アートメイクは痛い?施術部位や施術法によって違いがあるのか徹底解説!
アートメイクは、洗っても落ちないメイクで、今や多くの方が利用しています。
皮膚の浅い部分にインクを注入し色を着けることで、一定期間、効果が持続します。
本記事ではアートメイクの痛みについて以下の点を中心にご紹介します。
- アートメイクの施術部位による痛みの違い
- アートメイクの施術方法による痛みの違い
- アートメイクのメリットやデメリット
アートメイクの痛みに関するよくある質問についてもお答えしていますので、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
アートメイクが施術可能な部位
アートメイクは身体のさまざまな部位に施術が可能です。とくに人気の部位は、眉毛やアイライン、リップです。他にも生え際や頭皮、ほくろ、ニップルなどがあります。
また、傷跡を修正するアートメイクもあり、妊娠線や肉割れを目立たなくすることも目指せます。
眉毛
アートメイクで最も人気の部位が、眉毛です。眉毛は、基本的には痛みを感じにくい部位です。
施術を2〜3回繰り返すことによって、色素を定着させます。個人差はありますが、持続期間は2〜3年とされています。
眉毛アートメイクのダウンタイムは通常1週間ほど続きます。ダウンタイム中は、赤みやヒリつき、かゆみなどが生じ、かさぶたができる場合もあります。
また、施術後すぐは色が濃く違和感をこともありますが、徐々に馴染んでいくので、丁寧なケアを続けましょう。
アイライン
アイラインは粘膜に近いので、痛みを感じやすい部位です。痛みで動いてしまうと危険なので、ほとんどの場合、麻酔をしてから施術をします。
施術を2〜3回繰り返すことによって、色素を定着させます。個人差はありますが、持続期間は2〜3年です。
アイラインアートメイクのダウンタイムは通常2週間ほど続きます。
泣き腫らしたような目元になることが多く、痒みを伴う場合もありますが、むやみに素手で触れないようにしましょう。
出典: アートメイクって痛いの?眉・アイライン・唇の痛みを解説
リップ
リップは感覚が優れているので、痛みを感じやすい部位です。
通常、麻酔をしてから施術しますが、唇が乾燥していると麻酔が効きづらいので、施術前はしっかりと保湿しておくことが大切です。
施術を2〜3回繰り返すことによって、色素を定着させます。個人差はありますが、持続期間は1〜3年です。
リップアートメイクのダウンタイムは通常1週間ほど続きます。施術後は唇がデリケートな状態となるため、香辛料の入った食べ物は控えなければいけません。
紫外線も刺激となるため、外出時はマスクを着用しましょう。
ヘアライン
ヘアラインは皮膚が薄いので、痛みを感じやすい部位です。施術を2〜3回繰り返すことによって、色素を定着させます。
個人差はありますが、持続期間は1〜3年です。ヘアラインアートメイクのダウンタイムは通常1〜2週間ほど続きます。
他の部位に比べると、赤みや腫れなどは出にくいです。かさぶたができて、かゆみが生じることもありますが、決して擦らないようにしましょう。
ダウンタイム中は、洗髪やヘアカット、ドライヤーの風を直接当てることは控えなければいけません。
ほくろ
ほくろは、アートメイクを施す場所によって痛みが変わります。とくに人気があるのは、目元や口元、耳たぶです。どの場所も刺激に敏感なので、痛みを感じやすいです。
施術を2〜3回繰り返すことによって、色素を定着させます。
個人差はありますが、持続期間は2〜3年です。ほくろアートメイクのダウンタイムは通常1週間ほど続きます。
腫れや痛みが生じ、かさぶたができる場合もありますが、決して擦らないようにしましょう。
クレンジング剤を使ったり、汗をかいたりしないようにしてください。
アートメイク施術法
アートメイクの施術法にはいくつか種類があります。手彫りやマシン彫り、またはその両方を使って施術する方法があります。
それぞれ特徴があり、痛みにも違いがあるので、ひとつひとつ詳しくご紹介します。
手彫り
手彫り(3D)は、手作業で毛並みを一本ずつ彫っていく方法です。
メイクをしていない状態でも自然な顔立ちに見えるのが特徴的で、ナチュラルな仕上がりを好む方におすすめです。
施術者の力加減によって、グラデーションやぼかしなどのこだわりを細かく表現することができるので、眉毛に向いています。
しかし、マシン彫りより施術時間が長く、そのぶん痛みを感じやすいです。技術を要する方法のため、マシン彫りより料金が高くなります。
医療マシン
マシン彫り(2D)は、機械を使って短時間で均一に彫っていく方法です。
しっかりとメイクをしているような仕上がりが特徴的で、目元をより強調したい方におすすめです。
あまり立体感が出ず、アイラインに向いています。施術の時間が短いため、痛みが少ない点も魅力的です。
また、手彫りより料金が安く、色持ちがよい点が魅力的です。
手彫りと医療マシンの併用
手彫りと医療マシン(4D)を併用する方法もあります。
マシン彫りでデザインのベースを作り、手彫りで自然なグラデショーンを表現します。
自前の眉毛にメイクをしたような仕上がりが特徴的で、もともと眉毛が薄い方や、眉メイクが得意でない方におすすめです。
手彫りに比べて痛みの負担が軽減されます。技術の差が出やすいため、クリニック選びが大切です。
アートメイクのメリット
アートメイクは、痛みやリスクなどの不安もありますが、得られるメリットはいくつもあります。
自分の理想のデザインを手に入れることによって、メイクの手間が省け、今までよりさらに自信をもつことができます。
メイクが楽になる
左右対称な眉をアイブロウで描くのは案外むずかしく、時間がかかりますよね。
アートメイクなら、洗っても落ちることはないため、忙しい毎日のメイクの時間を短縮することができます。
また、汗や涙によって崩れることもありません。
泣いたあとや、激しい運動をしたあとにメイクを直す必要がないので、思う存分に温泉やプール、スポーツなどを楽しむことができます。
自信と余裕ができる
アートメイクによって理想のデザインに近づけば、自分の容姿にさらに自信をもつことができます。
クリニックでは、自分に最も似合うデザインを担当者の方に考案してもらえます。
例えば眉毛アートメイクであれば、自前の眉毛や表情、輪郭に合わせてどのような形が合っているかを提示し、その上で自分の希望のデザインを組み合わせて調整していきます。
客観的な視点と、好みや目指したい雰囲気を組み合わせることで、自分の容姿に自信をもつことができ、自然と心に余裕ができるでしょう。
アートメイクのデメリット
アートメイクには、デメリットもいくつかあります。知識が不足したまま施術を受けると、失敗に繋がる可能性があります。
施術を受ける前に、アートメイクのデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
ダウンタイムがある
アートメイクの施術後には、ダウンタイムがあります。通常の状態に戻るまでの期間は、施術部位に触れないようにしなければなりません。
ダウンタイム中の症状には個人差があり、肌質やその日の体調、施術者の技術によっても異なります。
部位によって違いはありますが、かさぶたができたり、皮が剥けたり、腫れや赤みが出たりすることが多いです。
ダウンタイム中は施術箇所に触れないようにしなくてはいけないため、メイクは控えましょう。施術後の約1週間は大切な予定を入れないよう、日程を調整しておく必要があります。
持続期間がある
アートメイクは、個人差はありますが、約1〜3年ほど持続します。
仕上がりが気に入らない場合でも、簡単に消すことはできないため、施術前のカウンセリングがとても重要になります。
とくに流行りのデザインは要注意です。たとえ流行りが変わってしまったとしても後悔しないようなものにしましょう。
どうしても気に入らない場合は除去することもできますが、施術時より強い痛みを感じたり、肌に大きなダメージを与えるため術後に傷跡が残る可能性があります。
仕上がりに満足できない可能性がある
アートメイクは、施術者の技術がなければ失敗する可能性もあります。
また、カウンセリングの時点で、施術者の方とデザインに関して意思疎通できていなければ、仕上がりに満足できないこともあります。
クリニックを選ぶ際は、技術だけでなく、衛生面やアフターケアがしっかりしているかどうかを見極めましょう。
カウンセリングでは、疑問があれば質問し、施術者と認識のズレがないかをしっかりと確認しておきましょう。
アートメイクの痛みに関するよくある質問
ここからは、アートメイクの痛みに関するよくある質問をご紹介します。
アートメイクが失敗してしまった時の対処法や、失敗例、そもそもアートメイクを受けられない人はいるのかなど、それぞれ詳しくご説明します。
アートメイクは除去できる?
仕上がりにどうしても満足できない場合、アートメイクを除去することができます。
除去方法は、アートメイクを施した部位や色によって方法が変わります。
レーザー手術や除去液、切除手術、カモフラージュなどがあります。
アートメイクを除去する際は、施術時より高い費用がかかることが多いです。
また、除去にかかる期間は、インクが入っている深さや色によって変わります。
例えばレーザー除去であれば、一般的には2〜3回の施術が必要です。
施術ごとにダウンタイムがあるので、だいたい2〜3ヶ月ほどの期間がかかります。
アートメイクは何が原因で失敗する?
アートメイクで失敗する原因はいくつかあります。
施術者との意思疎通ができていない
こちらは事前のカウンセリングが不十分だったことによる失敗例です。
施術前に行われるカウンセリングで、自分がやりたいデザインがうまく施術者に伝わっていない場合、失敗する可能性が高くなります。
健康被害
傷が残ってしまった、腫れが続いてなかなか引かない、などの健康被害が起こる可能性があります。
こちらは医療機関ではないクリニックで施術を行った場合に多く起こる失敗例です。
事前にしっかりとクリニックの評判や、施術者の技術が十分にあるかを調べておくことをおすすめします。
ケアが不十分
ダウンタイム中のケアを怠ると、せっかく施したアートメイクが失敗してしまう可能性があります。
クリニックからの指示に従い、その通りにケアを行うことで、失敗を防ぐことができます。
また、アフターケアがしっかりしているクリニックを選ぶことが重要です。
施術後にトラブルが起こった場合は、必ずクリニックに相談しましょう。
アートメイクが受けられない人はいますか?
持病がある方、または体質によってはアートメイクを受けられない方もいます。
- 妊娠中・授乳中
- 皮膚疾患や重度のアトピー症状がある方
- 糖尿病
- 心臓病
- 施術箇所に感染や炎症がある
上記に当てはまる方は、アートメイクが受けられません。
また、未成年の方は保護者の同意がです。
施術当日の入浴や洗顔は大丈夫ですか?
アートメイクの施術をした当日は、入浴や洗顔は控えましょう。
施術した部位を濡らすことによって感染症にかかる危険があるため、入浴や洗顔は丸一日経ってから行うことをおすすめします。
また、入浴や洗顔時はなるべく施術した部位を触らないようにしましょう。
施術した部位はデリケートな状態のため、刺激の強い洗顔料を使わないようにしてください。
入浴後の保湿はしっかりと行い、クリニックから処方されたワセリンや軟膏などを使用し、しっかりとケアをすることで色持ちを良くすることができます。
アートメイク施術者に資格は必要?
アートメイクは、れっきとした医療行為です。
しかし、施術者が医療免許を持っていなくても、医療免許を持っている者による指導のもとであれば、アートメイクの施術をすることができます。
施術中に緊急事態が起きた時に対応ができるよう、医療免許を持ったスタッフが常駐していることが大前提です。
「料金が安いから」という理由で、違法サロンで施術を受け、失敗した例はいくつもあります。
クリニックを選ぶ際には、料金のみを重視するのではなく、施術者の技術や、衛生面、アフターケアの充実度を見極めるようにしましょう。
アートメイクの痛みまとめ
ここまでアートメイクの痛みについてお伝えしてきました。
アートメイクの痛みの要点をまとめると以下の通りです。
- 感覚が敏感な部位は痛みを感じやすい
- マシン彫りに比べ手彫りは痛みを感じやすい
- 毎日のメイクが楽になり、自信と余裕が持てるというメリットがある
- 簡単には消すことができないというデメリットがある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。