ダーマペンのダウンタイムとは？施術後に起こる症状と対処法、ダウンタイムの期間や過ごし方をご紹介！

2022年12月5日2022年12月29日

ダーマペンのダウンタイムについて気になる方は多いのではないでしょうか。
ダーマペンのダウンタイム中に起こる症状は事前に対処法を知ることで和らげられます。

本記事ではダーマペンのダウンタイムについて以下の点を中心にご紹介します。

• ダウンタイム中に起こる症状の対処法
• ダウンタイムの長さ
• ダウンタイム中の過ごし方や注意点
• 被害やトラブルにあった場合

ダーマペンのダウンタイムについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

※ ダーマペンは自由診療のため保険適用外です。

ダーマペンとは

ダーマペンとはペン型の細い針で皮膚に小さな穴を開ける施術方法をいいます。
ダーマペンは皮膚が傷を治そうとする自然治癒力を利用した施術です。

皮膚は自然治癒する過程でコラーゲンが増えたりターンオーバーを促進したりします。
その結果、ハリや弾力のある肌やきれいな肌への改善を期待できます。

また、毛穴の開きやニキビ跡などのお肌の悩みの解消にもつながります。

ダウンタイムとは

ダウンタイムとは施術を受けた後、通常の生活に戻れるまでの期間です。
ダウンタイムの長さや症状は施術内容や個人の状態によって差があります。

ダウンタイム中は日常生活に支障が出る場合もあります。
そのため施術を受ける際はダウンタイムを考慮して予定を立てましょう。

ダーマペンのダウンタイムに起こる症状と対処法

ダーマペンのダウンタイム中の症状として以下の5点が挙げられます。

• 赤みや痒み
• 腫れ
• 出血や内出血
• 熱感
• 皮剥け

それぞれの症状や対処法を具体的にご紹介します。

赤みや痒みがでる

針で穴が開いた肌は炎症を起こすため赤みや痒みが出やすいです。

症状を抑えるためには冷却や保湿しましょう。悪化する恐れがあるため汚れた手では触らないでください。

赤みや痒みが続く場合は金属アレルギーの可能性があります。症状が治らない場合は病院へ受診しましょう。

腫れる

ダーマペンの施術後は腫れる可能性があります。

腫れる原因は赤みや痒みと同様に炎症が起こるためです。施術後腫れた場合はタオルを巻いた保冷剤などで冷却しましょう。

個人差はありますが、腫れは通常2〜3日で和らぎます。症状が長引く場合は病院へ受診することをおすすめします。

出血や内出血が起こる

ダーマペンは皮膚に針を刺すため出血が起こる場合があります。

また出血だけではなく内出血を起こす可能性もあります。

症状が出た場合は冷やすと血管が収縮するため出血を抑えられます。

また、悪化する恐れがあるため必要以上に触らないようにしましょう。

肌が熱をもつ

ダーマペンのダウンタイム中はほてりや熱感があらわれる場合があります。

ほてりや熱を感じる理由は炎症により血流量が増加するためです。症状を抑えるためには赤みや痒み、腫れなどの他の症状と同様に冷やしましょう。

入浴や運動などの血流を良くする行動は症状を悪化させる恐れがあります。症状が出ている場合は控えるようにしてください。

皮がむける

ダウンタイム中は皮剥けが起こることもあります。皮剥けが起こる理由はターンオーバーが促進されるためです。

無理に皮を剥くと炎症を引き起こす原因となります。自然に剥けるのを待ちましょう。

また、紫外線の影響でさらに皮が剥ける恐れがあります。帽子や日傘などを用いて紫外線対策してください。

しっかりと保湿することも大切です。

ダーマペンのダウンタイム期間

ダーマペンのダウンタイムの長さは針を刺す深さが深いほど長くなります。

ダーマペンは症状や目的によって針を刺す深さが異なります。その理由は症状や目的に合わせた適切な治療部位があるためです。

例えば、ニキビの症状や美白、美肌などが目的の場合、針を刺す深さは0.2mm〜です。ダウンタイム期間は約2日間です。

クレーターや傷跡の症状に対する場合、針の深さは1.5mm〜です。ダウンタイム期間は約4〜7日間です。

このように針を刺す深さが深くなるほどダウンタイムは長くなります。目的別の治療部位や針の深さ、ダウンタイムの長さを表にしています。

症状や目的	ニキビ・美白・美肌	ニキビ跡・小じわ・たるみ・毛穴の開き	クレーター・傷跡
針の深さ	0.2㎜～	0.8㎜～	1.5㎜～
治療部位	表皮	真皮	皮下組織
ダウンタイムの長さ	約2日間	約2～4日間	約4～7日間

出典: ダーマペンのダウンタイムは何日？ニキビの悪化や色素沈着が起こる？

ダウンタイムの過ごし方や注意点について

ダウンタイムの過ごし方や注意点は以下の5点が挙げられます。

• 施術当日は洗顔やメイクを避ける
• 施術当日は入浴を避ける
• 紫外線対策する
• 飲酒は控える
• 激しい運動は避ける

それぞれの過ごし方や注意点の理由を詳しくご紹介します。

施術当日に洗顔やメイクはしない

施術当日は洗顔やメイクをしないでください。
施術後は肌に傷ができ、敏感な状態になっています。

洗顔やメイクなどによる刺激はダウンタイム中の症状を悪化させる恐れがあります。
また、施術翌日以降も赤みや痒みなどの症状がひどい場合は洗顔やメイクを控えましょう。

施術当日の入浴は避ける

施術当日は洗顔やメイクだけでなく入浴もしないでください。

入浴は体を温めるため血行が良くなります。
その結果、施術部位の赤みや痒みなどの症状が悪化する場合があります。

汗や汚れを流したい場合はシャワーであれば可能です。しかし、施術部位に直接当てることは避けてください。

紫外線対策をしっかり行う

紫外線は肌への刺激になるため対策してください。
施術後の肌は敏感になるため通常よりも紫外線の影響を受けやすい可能性があります。

日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策することが大切です。

しかし、施術当日は日焼け止めを使用してはいけません。日焼け止めを使用する場合は施術翌日からにしてください。

飲酒を控える

施術当日は飲酒しないようにしましょう。
飲酒は血行を良くします。

入浴と同様に赤みなどの症状を悪化させる恐れがあります。

施術翌日以降は症状が落ち着けば飲酒可能です。しかし、飲酒により血行が良くなることで症状が再発する場合もあります。

そのためダウンタイム中は飲酒を控えた方が良いでしょう。

激しい運動をしない

ダウンタイム中は激しい運動を避けましょう。
入浴や飲酒同様、激しい運動は血行が良くなります。

そのため、ダウンタイム中の症状が悪化する可能性があります。

体を動かしたい場合は散歩や短時間のウォーキングなど軽めの運動にしてください。

施術後のセルフケアについて

施術後の肌は敏感なためダウンタイムを長引かせないようにセルフケアが大切です。

施術翌日からメイクやスキンケアが可能です。しかし、アルコール成分を含むものは使用を控えましょう。

アルコール成分は肌に刺激を与える原因です。

スキンケア用品や化粧品は刺激が少ないものや保湿力が高いものを選んでください。また、メイクは必要最低限にしましょう。

メイクをするとクレンジングが必要になります。

クレンジングは洗浄力が強く、乾燥など肌へのダメージが大きくなります。ダウンタイム中は肌へ負担や刺激を与えないようにしてください。

被害やトラブルにあったら消費生活センターへ

万が一、施術により被害やトラブルにあった場合は消費者センターへ相談しましょう。消費者センターは解決方法やクリニックとの交渉の方法などの助言をしてくれます。

しかし、被害やトラブルにあわないようにすることが大切です。

施術を受ける前に効果や副作用、施術回数など十分に説明を受けましょう。疑問があれば理解するまで確認するようにしてください。

また、しつこい勧誘や即決を迫る勧誘にはのらないようにしましょう。

施術の必要性を冷静に考える必要があります。

出典: 第34回　今、若者に伝えたい「美容医療」を受ける前に確認すること
出典: 美容医療サービスの消費者トラブル　サービスを受ける前に確認したいポイント | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
出典: 全国の消費生活センター等_国民生活センター (kokusen.go.jp

ダーマペンのダウンタイムに関するよくある質問

ダーマペンに関する質問は以下の4点が挙げられます。

• ダーマペンは痛いか
• 施術は1回で終わるか
• 色素沈着が起こることはあるか
• ニキビができることはあるか

それぞれの質問について詳しく解説します。

ダーマペンは痛いですか？

ダーマペンは針で皮膚に穴を開けるため痛みを伴うことがあります。

しかし、痛みには個人差があります。チクチクした痛みやヒリヒリした痛みなど感じ方はさまざまです。

また、施術部位や針の深さにより痛みの度合いは異なります。

麻酔により痛みを緩和させることも可能です。
施術中に痛みがあればしっかりと伝えましょう。

施術は1回で済みますか？

ダーマペンは症状や目的によって効果を期待できるまでに必要な施術回数が異なります。

例えば、ハリや弾力のある肌が目的であれば1回で効果を期待できる場合があります。
ニキビ跡や毛穴の開きの改善が目的の場合は5回程度施術が必要になる可能性があります。

クレーターや傷跡の改善が目的であれば10回程度施術が必要になることもあるでしょう。

ダーマペンで色素沈着が起こることはありますか？

ダーマペンは色素沈着を起こすことがあります。
色素沈着とは肌の黒ずみです。

メラニンと呼ばれる色素が過剰に分泌され、皮膚内に蓄積することで起こります。
紫外線や炎症などはメラニンを過剰に分泌させる原因です。

針を深く刺しすぎると炎症により色素沈着が起こる可能性があります。

また、施術後の肌は紫外線の影響を受けやすくなります。

そのため紫外線に当たるとメラニンが過剰に分泌する恐れがあります。
紫外線対策は忘れずにしましょう。

出典: 色素沈着の原因と対策。いつまでも白く美しい肌を維持する方法

ダーマペンでニキビができることはありますか？

ダーマペンはニキビを改善することが目的ですが、悪化する場合もあります。

ニキビの原因の1つは菌による炎症です。

針でニキビをつぶすため施術によって他の部位に菌が広がることがあります。炎症の強いニキビや膿がたまっているニキビは注意が必要です。