向き不向きがあり、受けてはいけない方もいます。
ここからは、それぞれの特徴を説明します。
ハイフが向いている人
ハイフに向いている方の特徴は以下の通りです。
- 35歳以上
- たるみを気にしている方
- フェイスラインを引き締めたい方
- メスを使った施術に抵抗がある方
- ダウンタイムの少ない施術をしたい方
ハイフは筋肉が衰えはじめ、たるみが気になる35歳以上の方に適しています。
コラーゲンの生成は年齢とともに減少するため、ハイフで生成を促すことができ、タンパク質の縮みにより、リフトアップ効果が期待されます。
フェイスラインを引き締めたい方には嬉しいメリットです。
また、ハイフは皮膚を切ることがないのでメスを使う施術に抵抗のある方にも向いています。
傷跡もできないため忙しくてダウンタイムを取れない方にも最適です。
ハイフが向いていない人
ハイフが向いていない方は以下の通りです。
- 20代以下の方
- 加齢により、皮膚のたるみが大きく進行している方
- 顔の脂肪が少ない方
20代以下は顔のたるみがない年代のため、ハイフの効果を感じにくいです。
逆に皮膚のたるみが大きい方は、ハイフの効果が小さくなり実感しづらいです。
また、ハイフには脂肪分解効果があります。
顔の脂肪が少ない方は、顔が瘦せこけて見え逆効果になります。
ハイフが受けられない人
ハイフが受けられない方は以下の通りです。
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術部位に金の糸やプレートなど金属が入ってる方
- 施術部位に傷跡がある方
- 部位が化膿している方
- 出血性疾患、ケロイド体質の方
- 美容治療を受けた方やこれから受ける方
ハイフは熱エネルギーを照射する施術です。
金の糸やプレートが施術部位に入っていると、金属が熱に反応して火傷するリスクがあります。
また、ケロイド体質の方は熱によりケロイドが悪化する可能性があります。
照射箇所が化膿している場合も、炎症が悪化しやすいので施術を断られる場合があります。
美容医療を受けた方やこれから受ける方は、間隔を開ければ施術できることもあります。
上記に該当しても、場合によっては施術が可能なので、クリニックに相談しましょう。
医療機関で施術を受ける
ハイフは医療機関で施術を受けるのがおすすめです。
医療機関のハイフとエステのハイフでは出せる出力も効果も違います。
また、エステでのハイフは医療機関に比べてリスクを伴います。
ここからはエステでハイフを受けるリスクを説明していきます。
エステで受けるハイフと医療ハイフの違い
ハイフは「医療資格がないと施術してはいけない」と法律で定められています。
ハイフは熱を使って施術するため、確かな知識や技術がないと怪我や事故につながるためです。
医療ハイフでは医療資格を持った医師や看護師がカウンセリングから施術をおこますが、一方でエステサロンは医療の知識がないエステティシャンが担当します。
エステサロンでは医療資格がなくても使用できる機器が扱われます。
そのため照射出力が低く、高い効果を望めません。
照射出力が低いと医療ハイフより効果は少なく、持続期間も短くなり、出力が低くても熱で肌を傷つけることに変わりはありません。
医療設備が整っていないエステサロンでの施術はトラブルのリスクが伴います。
エステサロンでのハイフ施術のトラブル例
エステサロンでのハイフの施術によるトラブルは以下の事例があります。
- 熱傷になり、全治半年
- 頬の神経の一部を損傷した
- 熱傷を負い、顔に傷が残った
- 1回で効果が実感できると聞いたが何もなかった
全国の消費者センターには、エステサロンでの施術のトラブルの相談が多く寄せられています。
エステサロンの宣伝にはメリットのアピールが多く、それに伴うリスクの記載がありません。
そのため、お客さんに「安全なもの」と誤認識を与えている可能性が高いです。
ハイフは医学的知識が必要とされる施術です。
医師資格のないエステティシャンが施術することは禁じられています。
消費者センターは「エステサロンでハイフ施術を受けてはいけない」とアドバイスしています。
出典: エステサロン等でのHIFU機器による施術でトラブル発生!-熱傷や神経損傷を生じた事例も-
アフターケアを怠らない
ハイフの施術後は肌組織が熱によるダメージを受け、デリケートな状態です。
そのため、いつも以上に丁寧なケアが必要になります。
肌への刺激を避けるため、洗顔料は十分に泡立てて洗顔しましょう。
洗顔の際はぬるま湯を使うのが肌に優しいのでおすすめです。
また、ハイフ後の肌は乾燥し、外部の刺激を受けやすい状態になっていますので、スキンケアは保湿に重点を置き、クリームや乳液で入念に手入れすれば、施術後の肌を早く回復する効果が期待できます。
紫外線はコラーゲン組織を破壊するため、肌に大きな負担を与えますので、日中は室内でも日焼け止めを塗るなど紫外線対策も重要です。
サングラスや日傘、帽子を使うことで万全に対策できます。
ハイフに関するよくある質問
ハイフの施術を考えるにあたり、心配なことがあると思います。
ここからは、ハイフに関してよくある質問をご紹介します。
医療ハイフの施術は高いですか
美容医療は自由診療のため、クリニックによって料金は大きく異なります。
また、値段は照射する位置やショット数、機器の種類によっても変わり、料金は部位別でプランが組まれていることが多いです。
自分に合ったプランを調べ、無理のない施術の計画を立てましょう。
相場は顔全体で1回あたり4万円〜8万円です。
効果を継続するためには3ヶ月〜6ヶ月に1回の施術が必要です。
決して安いとは言えないため、しっかりと効果を感じられるクリニックを選びたいですね。
ダウンタイムはどれくらいですか
ハイフのダウンタイムはほぼありませんが、個人差があります。
ハイフは肌に熱を与えるため、多少なりとも肌にダメージを受けるので、強く照射すると肌に症状となってあらわれやすくなります。
たまに赤みや腫れが出ることがありますが、1週間で収まるケースが多いため、結婚式や面接など、人目を気にするイベントの直前は避けたほうがよいです。
1ヶ月経過しても症状が治まらない場合は、医療機関に受診しましょう。
施術後に気を付けることは?
ハイフは肌に熱を与えるため、肌がダメージを受け乾燥します。
乾燥した肌は敏感で、外部の刺激で炎症を起こすこともあるため、施術後の肌は、紫外線対策と保湿ケアをしっかりおこなうことが必要です。
また、筋肉痛や違和感があることもありますが、刺激を与えるのは禁物なので、強い圧迫をかけることやマッサージをするのはやめましょう。
施術後の運動はハイフを当てた部位が腫れることもあるため避けましょう。
顔に赤みが出る入浴は避け、施術当日はシャワーで終わらせましょう。
効果のピークと、施術の間隔は?
ハイフの効果のピークは約1~2か月後までです。
個人差はありますが3ヶ月後から徐々に効果が下がります。
ハイフは継続することで効果を見込めるようになるので、定着するまでは3ヶ月に1度のペースで照射することがおすすめです。
その後は様子を見ながら半年に1度のペースでの施術が適しています。
効果が持続するのある期間を知っておけば、計画的に施術することも可能です。
ハイフのデメリットまとめ
ここまでハイフのデメリットについてお伝えしました。
ハイフのデメリットをまとめると以下の通りです。
- ハイフの将来的なデメリットに科学的根拠はない
- ハイフの副作用は熱からのダメージや施術者の技量が影響する
- 後悔しないためには事前のクリニックのリサーチとアフターケアをおこなう
失敗しないためにデメリットを理解した上で医療ハイフを受けましょう。
また納得してハイフを利用するためにも、自分に合っている施術か見極める必要があります。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。