いちご鼻の治療を徹底解説!原因や治療法、セルフケアについても紹介

「いちご鼻が気になるけど、なかなか治らない…」

という方も多いのではないでしょうか。

いちご鼻を改善するには、適切な治療を受ける必要があります。

本記事ではいちご鼻の治療について以下の点を中心にご紹介します。

  • 代表的ないちご鼻の治療方法
  • いちご鼻の間違ったケア
  • いちご鼻のために見直すべき生活習慣

いちご鼻の治療について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

いちご鼻の原因

いちごのような黒いブツブツができてしまう「いちご鼻」に悩む方は少なくありません。

なかなか改善しないいちご鼻には正しい治療が必要不可欠です。

適切な治療をするためにも、まずは原因を理解しましょう。

角栓の詰まり

鼻を触ってザラつきが気になる方は、角栓の詰まりが原因のいちご鼻だと考えられます。

角栓とは、古い角質と皮脂が混ざってできたものです。

それが毛穴に詰まり、時間の経過とともに酸化すると黒くなり目立ってしまいます。

メラニンの沈着

毛穴の周りにメラニンが沈着すると、シミのように見えることから毛穴ジミとも言われます。

皮膚がリング状に色素沈着を起こし、黒く目立っている状態です。

色素沈着を起こしているため、触ってもザラザラしていないのが特徴です。

毛穴の開き

皮脂が過剰に分泌され、毛穴自体が大きく開いて目立っている状態です。

毛穴の開きが大きいほど、肌に凹凸ができて影になり、黒い角栓ができているように見えてしまいます。

また、コラーゲンの減少や加齢による皮膚のたるみも原因になります。

いちご鼻の代表的な治療

いちご鼻の原因によって適している治療は異なりますが、セルフケアで改善するには限界があります。

毛穴の黒ずみを綺麗に治したい方には、クリニックでの治療がおすすめです。

ここからは、クリニックで行う治療法をご紹介します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、顔に薬剤を塗り古い角質や表皮を剥がし、肌の表面を綺麗にする治療です。

角質を取り除くと同時に肌のターンオーバーを整え、毛穴の詰まりによるいちご鼻を改善に導きます。

また、色素沈着の改善も期待できるため、毛穴の入り口に色素沈着が起こる毛穴ジミの改善にも適しています。

さらに、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進すると言われているので、たるみによる毛穴の開きにも効果が見込まれます。

個人差がありますが、ダウンタイムはほぼありません。

イオン導入

イオン導入は、皮膚に微弱な電流を流すことで、手やコットンで塗るだけでは届かない肌の奥深くまで美容成分を浸透させる治療です。

先ほどご紹介したケミカルピーリング後の肌は美容成分をたっぷり吸収できる状態になっています。

そのため、ケミカルピーリングとイオン導入をセットで行うのがおすすめです。

美容成分を浸透させることで、毛穴の開きの改善に効果が期待できます。

イオン導入は、肌にダメージを与えないため、腫れや痛みなどのダウンタイムがほぼありません。

ダーマペン

ダーマペンは、髪の毛より細い針で肌の表面に小さな穴をあけて、肌の回復力を向上させる治療です。

傷を修復しようとする肌の自然治癒力を利用して、ターンオーバーを正常にする効果が期待できます。

肌のターンオーバーが正常になることで、毛穴の開きやたるみ、色素沈着による毛穴の黒ずみを改善に導きます。

個人差はありますが、治療後に赤みやかゆみ、皮剥けがおこる可能性があります。

ですが症状は一時的なもので、1週間ほどで治まることがほとんどです。

角栓除去

角栓除去は、クレンジングや洗顔では落としきれない角栓の汚れを取り除く施術です。

導入治療の前に行うと、より治療効果を高め、毛穴の開きなどを改善するとされています。

専用の薬剤で角栓を柔らかくし、スチーマーをあてながら毛穴の汚れを吸引します。

肌に負担をかけることなく、セルフケアでは取り切れない角栓を取り除くため、ダウンタイムもほぼありません。

Tゾーンや小鼻のざらつきや、角栓による毛穴汚れが気になる方におすすめの治療です。

レーザートーニング

レーザートーニングは、医療用レーザーを微弱なパワーで照射し、メラニン色素を徐々に減少させる治療です。

出力の弱いレーザーを均一に照射することで、開いた毛穴を引き締めていきます。

一般的には、5〜6回程度の照射が勧められています。

回数を重ねることで、メラニンの沈着によるいちご鼻の改善にも効果が期待できます。

人によっては、治療後に少し赤みが出ることがありますが、翌日には落ち着くことがほとんどです。

いちご鼻の間違ったケア

間違ったケアは、膚を刺激して皮脂の分泌が過剰になってしまうこともあります。

いちご鼻を悪化させないためにも、間違ったケアについても知っておきましょう。

角栓の詰まりを押し出す

市販の角栓除去専用商品や、ピンセットなど角栓を無理やり押し出す方法は肌トラブルを引き起こしてしまいます。

角栓を除去して一時的にすっきり感を味わえますが、毛穴周りが炎症し、いちご鼻を悪化させる原因となります。

洗顔をしすぎる

毛穴の汚れを落とそうと、洗顔をしすぎるのは逆効果です。

手と肌の間に泡のクッションを作るイメージで、泡で顔を包み込むように洗顔するのがおすすめです。

毛穴吸着パックを利用する

毛穴吸着パックは、やりすぎると肌を傷つけてしまう場合があります。

パックでは毛穴の奥の汚れは取れず、肌が傷つくといちご鼻が悪化する原因となります。

また、長期間使用することでどんどん毛穴が開いてしまう場合もあります。

いちご鼻のために見直すべき生活習慣

いちご鼻の改善のために、生活習慣の見直しもとても大切です。

クリニックでの治療や、スキンケアの効果を高めるためにも重要なことです。

食生活を見直す

揚げ物やスナック菓子などの脂質や糖質が多い食べ物や、炭水化物中心の食生活はいちご鼻を悪化させる場合があります。

いちご鼻を改善するために摂りたい栄養素

  • レバーやうなぎに含まれるビタミンA
  • イチゴやブロッコリーなどに含まれるビタミンC
  • 豚肉やほうれん草などに含まれるビタミンB群

これらの栄養素をバランスよく摂ることで、いちご鼻の改善に効果が期待できます。

睡眠時間をしっかり確保する

睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌が少なくなり、代謝が低下します。

ホルモンバランスの乱れにより、皮脂の分泌が活発になり毛穴が開く原因になります。

成長ホルモンは入眠30分〜1時間の間に最も多く分泌されます。

この時間に深く眠りにつけるように、寝る前はスマホを触らないなどの工夫をしましょう。

出典: 【大人向け】いちご鼻の「原因」と「改善法」2選

ストレスを溜めない

ストレスは皮脂の分泌を増加させるため、いちご鼻の原因となります。

ストレスを感じると交感神経が優位になり、血流が低下します。

肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンが減少することで、たるみ毛穴の進行に繋がります。

いちご鼻におすすめの洗顔料

ここからは、毎日のスキンケアに取り入れられるおすすめの洗顔を紹介します。

自分に合った洗顔を使用して、いちご鼻を改善しましょう。

酵素洗顔

酵素洗顔は、酵素の力によって肌の汚れを浮かせて落とす効果が期待できる洗顔です。

いちご鼻の原因となる角栓を酵素洗顔で溶かして剥がれやすくします。

酵素洗顔の使用後は、古い角質や角栓が取れて化粧水が浸透しやすい状態になるため、しっかりとスキンケアをするようにしましょう。

出典: 酵素洗顔について詳しく知りながら オリジナルの酵素洗顔パウダーを作ってみませんか

スクラブ洗顔

スクラブ洗顔は、普段のクレンジングや洗顔では落としきれない汚れや古い角質を落とす効果が期待できます。

ザラつきが気になるいちご鼻の改善にはスクラブ洗顔がおすすめです。

ただし、ニキビができている場合は刺激を与えてしまうので注意が必要です。

出典: 正しいスクラブ洗顔で毛穴をスッキリキレイにする!

炭酸洗顔

炭酸洗顔とは、水の代わりに炭酸水を使って洗顔をする方法です。

炭酸水を用意できないという方には、炭酸洗顔料というものも販売されています。

炭酸には汚れを吸着して排出する効果があるため、毛穴に詰まった角栓を取り除く効果が期待できます。

出典: 炭酸洗顔とは?4つの効果&おすすめ

クレイ洗顔

クレイ洗顔とは、クレイ(泥)を含む洗顔のことです。

泥に含まれるミネラルが、皮脂汚れや毛穴の詰まりを改善に導きます。

粒子が細かく、高い吸着力があるため、小さな毛穴汚れもしっかりと取り除く効果が期待できます。

いちご鼻の治療に関するよくある質問

最後に、いちご鼻の治療に関するよくある質問をご紹介します。

いちご鼻に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

いちご鼻の治療は保険適用されますか?

いちご鼻の治療は、炎症や化膿した状態など、皮膚疾患の治療が目的の場合は保険適用になります。

毛穴の改善などの美容目的の治療は、自費診療となります。

一般皮膚科と比べると費用は高くなりますが、綺麗な肌を目指す方は美容皮膚科で専門医の治療を受けるようにしましょう。

いちご鼻の治療は一度で済みますか?

治療法ごとの施術を受ける回数の目安は以下の通りです。

治療法施術回数(目安)
ケミカルピーリング2~4週間に1回、6回程度
ダーマペン3~4週間に1回、3~5回程度
レーザートーニング1週間に1回、5回程度

出典: 押上なりひら – ケミカルピーリング

出典: ダーマペンは何回受けるべき?おすすめの施術回数と頻度は?

出典: レーザートーニングで効果が出るまでの施術回数と期間

いちご鼻の治療回数は、毛穴の状態などにも影響されるため、個人差があります

カウンセリングの際に相談するようにしてください。

セルフケアでも治りますか?

いちご鼻の改善には、日々のセルフケアも大切です。

ですが、セルフケアでは改善に限界があり、時間もかかってしまいます。

短期間で綺麗に治療したい場合は、美容皮膚科で適切な治療を受けることをおすすめします。

毛穴の黒ずみ治療は痛いですか?

ケミカルピーリングやイオン導入は、ほぼ痛みがありません

ダーマペンは針が付いているためチクチクとした痛みを感じる方もいます。

痛みには個人差がありますが、麻酔クリームなどを使用できるクリニックもあります。

カウンセリングの際に相談してみてください。

いちご鼻の治療まとめ

ここまでいちご鼻の治療についてお伝えしてきました。

いちご鼻の治療の要点を以下にまとめます。

  • 短期間で綺麗に治療するためには美容皮膚科で治療を受ける必要がある
  • いちご鼻を悪化させないように生活習慣を見直すことも大切
  • セルフケアで治療するのは限界があり、時間がかかる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。