赤ら顔治療に使用するレーザーとは?種類や注意点を解説!
赤ら顔とは皮膚の下の毛細血管が拡張し血流が多くなることで、血管が透けて見えている状態です。
赤ら顔の治療には、赤ら顔の原因となる毛細血管に直接働きかけるレーザー治療が適しています。
本記事では赤ら顔治療のレーザーについて以下の点を中心にご紹介します。
- レーザー治療にはどのような種類があるか
- レーザー治療前・レーザー治療後の注意点
- 赤ら顔を悪化させてしまうかもしれない治療とは
赤ら顔治療のレーザーについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
レーザー治療で効果が現れる方
赤ら顔の原因は
- 毛細血管が透けて見えている
- 皮膚の炎症後の赤み
などが挙げられます。
毛細血管が透けて見えている赤ら顔は、毛細血管が拡張し血流が多くなっている状態です。
毛細血管は温度差や精神的ストレス、飲酒などによって拡張します。
赤ら顔のレーザー治療は、毛細血管が透けて見えている方に効果的な治療方法です。
レーザー治療のレーザーは血管や血液の赤みに反応し、赤みの原因となる毛細血管を破壊・収縮します。
そのため皮膚表面にダメージを与えず、皮膚の赤みを改善する効果が期待できます。
出典:赤ら顔はレーザーで治せる!?赤くなる原因とメカニズムを徹底解説|キレイセア
レーザー治療の種類
赤ら顔のレーザー治療の種類は、主に以下の2つが挙げられます。
- ロングパルスヤグレーザー
- 色素レーザー
レーザー治療の種類について1つずつ詳しくご紹介します。
赤ら顔でお悩みの方はご参考にいただけますと幸いです。
ロングパルスヤグレーザー
ロングパルスヤグレーザーは血管内の赤い色素に反応し、照射の熱で毛細血管を破壊するレーザーです。
レーザーは血液のヘモグロビンに吸収されるため、皮膚表面のダメージは少なく、赤ら顔を改善する効果が期待できます。
カウンセリングから治療まで約1時間半〜2時間程度で終わります。
ロングパルスヤグレーザーは、個人差はありますが3〜5回程度の施術で効果が期待できます。
ロングパルスヤグレーザーの施術後、赤みが出る方もいますが2〜3日ほどで自然に消えていきます。
色素レーザー
色素レーザーは、血液の中にある酸化ヘモグロビンという物質に反応するレーザーです。
血管の赤みに反応し、赤ら顔の原因となる血管を破壊します。
また血管の周辺にも熱が加わるので、コラーゲンの産生が促され、肌のハリや毛穴を引き締める効果も期待できます。
色素レーザーは個人差はありますが、約5回の施術で効果が見込まれます。
色素レーザーの照射後、腫れや内出血が生じる場合があります。腫れは約1週間、内出血は約2週間ほどで治まります。
出典:赤ら顔改善レーザー|赤ら顔の原因と治療方法|銀座・麻布十番・恵比寿・大阪・奈良の美容皮膚科・美容整形・美容外科なら敬愛会【公式】
出典:Vビーム(赤あざ、赤ら顔の治療)|当院で行っている治療|【川崎の皮膚科】川崎たにぐち皮膚科、美容皮膚科、形成外科
レーザー治療の注意点
治療前
赤ら顔は判別することが難しいため医師の診断が必要となります。
赤ら顔の原因によって治療法や使用する機器が異なるので、治療する前にカウンセリング・診断を受けましょう。
赤ら顔は再発する可能性があります。
レーザー治療後に年数が経つと、新しい血管が作られ血流が復活する場合があります。
血流が復活すると赤ら顔が気になってしまうので、再度レーザー治療を受ける必要が出てきます。
またレーザー治療以外の治療が必要となる場合もあります。
赤ら顔の治療法には、レーザー治療の他にも光治療や内服薬、外用薬を使用する治療もあります。
治療前にカウンセリングを行い、適切な治療法を提案してもらいましょう。
治療後
ロングパルスヤグレーザーは、当日メイク、洗顔、入浴は可能だが、刺激を避けることを説明してください。
レーザー治療後は、紫外線対策が必要です。
レーザー治療後の日焼けは、炎症を起こしやすく色素沈着のような症状が出る可能性があります。
日焼け止めや日傘、帽子などを使用して紫外線対策をしましょう。
色素レーザーは施術当日のメイクや洗顔、入浴は避けましょう。
ロングパルスヤグレーザーは施術当日のメイクや洗顔、入浴は可能です。
しかし施術した箇所への刺激は避ける必要があります。
洗顔は強く擦らずにぬるま湯で行い、入浴は温度を熱くしすぎないように注意しましょう。
出典:赤ら顔はレーザーで治せる!?赤くなる原因とメカニズムを徹底解説|キレイセア
出典:Vビームのダウンタイムはどのくらい?施術後の副作用・注意点は?|池袋駅前のだ皮膚科|クリニックコラム
赤ら顔を悪化させるかもしれない治療?!
赤ら顔の方は敏感肌の方が多く、肌が刺激を受けると赤ら顔が悪化する可能性が高くなります。
レーザー治療の際にレーザーの出力が大きすぎると肌が腫れてしまい、赤みが残ってしまう場合があります。
さらに腫れや赤みを軽くするためにステロイド外用薬を使用する場合もあり、肌が刺激を受ける原因にもなります。
また赤ら顔の原因が酒さ様皮膚炎や炎症後の赤みなどである場合は、レーザー治療を行っても効果はありません。
レーザー治療を受ける前に医師とカウンセリングを行い、赤ら顔の原因を知り適切な治療法を提案してもらう必要があります。
出典:酒さを悪化させる可能性のある美容施術(大阪・神戸・皮膚科) – はやし皮ふ科クリニック
赤ら顔の治療に使用されるレーザーに関するよくある質問
赤ら顔の治療に使用されるレーザーに関する質問は以下が挙げられます。
- レーザー治療の痛みはあるか
- レーザー治療は保険適用可能か
- レーザー治療の副作用はあるか
赤ら顔の治療に使用されるレーザーに関する質問について1つずつ詳しくご紹介します。
痛みはあるか?
ロングパルスヤグレーザーは毛細血管に直接働きかけるレーザーのため、痛みを感じにくい施術になります。
そのため麻酔を使用せずに照射することが可能です。
色素レーザーは、照射の際にゴムで弾かれる程度の痛みがあります。
塗り麻酔などの麻酔を使用しているクリニックもありますので、痛みに配慮した施術を受けることも可能です。
保険適応は可能か?
ロングパルスヤグレーザーの施術は、保険適用ではありません。
そのため実費での治療となります。
色素レーザーは、毛細血管拡張症と診断されると保険適用が可能となります。
毛細血管拡張症とは毛細血管が拡張し、皮膚から透けて見えている状態です。
毛細血管拡張症の特徴として以下が挙げられます。
- 毛細血管が持続して拡張している
- 炎症はない
- 自然に赤みが消えない
毛細血管が肉眼ではっきり見えない場合は、毛細血管拡張症と診断されず自由診療となります。
副作用は?
ロングパルスヤグレーザーは稀に火傷が生じる場合があります。
ロングパルスヤグレーザーの施術の際に火傷をした場合、外用薬を処方するなどアフターケアをしてくれるクリニックもあります。
またロングパルスヤグレーザーの施術後に赤みが出る場合もありますが、数日で自然に消えます。
色素レーザーは、照射後に赤みや腫れ、内出血が生じる可能性があります。
赤みは数日、腫れは1週間程度、内出血は約2週間程度で自然と消えます。
色素レーザーの照射後に痛みがある場合は、外用薬を処方してくれるクリニックもあります。
出典:赤ら顔|お肌のクリニック
出典:「毛細血管拡張症」の原因と治療方法は?|【川崎の皮膚科】川崎たにぐち皮膚科|皮膚科、美容皮膚科、形成外科
出典:赤ら顔改善レーザー | 赤ら顔の原因と治療方法 | 銀座・麻布十番・恵比寿・大阪・奈良の美容皮膚科・美容整形・美容外科なら敬愛会【公式】
出典:Vビーム(赤あざ、赤ら顔の治療)|当院で行っている治療|【川崎の皮膚科】川崎たにぐち皮膚科、美容皮膚科、形成外科
赤ら顔治療に使用するレーザーまとめ
ここまで赤ら顔治療のレーザーについてお伝えしてきました。
赤ら顔治療のレーザーの要点をまとめると以下の通りです。
- 赤ら顔治療のレーザーの種類はロングパルスヤグレーザーと色素レーザーがある
- 治療前の注意点は医師の診断を受けて適切な治療法を知る、赤ら顔は再発する可能性がある・治療後の注意点は紫外線対策をする、刺激を避ける
- レーザーの出力が大きい場合や、レーザー治療が適していない赤ら顔にレーザー治療の施術を行った場合に、赤ら顔が悪化する可能性がある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。