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身体を細胞の劣化を促進する5大要因 *酸化 *糖化 *炎症 *毒 *栄養障害 これらのうち、初期から自覚症状を伴う可能性が高いのが炎症です。 「アトピー」「喘息」「関節炎」といった苦痛の強い症状の多くは炎症によるものですが、炎症には「無自覚の炎症反応」というものがあります。 これらを含め『炎症とは何か?』について書いてみます。「炎症」とは本来「自己を守るシステム」です。 生命は *非自己 *機能障害を起こした自己 を排除し、完璧な状態に保とうとします。 この「非自己と障害を起こした自己」を排除するシステムが『免疫システム』であり、それに伴って発生する化学反応が『炎症』です。 「免疫と炎症について簡単に教えて欲しい」とよく言われますが、私は『外敵と防衛』のお話に例えます。 例えば、自身の身体を「鎖国している日本国」としましょう。 この国は外部からの侵入を「消化管と呼吸器」に限定していますが、そこには外部からの数々の外敵が接触してきます。 それらを国内侵入前に発見し、除去することが免疫の最初の目的です。 免疫の大部分が消化管と呼吸器に存在する理由はここにあります。 港(消化管粘膜と呼吸器粘膜)は入り込もうとする悪の巣窟。 また、国内においても悪い奴はいます。 また、税関を突破して侵入してくるものもいます。 これらに対する『防衛軍と警察』が免疫だと考えて下さい。 日本の警察も自衛隊も、何もなければおとなしくしています。 しかし、悪い奴には毅然と対処します。 問題はその対処方法であり、それが『炎症反応』です。 障害が小さければ、警察官の対応は「口頭注意」程度でしょう。 しかし、人体に及ぼす影響が大きいと判断すると、それに対する対応は口頭ではすまず、逮捕まで視野に入れたり、時には発砲となります。 さらに障害が大きくなれば警察では対応できず、自衛隊の出動となります。そうなれば、そこに発生する炎症は警察とは比べ物にならないくらい大きなものとなるでしょう。 間違ってはならないのは、悪いのは炎症でもその原因である免疫でもなく『その原因』です。 もしくは「過剰防衛」にも似た『小さな障害に対する過剰な炎症反応』です。 炎症は辛い症状(発熱、発赤、腫脹、疼痛)を伴うため、多くの場合それを嫌います。 また、炎症は「免疫の先に起こる現象」ではありますが、あまりに大きくなると、自分自身すら破壊してしまうため、それを抑える治療が必要となります。 また、小さな炎症とはいえ、それが『慢性的に継続する炎症:くすぶり炎症』はボディブローのように小さな障害を細胞に与えるため、長期的には問題となります。 いずれにしても、「抗炎症」は *根本:免疫を発動する原因への対処 *対症:トラブルとのバランスを見ながらなるべく少ない炎症 という2段構えの対応が必要だと考えます。 異論反論を巻き起こす『ステロイド治療』は、最も有効な対症療法と言えますが *その原因を追究せずに使用するステロイド *免疫まで抑えてしまうステロイド使用 が問題となっていまる。 当院でも「抗炎症治療」は大きな軸の治療です。 「薬物を使用せず、炎症の根本を抑制する」というのは理想的な治療であり、そこへの努力は必要です。 しかし、多くの人は『辛い自覚症状』に耐えきれず、根本療法から脱落する場合が多いのです。 個人的には *根本療法:感染、毒、アレルギーなどへの対応 *対症療法:消炎鎮痛剤、水素、ステロイド のバランスであり、その中でも『極力ステロイドには頼らない』という考えが大切であると考えています。 とはいえ、「抗炎症治療:症状を和らげる治療」に頼り切ってはなりません。 抗炎症治療に頼りすぎると、いずれその効果は破綻し、根本の治療を忘れ、徐々に抗炎症治療が強力になり、ステロイドの慢性的治療へと発展しやすくなります。 その中での『水素』は治療に加えることによって炎症を抑える大きな力となります。 いずれにしても、抗炎症治療の本質は『炎症の原因を見つけ、除去する』という部分にある事は間違いありません。 *各種アレルギー検査 *重金属検査 *腸内細菌検査 *歯科/口腔外科領域の検査 これら『免疫/炎症システム発動の温床』を徹底的に調べ、その原因を除去する努力が根本療法への近道であると考えています。 遅延型食物アレルギー物質を一定期間除去したり、重金属群を除去することによって「アトピー」や「リウマチ」の自覚症状が大きく軽減した方も大勢いらっしゃいます。 治療には本人の努力(除去する)が重要になりますが、効果の高い治療ですので、一度トライしてみる価値はあるかと思います。 各種検査/治療に関するお問い合わせ 医療法人社団医献会 辻クリニック(四ッ谷) 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp facebook.com

人体の「5大劣化減少:酸化、糖化、炎症、毒、栄養障害」のうち、糖化は糖とアルコールによる *タンパク変性:異常タンパク質による硬化、褐色化 *AGE受容体結合による障害(炎症、活性酸素など) というお話をしてきましたが、もうひとつ忘れてはならない物質があります。「カラッと揚がったカツ」「甘いカラメル」「フライドポテト」「おこげ」 残念ながら、これらには大量のAGEsが含まれています。 AGEsは、糖とタンパク質(アミノ酸)が非酵素的に(多くは熱を使って)結合した物質です。 フライの衣やフライドポテト、砂糖を焦がしたカラメルなどは、小麦やグラニュー糖に含まれるアミノ酸とグルコースは加熱によって結合し、大量のAGEsが形成されます。 以前「AGEsを摂取しても、吸収されずに排泄される」と考えられてきましたが、最近の研究で『摂取したAGEsの10%が吸収される』ということが解ってきました。 食として体内に入ってくるAGEsも、体内で作られたAGEsと同じように *組織合成に使われ、劣化タンパク質を作る *RAGEと結合し、酸化劣化、炎症劣化を引き起こす ということに変わりはありません。 *高GI値の糖質(の過剰摂取) *アルデヒド解毒能を越えたアルコール摂取 *加熱調理で作られたAGEsの摂取 これらの合計が体内のAGEs量となります。 そして、このAGEsが体内に蓄積し、残存し、身体を劣化させるかどうかは『AGEs分解/排泄能』も関係してきます。 当院では『AGEリーダー』で多くの方の検査を行っていますが、 *AGEs量が増加するはずなのに検査値が低い人 *低AGEs生活のはずなのに検査値が高い人 がいらっしゃいます。 これはその人の『AGEs分解処理能力』によるものです。 AGEsによる糖化劣化は *糖尿病および合併症(神経症、網膜症、腎症、壊疽など) *動脈硬化 *認知症(アルツハイマー病など) *ガン *皮膚老化(くすみ、しみ、しわ、たるみなど) *関節炎 などとの関係が明らかになりつつあります。 AGEsの体内沈着が多い人は、これらの疾患リスクが高いと言えますので、すぐに『高AGEs習慣』を見直し『AGEs分解補助治療』を行うことをお薦めします。 【低AGEs習慣】 *精製糖質(白米、精製小麦、加工芋、トウモロコシ)を控える *砂糖/人工甘味料を控える *アルコールを控える *アルコールの弱い人は禁酒する *酸化ストレスを減らす(カルボニル化ストレスを減らす) ここに *揚げ物を控える *焼き物の焦げを控える をぜひ付け加えてください。 AGEs検査についてのお問い合わせ 医療法人社団医献会 辻クリニック(四ッ谷) 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp facebook.com

細胞劣化を促進する *酸化 *糖化 *炎症 *毒 *栄養アンバランス のうち、『酸化劣化』はある意味で「防ぎようのない劣化」と言えます。 人は食物から「水素:プロトン」を抜き出し、呼吸から「酸素」を取込み、それによってエネルギーを作り出して生きています。 その際、どうしても活性酸素のひとつである『スーパーオキシド』が微量出来てしまいます。 そのため、生命体は2段階の抗酸化力を身につけ、活性酸素を「水:H2O」まで変換し、酸化劣化に抵抗しています。 しかし、 *加齢による各抗酸化酵素産生能の低下 *外来性抗酸化物質摂取量の低下 *過度のストレスによる活性酸素発生量の増加 によって「処理仕切れないスーパーオキシド/過酸化水素」が増加し、そこから『悪玉活性酸素』が作られてしまいます。 一般的に「悪玉」と考えられているのが、図で紫色に表示してある *ヒドロキシラジカル *ペルオキシナノライト *一重項酸素 です。 この中でも『ヒドロキシラジカル』は強力で、多くの抗酸化物質では除去しきれません。 この『強力なヒドロキシラジカル』によって細胞が、臓器が劣化し *血管:動脈硬化 *脳:痴呆、パーキンソン病 *皮膚:しみ、しわ、たるみなど *軟骨:関節炎、変形 *骨:骨粗鬆症 *膵臓:糖尿病 *肝臓:肝機能障害 *他細胞:発ガン といった「老化/慢性疾患」が発症します。(その他『糖化』『炎症』『毒』でも発症します) 酸化劣化は『酸化ストレス』と『抗酸化力』のアンバランスによって起こります。 「酸化ストレスに対して抗酸化力が低い」ことが酸化劣化を促進する因子です。 水素は以下の点で優れています。 *ヒドロキシラジカルをすぐさま還元する *利用された『酸化した抗酸化物質』を再還元する 特に *ペルオキシナノライトを除去するカロテノイド、ビタミンEなどを再還元する *酸化脂質を還元する『脂溶性抗酸化物質』を再還元する という機能は、酸化ストレスの重要な場である『細胞膜の劣化』をコントロールするうえでとても重要です。 ビタミンEやカロテノイドなどの「脂溶性抗酸化物質」は体内蓄積性であり、その過剰量が問題視されることがあります。 脂溶性抗酸化物質は、過剰に摂取すると、その分だけ「酸化してしまった抗酸化物質(言い換えれば酸化物質)」が体内に残存することとなり、「酸化した脂溶性抗酸化物質を還元する物質:ビタミンCなど」の不足が問題を大きくすると考えられています。 「ビタミンEの過剰は寿命を短くする」という説は、「酸化したビタミンE」または「ビタミンEを還元するビタミンCの相対的不足」と考えるほうが良いのかもしれません。 水素は脂溶性物質の抗酸化という面でもとても効果が高く、細胞膜内に存在する抗酸化物質(アスタキサンチンなど)もすぐさま還元してしまいます。 また、水素分子は「分子量2」というとても小さな物質であるため、細胞内のあらゆる場所に侵入します。 特に酸化ストレスの場である「ミトコンドリア内」や、人体の設計図である「核:DNA」に侵入できる抗酸化物質は「水素だけ」と行って良いでしょう。 *ヒドロキシラジカルの還元 *脂溶性抗酸化物質の再還元 *細胞内小器官への侵入による還元作用 この作用は、長期的に見れば「最も優秀かつ効果的なアンチエイジング物質」と言ってよいと思います。 即効性はありませんが、長期的な効果は間違いのない水素を、是非生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。 水素治療に関するお問い合わせ/診療予約 医療法人社団医献会 辻クリニック(四ッ谷) 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp

本年6月に発表されたこの論文は、水素の効果に数々の効果に対する仮説として大変興味深い。 水素がヒドロキシラジカルを含む「細胞障害性活性酸素種」を除去できる優れた抗酸化物質であり、酸化劣化による多くの疾患予防/治療に役立つ。 それ以外に水素は「強い抗炎症作用」をもつため、 *皮膚への使用:アトピー性皮膚炎、各種皮膚炎 *関節への使用:関節炎、腱鞘炎、軟骨炎 といった炎症性疾患にも高い効果を示す。 当院でも *関節炎に対し「関節内注射」 *肩こり/腰痛に対し「筋肉内注射」 *皮膚炎に対し「外用薬」 として使用することによって、それらの炎症が想像以上に早く軽減することを経験するが、ここでひとつ疑問が生じる。 水素は活性酸素と反応することによってそれを除去するが、その「活性酸素発生源」を止めていなければ、炎症はすぐに再発するはずである。 ことろが、炎症に対する水素治療は想像以上に効果時間が長い。(数ヶ月経っても痛みが再発しない人も多い) これは「水素は活性酸素の発生源に対しても作用しているのではないか?」と想像される。 ここで活性酸素の発生について考えてみる。 活性酸素の大元の発生源は『ミトコンドリア』である。 酸素と脂肪/糖からエネルギーを作り出すミトコンドリアからは必ず少量の「スーパーオキシド:SO」という活性酸素が発生する。 このSOを「SOD」を使って「過酸化水素:H2O2」へと変換し、カタラーゼ/GSHを使って水へと変換している。 (SO+SOD→H2O2→H2O2+GSH→H2O) 何らかの原因で *SOの産生量が増加 *SOD量が低下 *カタラーゼ/GSH量が低下 を起こすと、処理しきれなかったSOやH2O2は「生体内金属:鉄、銅など」と反応し「悪性の活性酸素」を発生する。 この論文では水素が生体内金属イオンのリガンド(配位子)として働くことによって、各種反応系を制御しているのではないかというものである。 金属タンパクは水素の標的分子のひとつであり、「M-H2反応」に よって金属タンパクを制御している。 このことは、生体内に存在する各種金属(重金属なども含む)の悪影響を制御する可能性が高い。 ようるすに、活性酸素の発生源である「遊離鉄、銅、その他重金属」のリガンドとして水素が作用することにより、細胞障害性活性酸素種が精製されにくくなるのではないかというのだ。 このような仮説に基づく理論は臨床と見比べてゆく事によって多くの発見があるであろう。 今後も最新の論文を検討しつつ、臨床での結果と照らし合わせてゆこうと考える次第です。 http://www.medicalgasresearch.com/content/pdf/2045-9912-2-17.pdf www.medicalgasresearch.com