ケミカルピーリングって効果あるの?施術前後の注意点や治療回数もご紹介!
ケミカルピーリングは肌トラブルの原因を正常な状態に戻すことができるといわれています。
また、ケミカルピーリングは肌のくすみや色ムラ、小じわの改善などにも効果が期待できるといわれています。
本記事ではケミカルピーリングの効果について以下の点を中心にご紹介します。
- ケミカルピーリングの効果とは
- ケミカルピーリングを行う際に注意する点とは
- 自宅でケミカルピーリングはできるのか
ケミカルピーリングの効果について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングとは酸性の高濃度薬剤を肌に塗布し、肌の表面にある汚れた角質を剥がし、きれいにする治療方法です。
肌のターンオーバーも同時に整える作用もありますので、肌質が改善される効果が期待できます。
ケミカルピーリングの仕組みは以下の通りです。
- 医療用の薬剤を塗布した肌の表面にある古い角質や汚れを除去
- 薬剤が一番外側にある表皮の角質層より深い部分まで浸透
- 浸透した薬剤が肌組織の生成を活性化
- 新たに生成された細胞によってターンオーバーが促進される
ケミカルピーリングは肌がきれいになるだけでなく、毛穴の開きや黒ずみ、肌のくすみや小じわの改善にも適した治療といわれています。
ケミカルピーリングに期待できる効果
肌の表面をきれいにすることが見込めるケミカルピーリングですが、それ以外にもどのような効果があるのでしょうか?
ここでは、
- 毛穴の悩み
- シミやくすみ、色素沈着の悩み
- ニキビやニキビ跡の悩み
にどのような効果があるのかご紹介いたします。
毛穴悩みにアプローチ
毛穴詰まりの原因は皮脂が多く分泌されてしまうことにあります。
この皮脂が古い角質と混ざって毛穴に詰まった状態を角栓といいます。
この詰まった角栓を無理やり取ろうとすると、開き毛穴につながってしまいます。
毛穴の詰まりも、開き毛穴も、皮脂の過剰分泌や十分に保湿がされていない状態の方に起こりやすい症状です。
ケミカルピーリングは肌のターンオーバーを正常化にする効果が見込めるため、毛穴詰まりの原因となっていた角栓が取り除かれます。
施術後は、段々と開き毛穴や詰まり毛穴が目立たなくなる効果が期待できます。
シミやくすみ、色素沈着にアプローチ
紫外線を浴びたり、間違ったスキンケアをおこなったりすると肌にメラニン色素が沈着してしまいます。
また、加齢に加えて日々のストレスやホルモンバランスが崩れることで肌のターンオーバーが乱れ、メラニン色素が蓄積しやすくなり、顔の黒ずみにつながると言われています。
ケミカルピーリングは肌のターンオーバーを促すことで、メラニンによる過剰な生成が抑えられるので、くすみや毛穴の色素沈着が改善される効果が見込めます。
また、ケミカルピーリングにはメラニンの排出を促進する作用もあるため、施術を繰り返し受けることで、色素沈着を薄くする効果が期待できます。
ニキビやニキビ跡にアプローチ
ケミカルピーリングによってターンオーバーが促進され、肌の表面が新しいものになることによりニキビ跡の凸凹した部分の改善に効果が見込めるといわれています。
また、ケミカルピーリングには、ニキビができる原因となる肌の炎症を抑える働きもありますので、ニキビの改善にも期待できます。
しかし、ニキビ跡が酷く、凹凸がクレーターのようになっている場合は、ケミカルピーリングのみの施術では改善が難しい場合があります。
そのような場合は医師に相談し他の治療方法と併用して施術を受けられるかカウンセリングで相談するようにしましょう。
施術前後の注意点
肌の様々な症状の改善に効果が期待できるケミカルピーリングですが、施術をおこなう前とおこなったあとで注意する点がいくつかあります。
以下にて、施術前後の注意点について詳しく解説します。
施術前に注意すること
ケミカルピーリングを受ける前には以下4点について注意してください。
- 直射日光や紫外線は極力避ける
- 施術を受ける一週間前くらいから顔面マッサージはおこなわない
- 施術日前日にパックやスクラブケアはおこなわない
- 施術の3日前から顔の剃毛処理はおこなわない
施術を受ける前に肌の角質のダメージが大きいと、ピーリング剤がより深く浸透してしまい、施術後かさぶたができる場合がありますので以上の点について注意しましょう。
施術後に注意すること
ケミカルピーリングを受けたあとは、赤みやほてりが出る場合があります。
数時間から1日続くこともありますが、化粧水などで水分補給を十分におこなってください。
また、施術後2週間程度は肌が敏感になっているため、過度な日焼けをしないよう、紫外線対策を念入りにおこなうことをおすすめします。
紫外線吸収剤を使用していない、専用の日焼け止めで紫外線を防ぐことをおすすめします。
治療回数や適切な頻度
ここではケミカルピーリングをおこなう回数や理想的な頻度についてご説明します。
効果が現れるまでどれくらいかかるのか、個人差もありますが、施術を受ける際の参考にしてください。
効果が見込めるまでの回数
ケミカルピーリングは肌へのダメージを抑えて、肌のターンオーバーを促進することで肌トラブルの解決を目指す施術のため、複数回おこなうことで効果が期待できます。
個人差や肌の状態にもよりますが、平均6回〜10回ほど施術を重ねていくうちに改善傾向が見られるといわれています。
一度の施術で効果が現れなくても何度も肌のターンオーバーを繰り返すことで、肌荒れやニキビが改善し、シミやくすみにも効果が見られます。
ケミカルピーリングはあきらめず何度か施術を受けることをおすすめします。
理想的な頻度
ケミカルピーリングの施術を受けたあとは、皮膚がごくわずかですが薄くなります。
皮膚がしっかりと再生してから次の施術を受けるため、前回の施術から2週間程度空けてから再度施術を受けることをおすすめします。
また、肌の状態を見ながら少しずつ間隔を空けていき、1カ月〜1カ月半に1回の頻度にすると肌への負担も軽減されるでしょう。
施術の間隔については、個人差がありますので、しっかりとカウンセリングを受けてから施術の頻度や間隔を決めることをおすすめします。
自宅でできるケミカルピーリング
ケミカルピーリングはクリニックへ頻繁に通わなくても自宅でピーリングをおこなうことができます。
市販されているピーリング剤は数百円から数千円のものや、家庭用のピーリング機器などを使った方法があります。
しかし、市販されているピーリング剤はクリニックで扱うピーリング剤とは使用している種類や濃度が異なります。
そのため、より高い効果を期待するのであればクリニックでケミカルピーリングをおこなうことをおすすめします。
また、クリニックはピーリングによって古くなった角質を取り除くことが主な目的になりますが、自宅でのケミカルピーリングは「お肌のお手入れ」が主な目的となります。
出典: 自宅でできるピーリング|効果と注意点、おすすめ人気アイテム16選
ケミカルピーリングに関するよくある質問
ケミカルピーリングを受ける方が感じる疑問をまとめてみました。
施術を考えている方はぜひご参考ください。
施術中痛みはあるの?
肌に酸を塗布するため、施術中は多少ピリピリとした痛みを感じる場合があります。
担当医が肌の状態に応じたピーリング剤を使用して施術を行うので、激しい痛みなどの問題はほとんどありません。
顔以外の部分でも施術可能?
ケミカルピーリングは顔以外にも施術をおこなうことが可能です。
背中や腕、足など様々な部位に対応することができます。
ただし、身体の皮膚は顔よりも厚く、角質がしっかりとしているため、濃度をあげてケミカルピーリングをおこなうようです。
顔よりも効果を実感するまでに時間がかかる可能性があります。
ダウンタイムはあるの?
個人差はありますが、ダウンタイムはほぼありません。
敏感肌や乾燥肌の方は人によって施術後赤みがでたり、カサカサした感じの症状を感じたりする場合もありますが、1日〜3日程度で落ち着く方が多く、普段の生活に支障がでることはほとんどありません。
料金はどのくらい?
ケミカルピーリングを受ける際、クリニックや使用する薬剤、施術を受ける箇所にもよりますが、大体1回あたり5,000円〜2万円程度のところが多く見受けられます。
ケミカルピーリングは複数回施術をおこないますので、カウンセリングを受ける際に料金もしっかりと確認するとよいでしょう。
出典: ケミカルピーリングとは?美容効果や料金、おすすめの併用治療について解説
ケミカルピーリングの効果まとめ
ここまでケミカルピーリングの効果についてお伝えしてきました。
ケミカルピーリングの要点をまとめると以下の通りです。
- 肌のターンオーバーを促し、しみや色素沈着、ニキビ跡の改善が期待できる
- 施術前後で紫外線対策をしっかりとおこない、十分保湿をとる
- 自宅でもケミカルピーリングはできるが、クリニックと違い、肌のお手入れがメイン
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。