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心筋梗塞の原因である動脈硬化による冠動脈狭窄に対する治療はバイパス手術からカテーテル治療に主役が移っています。 また、頚部内頸動脈狭窄症は、大脳半球全体を栄養する血管であるため、その狭窄は致命的であり、その治療にもカテーテル治療が主に使われます。 カテーテル治療後の心配は「再狭窄」であり、その発生率も低くはないため、血液凝固阻止剤などが投与されますが、易出血性、脳出血のリスクなど、懸念材料もあります。 今回の論文は「水素が治療後の再狭窄リスクを下げる」というものです。 動脈硬化の発生にも「炎症」が大きく関わっていますし、狭窄部位の治療である「バルーニング」「ステント」も血管内膜に操作を加えるため、そこに炎症が発生し「新生内膜の過形成」が大きな問題となってしまいます。 そこで、バルーニングを施したラットに、水素含有生理食塩水を連日投与し、炎症性サイトカイン(TNFα、NFκBなど)と内膜の肥厚を調べたところ、水素投与がそれらを抑制した。 炎症反応の主役である『TNFα-NFκB系』には活性酸素が大きく関わるため、ここに水素の出番があります。 水素は活性酸素の除去によってTNFα-NFκB系を抑制し、組織炎症を抑制します。 しいてはそれが、炎症による内膜肥厚を抑制するということとなるわけです。 *予防的な血管炎の予防 *カテーテル治療後の再発予防 という両面で、水素が効果を示すことは予防医学的にとても重要であろうと考えています。 血管内の炎症は、関節の炎症などと違い『自覚症状を伴わない炎症のひとつ(その他糖尿病など)』であり、発見の遅れや進行、未治療/放置となりやすく、そのため大きなトラブル(心筋梗塞、脳梗塞など)となりやすいと言えます。 これらに対する治療は主に「救命」であり、多くの場合、麻痺や生活の障害が伴う場合が多い。 そういう意味でも予防、せめてステント治療後の再発予防は必須ではないかと考えています。 <水素治療に関するお問い合わせ> 医療法人社団医献会辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp Hydrogen-rich saline prevents neointima form