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栄養について語る時、その栄養は「いったいどこが使うのか?」を知っておくべきです。 栄養を利用するのは『細胞』です。 細胞が「糖」「脂肪(脂肪酸)」「タンパク質(アミノ酸)」「ビタミン」「ミネラル」などを取込み、DNAの設計図にそってそれらを利用し *エネルギー *組織 *ホルモン *酵素/補酵素 *細胞(分裂) なをと作り上げる。 栄養とは *どれだけ食べたか? *どれだけ吸収したか? *血液中にどれだけあるか? *尿中にとれだけ出たか? *組織中(間質)にどれだけあるか? ではなく *細胞の中にどれだけ存在するのか? が最も重要である。 今現在存在する検査は血液や組織(髪や爪など)、尿などからの『予測』に過ぎない。 5nmという薄くも強靭な『脂質二重膜』の細胞膜は「疎水性分子」や「極性のある小分子」はある程度通過させるが、「イオン」「極性のある大分子」は通過できない。 それらを通過させるのは、細胞膜上に存在する『輸送タンパク(チャンネル)』である。 細かな理論はさておき、細胞膜を通過する分子も輸送タンパクを通過する分子も『細胞膜や輸送タンパクが正常である』という条件下で細胞膜を通過する。 もし細胞膜が正常でないとしたならば、血液中や組織間質にあるほとんどの物質は細胞の中には入れないし、細胞の中で発生した物質を細胞外に出すこともできない。 細胞膜を異常化させる最大の要因は『細胞内(ミトコンドリア)で発生する活性酸素』である。 細胞内で発生した活性酸素を、これも細胞内で産生した抗酸化酵素で除去できなければ、活性酸素は *DNA *細胞内小器官(ミトコンドリアなど) を酸化させ、その機能を奪い *細胞膜 を酸化させて、細胞内外の輸送を妨げる。 細胞膜を酸化から守るには 1:発生した活性酸素を除去する 2:酸化した細胞膜(リン脂質)を抗酸化する という方法がある。 1、2の両方に有用な方法は『水素』である。 水素の特徴は *大変小さい(分子量2)ので細胞内に容易に通過 *脂溶性、水溶性に関わらず抗酸化力を発揮 *作用後、水に変換 である。 よって *細胞外の抗酸化 *細胞膜の抗酸化 *細胞内小器官の抗酸化 *発生したラジカルの除去 を同時に行うことができる。 【過飽和水素療法】を行うと、栄養量法の効果が格段に上がることがよくある。 *タンパク(アミノ酸)を摂取してもアルブミンが上がらない *ビタミンを摂取しても効果を感じない *鉄分を摂取してもフェリチンが上昇しない これらの原因として「消化管からの吸収不良」も考えられるが、それ以上に「細胞内への取込み障害」があるだろう。 その原因として考えられるのが『細胞膜の酸化劣化による通過障害』がある。 水素によって細胞膜(リン脂質)の酸化が還元されると、細胞膜の通過能力が正常化するため、栄養療法の効果が上昇したり、一般医薬品の効果が上昇したりする理由はこのためであろう。 水素を使った抗酸化治療は「抗酸化そのものの治療効果」も当然ながら、「投与される物質(栄養素、薬剤)の効果を上げる(細胞内に取込みやすくするため)」ということを考えれば、他の多くの治療法と併用すべきものであろうと考えている。