豊胸手術の値段はどれくらい?気になる相場と要チェックポイントも解説!
豊胸手術は、胸を理想の形に近づける手術です。ヒアルロン酸注入、シリコンバッグ、脂肪注入といった施術方法があり、値段もさまざまです。
本記事では豊胸手術の値段について以下の点を中心にご紹介します。
- 豊胸手術で実際にいくらかかったか
- 豊胸手術の種類とそれぞれの相場は
- 豊胸手術の値段で注意する点は
豊胸手術について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
豊胸手術、実際にかかった費用は?
2022/3/16~2022/4/5に女性500人(20代以下・30代・40代・50代・60代以上の各年代100人ずつ)を対象としたアンケートで、実際に豊胸を受けたことがある人は9人でした。
この9人へ豊胸手術にかかった費用についてアンケートをとったところ、30万円~60万円未満が半数以上で一番多く、次いで60万円~90万円未満、90万円以上は数名という結果になりました。
アンケートからわかるように、豊胸手術にかかる費用は60万円~120万円と幅があります。
出典:【女性500人にアンケート】バストに悩みがある方のうち、21.3%が「豊胸手術を受けたい」と思っている|PR TIMES
豊胸手術の種類と値段の相場
美容クリニックで一般的に行われている豊胸手術は、ヒアルロン酸注入法、シリコンバッグ挿入法、脂肪注入法の大きく3種類です。
これらの方法は値段の違いはもちろん、施術時間、持続性、ダウンタイムなども異なります。
ここからは、それぞれの手術の特徴と値段の相場を詳しく紹介していきます。
特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
ヒアルロン酸注入法
ヒアルロン酸注入法は、胸にヒアルロン酸を注入してバストアップを図る方法です。
麻酔をかけながら注射で注入していくので、手軽にできて傷口が目立ちにくいメリットがあります。
また、ダウンタイムが短く、日中歩き回る営業のような仕事でなければ翌日から働けます。
デメリットとしては、大幅なサイズアップは期待できないこと、持続性がないことが挙げられます。
ヒアルロン酸は体の中で徐々に分解されるため、1年程度で元に戻ってしまいます。
施術後の状態を維持したい場合は定期的におこなう必要がありますが、しこりや硬さが出やすくなるリスクを伴います。
夏の薄着になる前に手軽にバストアップしたい、忙しくてまとまった時間がとれない、という方におすすめです。
施術にかかる値段の相場
1カップアップするには、ヒアルロン酸100ccの注入が目安とされています。
1CCの相場は3,000円~4,000円なので、両胸に100ccずつ注入したとすると合計200㏄で60万円~80万円となります。持続性や触り心地といった品質を求めると、1㏄あたりの値段が高くなることもあります。
また、麻酔代や検査費用が別途かかる場合もあるので、カウンセリングのときに何の料金が含まれているか、しっかり確認しましょう。
金額を抑えたい方は注入量を50ccにする、形を整えたいところに少量注入する、といったことも可能です。ヒアルロン酸注入法は他の方法に比べて持続期間が短いため、定期的に受け続けるとトータル費用が高くなる場合があります。
持続性を重視するなら、他の方法も視野に入れて検討するのがおすすめです。
出典:豊胸手術にかかる値段はどれくらい?種類別費用一覧|イヴの憂鬱
シリコンバッグ挿入法
シリコンバッグ挿入法は、脇の下かアンダーバストを切開し、シリコンのバッグを挿入する方法です。シリコンバッグの大きさ次第では1~3カップアップが可能ですが、4カップ以上の施術は医師の診断によります。
また、シリコンバッグは素材、サイズ、形にたくさんの種類があります。
おわん型としずく型はどちらがいいか、どんな手触りに仕上げたいか、大きさはどうしたいかなど、理想は人それぞれです。
カウンセリングで医師としっかり相談して自分に合うものを決めましょう。
シリコンバッグ挿入法のメリットとしては、2サイズ以上のアップが可能な点と、一度の手術で半永久的に豊胸の効果が持続する点が挙げられます。
デメリットとしては、手術前後に通院が必要なこと、ダウンタイムが長めなこと、10年程度で定期的に交換が必要なことなどがあります。また、シリコンバッグが内部で破損するリスクもあります。
1回の手術で大幅なバストアップを希望する方、長期的に豊胸したい方におすすめです。
出典:豊胸手術の価格・値段は? 相場よりも安く受けられる豊胸モニター制度とは?|銀座3丁目BANNAI・美容クリニック
施術にかかる値段の相場
シリコンバッグ挿入法の費用は、平均で70万円程度です。
ただし、使用するシリコンの種類やクリニックによって値段に大きな差が出ます。
仕上がりのサイズや感触をどうしたいかによって、安いものでは20万円台、高いと100万円以上になることもあります。
なかには、価格が安い広告を見てクリニックを選んだら、カウンセリングの際に高価なシリコンバッグをすすめられた、というケースも少なくありません。
一度入れたシリコンを除去したい場合も費用が発生するので、それぞれのシリコンバッグの特徴を理解したうえで選びましょう。
出典:豊胸手術にかかる値段はどれくらい?種類別費用一覧|イヴの憂鬱
脂肪注入法
脂肪注入法は、自分の太ももや腹部などから吸引した脂肪を胸に注入する方法です。
自分の脂肪を使うため、アレルギーが起こりにくい、仕上がりが柔らかく自然、といったメリットがあります。脂肪吸引した部分の痩身も期待できます。
ただし、手術後には最低でも2日はお休みが必要です。
また注入した脂肪が一部吸収されるため、仕上がりの大きさの予測がしにくいというデメリットもあります。吸引した液体には血液や水分といった不純物が含まれており、そのまま胸に注入するとしこりになる可能性もあります。しこりになった場合は再手術が必要です。
大きさにはそこまでこだわらず柔らかさを重視したい、脂肪吸引で痩身も目指したい、という方にはおすすめです。
脂肪注入法にはいくつかの処理法があり、クリニックによっては呼び名が異なります。
ここでは、一般的な脂肪注入法、コンデンス法、幹細胞注入法という代表的な3種について値段の相場を紹介していきます。
ベーシックな脂肪注入法での施術にかかる値段の相場
一般的な脂肪注入法は、吸引した脂肪を遠心分離することで不純物を除いていく遠心分離法です。
各クリニックで様々な名前が付けられています。
料金相場は55万円~80万円と、紹介する3種類のなかでは安価です。
ただし、遠心分離のみでは水分や血液、死活細胞などが残っているため定着率が低く、しこりや副作用のリスクも高まります。
出典:自分の脂肪を使うから安心!脂肪注入法豊胸の6つのメリット|やさしい豊胸手術の手引き
コンデンス法での施術にかかる値段の相場
コンデンス法は、濃縮された純度の高い脂肪を注入する方法です。
遠心分離を行う際にフィルター付きの重りを使用します。
脂肪注入法とくらべて不純物がかなり除去されているため、脂肪の定着率が高いことが特徴です。純度の高い脂肪のみを使用するため、吸引する脂肪量が少なくてすみ、瘦せ型の方でも施術を受けられます。
料金相場は90万円~120万円です。
出典:自分の脂肪を使うから安心!脂肪注入法豊胸の6つのメリット|やさしい豊胸手術の手引き
幹細胞注入法での施術にかかる値段の相場
幹細胞注入法は、脂肪細胞から分離、抽出して活性度を高めた幹細胞を脂肪と混ぜバストに注入するという、再生医療技術を使った方法です。
吸引した脂肪を遠心分離し、特殊なフィルターにかけて不純物を取り除いたあと、脂肪細胞と幹細胞に分離します。吸引後ほとんど外気に触れることがなく、感染のリスクを下げられます。
純度が高いためしこりになりにくく定着率が高いメリットもありますが、料金相場は150万円程度と他の方法よりも高くなります。
出典:自分の脂肪を使うから安心!脂肪注入法豊胸の6つのメリット|やさしい豊胸手術の手引き
豊胸手術の値段はここに注意!
ここまでは、豊胸手術の概要と相場について説明してきました。
実際にクリニックでカウンセリングを受ける際は、確認すべきポイントがいくつかあります。
ここでは具体的な内容を説明していきます。
麻酔や検査費は含まれているか
豊胸手術を受ける際は、施術時の麻酔や検査が必要です。
特にシリコンバッグ挿入法は外科的な手術になるため、全身麻酔の場合が多いです。
クリニックによっては手術費用にこれらの費用を含まず、低価格に見せているところもあります。
想定したより最終的な金額が高くなってしまった、ということが無いように、カウンセリングの際にしっかり確認しておきましょう。
術後に必要なケア用品は含まれているか
手術後のアフターケアは、仕上がりや術後の痛みを左右する大切な要素です。
しかし、クリニックによっては提示されている費用に術後のケア費用が含まれていない場合もあります。
たとえばシリコンバッグ挿入法は、手術で切開した箇所の手当が不可欠です。脂肪注入法も、脂肪吸引を行った箇所のケアが最終的な仕上がりに大きく影響します。
せっかく手術をしたのに、望んだ仕上がりと違っていたり傷跡が思っていたより目立ったりするのは残念です。術後のケアに必要な痛み止め、サポーターなどの費用が含まれているかどうかも事前に確認しましょう。
術後の保証は含まれているか
どんなに経験豊富な医師でも、100%失敗しない、ということはありません。
手術を検討する際は、術後の検査や再手術についての保証がついているかどうかの確認も大切です。
万が一、時間が経ったら違和感が出てきた、炎症が起きてしまった、といった場合のため、保証がついていると安心です。仮に保証が含まれていないと、再手術で余計に費用がかかってしまった、ということにもなりかねます。
クリニックによって保証内容や保証する年数も異なるので、事前に把握しておきましょう。
料金が明確化されているか
豊胸手術の金額は決して安いものではないため、料金が明確に設定されているか確認しましょう。
HPで見た内容と異なっていないか、コース料金以外に高額な追加費用がないかといった点がポイントです。
カウンセリング時に、HPで見た金額とは異なる金額を提示されることもあります。また、初診料・再診料、検査費用、麻酔料、保証料等が別途費用として発生することがあります。
コース料金以外に追加費用がかかって後悔することがないよう、あいまいな部分は事前に解消しましょう。
豊胸の値段に関するよくある質問
これまで豊胸の相場や注意する点ついて説明してきました。
ここでは施術を検討する際のよくある質問について解説していきます。
豊胸手術で保険が適用されることはある?
豊胸手術は医療でなく美容目的のため、健康保険・医療保険は適用外です。
手術にかかわる費用はすべて自己負担となります。
ローンを組んだりカード支払いをしたりすることは可能ですが、事前に支払を計画しておくことが大切です。
シリコンバッグは大きいほど値段が高い?
シリコンバッグの大きさによって値段が変わるということはほとんどありません。
シリコンバッグの値段の違いの多くは、シリコンの性状、形によります。
表面がざらざらしたテクスチャードタイプのものはツルツルしたスムースタイプより値段が高くなりやすいです。また、おわん型のものよりティアドロップ型の方が割高に設定されていることが多いです。
脂肪注入法は、注入の量によって値段が変わる?
注入する脂肪の量よりも、脂肪の加工と技術料によって費用が変わります。
脂肪注入法は、注入量が多ければ多いほどよい、というわけではありません。注入した脂肪の定着率やしこりができるリスクを左右するのは、注入する脂肪の質と注入方法です。そのため、脂肪を加工する技術、注入する技術に力を入れているクリニックほど高めの価格設定になります。
また、脂肪注入法の種類ごとの相場は、脂肪加工に必要な設備や消耗機材コスト、手間に応じて設定されます。ベーシックな脂肪注入法よりも、コンデンス法や幹細胞注入法の料金相場が高いのもこのためです。
より安く豊胸手術を受ける方法は?
値段を少しでも抑えたい、という方には、モニターという選択肢があります。モニターの割引キャンペーンを実施しているクリニックも多く、2~4割程度の割引になるのが一般的です。
豊胸手術のモニターは、施術のビフォーアフターを写真に撮って資料として提供する、アンケートに協力する、といったことが求められます。
豊胸の値段まとめ
ここまで豊胸の値段についてお伝えしてきました。
豊胸の値段の要点をまとめると以下の通りです。
- 豊胸手術にはシリコンバッグ挿入法、ヒアルロン酸注入法、脂肪注入法の大きく3種類がある
- 手術の方法やクリニックの料金設定によって金額に差が出る
- コースに含まれる内容を事前にしっかり確認することが大切
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。