【公式】辻クリニック

人の細胞は絶えず
「Re-Birth:生まれ変わり」をしている

心筋梗塞 タグ

タグ"心筋梗塞"

3つ続けて血管(虚血)障害に関する論文です。 心臓や脳への血流の閉塞は、人の死亡原因の多くを占めます。 その救命処置として『梗塞部の血流再開』は時間との戦いとなります。 先の論文にもあげたように、血流の途絶は、その血流の先にある細胞への供給が途絶えることによって細胞死をもたらしますが、虚血後の再還流も、時間が長過ぎれば大量の活性酸素を作り出し、それによる細胞死をもたらすため『スピードが命』と言われるわけです。 この論文でも計66検体(ラット)を【偽手術群】【虚血-再還流群】【虚血-再還流+水素生理食塩水投与群】に分け、血流が途絶えた先の心筋細胞の状態を調べています。 この論文でも、水素投与群が明らかに心筋の壊死サイズが小さく、再還流24時間後の心機能パラメータを改善し、炎症マーカーなども低くかった。 水素の主な作用は『抗酸化:ヒドロキシラジカルの除去』であり、それによる *抗炎症/アレルギー作用 *遺伝子発現作用(酵素関連遺伝子など) によって、虚血部位より先の心筋細胞を保護しているものと考えるべきでしょう。 医療法人社団医献会 辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp Anti-inflammatory effect of hydrogen-rich sali

心筋梗塞の原因である動脈硬化による冠動脈狭窄に対する治療はバイパス手術からカテーテル治療に主役が移っています。 また、頚部内頸動脈狭窄症は、大脳半球全体を栄養する血管であるため、その狭窄は致命的であり、その治療にもカテーテル治療が主に使われます。 カテーテル治療後の心配は「再狭窄」であり、その発生率も低くはないため、血液凝固阻止剤などが投与されますが、易出血性、脳出血のリスクなど、懸念材料もあります。 今回の論文は「水素が治療後の再狭窄リスクを下げる」というものです。 動脈硬化の発生にも「炎症」が大きく関わっていますし、狭窄部位の治療である「バルーニング」「ステント」も血管内膜に操作を加えるため、そこに炎症が発生し「新生内膜の過形成」が大きな問題となってしまいます。 そこで、バルーニングを施したラットに、水素含有生理食塩水を連日投与し、炎症性サイトカイン(TNFα、NFκBなど)と内膜の肥厚を調べたところ、水素投与がそれらを抑制した。 炎症反応の主役である『TNFα-NFκB系』には活性酸素が大きく関わるため、ここに水素の出番があります。 水素は活性酸素の除去によってTNFα-NFκB系を抑制し、組織炎症を抑制します。 しいてはそれが、炎症による内膜肥厚を抑制するということとなるわけです。 *予防的な血管炎の予防 *カテーテル治療後の再発予防 という両面で、水素が効果を示すことは予防医学的にとても重要であろうと考えています。 血管内の炎症は、関節の炎症などと違い『自覚症状を伴わない炎症のひとつ(その他糖尿病など)』であり、発見の遅れや進行、未治療/放置となりやすく、そのため大きなトラブル(心筋梗塞、脳梗塞など)となりやすいと言えます。 これらに対する治療は主に「救命」であり、多くの場合、麻痺や生活の障害が伴う場合が多い。 そういう意味でも予防、せめてステント治療後の再発予防は必須ではないかと考えています。

私が臨床的に「水素が予防/治療に有効」と最初に感じた論文です。 心筋梗塞や脳梗塞の問題は 1:血栓などによって血管が詰まり、先に血液が届かなくなる 2:詰まった血管が再還流し、一気に血液が流れることによって活性酸素が大量に発生する という2つです。 1は救命の問題となりますが、2は「せっかく血流が再開したのに、それが仇となって組織が損傷する」という問題です。 これによって大きな機能障害(後遺症)と伴うこととなります。 心筋梗塞や脳梗塞は 1:そのものの発生リスクを下げる 2:発生したとしても、救命率を上げる 3:救命後の合併症を減らす という視点が必要となってきます。 この論文は、注射用飽和水素生理食塩水を投与したラットとそうでないラットに対し ・心臓冠動脈を30分虚血 ・その後、再還流 によって、各種データと心筋の壊死範囲を調べています。 結論は、水素投与によって 1:マロンジアルデヒド(MDA)の減少 2:心筋細胞のアポトーシス減少 3:カスパーゼ3の抑制 4:8-OHdGの抑制 を伴って、再還流24時間後の 1:心筋機能パラメーターの改善 2:梗塞サイズの縮小 を認めていた。 水素は予防投与によって血管内の炎症を抑制し、梗塞リスクを大幅に下げますが、たとえ梗塞が発生したとしても、それによる後遺症のリスクも大きく下げる作用があります。 当院では現在 ・内服投与:1日1回 ・点滴/注射投与:1回/2週〜1回/月 を行って、患者様にデータを取らせていただいておりますが、経過は大変良好のようです。 今後、継続的な検査データを追いかけてみようと考えています。 医療法人社団医献会 辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp Hydrogen-rich saline protects myocard

心筋梗塞の原因である動脈硬化による冠動脈狭窄に対する治療はバイパス手術からカテーテル治療に主役が移っています。 また、頚部内頸動脈狭窄症は、大脳半球全体を栄養する血管であるため、その狭窄は致命的であり、その治療にもカテーテル治療が主に使われます。 カテーテル治療後の心配は「再狭窄」であり、その発生率も低くはないため、血液凝固阻止剤などが投与されますが、易出血性、脳出血のリスクなど、懸念材料もあります。 今回の論文は「水素が治療後の再狭窄リスクを下げる」というものです。 動脈硬化の発生にも「炎症」が大きく関わっていますし、狭窄部位の治療である「バルーニング」「ステント」も血管内膜に操作を加えるため、そこに炎症が発生し「新生内膜の過形成」が大きな問題となってしまいます。 そこで、バルーニングを施したラットに、水素含有生理食塩水を連日投与し、炎症性サイトカイン(TNFα、NFκBなど)と内膜の肥厚を調べたところ、水素投与がそれらを抑制した。 炎症反応の主役である『TNFα-NFκB系』には活性酸素が大きく関わるため、ここに水素の出番があります。 水素は活性酸素の除去によってTNFα-NFκB系を抑制し、組織炎症を抑制します。 しいてはそれが、炎症による内膜肥厚を抑制するということとなるわけです。 *予防的な血管炎の予防 *カテーテル治療後の再発予防 という両面で、水素が効果を示すことは予防医学的にとても重要であろうと考えています。 血管内の炎症は、関節の炎症などと違い『自覚症状を伴わない炎症のひとつ(その他糖尿病など)』であり、発見の遅れや進行、未治療/放置となりやすく、そのため大きなトラブル(心筋梗塞、脳梗塞など)となりやすいと言えます。 これらに対する治療は主に「救命」であり、多くの場合、麻痺や生活の障害が伴う場合が多い。 そういう意味でも予防、せめてステント治療後の再発予防は必須ではないかと考えています。 <水素治療に関するお問い合わせ> 医療法人社団医献会辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp Hydrogen-rich saline prevents neointima form

初期の水素の効果に関する論文は「水素の抗酸化作用による神経細胞保護作用」でしたが、最近はさらに深く掘り下げた機能に関する論文が多くなっています。 ここでは老化促進マウスに水素水を自由摂取させ、細胞レベルでその変化を観察しています。(飽和水素水です)そして、この論文においても、水素の作用として *SOD酵素活性の増加 *Morris水迷路試験での学習・記憶能(空間認知能)の改善 *脳内セロトニンの上昇 をあげています。加えて興味深いのが『海馬組織であるCA1,CA3細胞密度の低下スピードが減少した』という部分です。 海馬は記憶・学習等に関与する脳神経部位であり、その細胞密度の低下は、痴呆の特徴的な組織学的変化と言われています。 どのような作用で(抗酸化作用もしくは酵素活性作用?)によるものかは今後の研究によりますが、神経密度低下による脳神経組織の萎縮を、水素が抑制する可能性は大変興味深いものです。 現代医学は「命を助けることはできても、麻痺や障害を改善することはできない(出来るものは少ない)」ということを理解すべきです。 ・脳梗塞/くも膜下出血:麻痺は治せない ・心筋梗塞:生活(活動)制限は治せない ・糖尿病:食事制限は治せない などが特徴的です。 予防は一見するとその効果を感じ難いものですが(症状がないので、改善もわからない)、各種検査によって『無自覚の変化』を見つけることが出来ます。 その『無自覚の変化』を改善してゆくことが「予防的治療」の大きな役割であるといえるでしょう。 医療法人社団医献会 辻クリニック 理事長 辻直樹 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp Drinking hydrogen water ameliorated cogn

外傷性脳障害は外部からの刺激(衝撃)によって大脳皮質が損傷され、そこで発生する活性酸素によって障害範囲が広がる。このような現象は心筋梗塞や脳梗塞における『虚血再還流障害』においても同様である。 一度虚血に陥った部位は、その部位に発生する大量の活性酸素やサイトカイン等によって組織損傷が進行し、そこに再還流(血液が再度流れ込む)によって障害が大きくなる。 これに対し、発生する活性酸素(特にヒドロキシラジカル)の制御は大変重要である。 抗酸化治療において、最近になって重要視されているのが『抗酸化の選択性』であろう。 一般に「活性酸素/フリーラジカル」と言われるがすべて悪いものではなく、生理活性物質としての活性酸素も数多く存在する。 *NO(一酸化窒素):血管拡張作用 *H2O2(過酸化水素):免疫細胞内での殺菌作用 等は、生体の作用として大変重要であり、これらの作用を打ち消してしまうことは好ましくはない。 抗酸化治療においては『反応性が強く、組織酸化劣化作用の強い活性酸素を選択的に除去する』という考え方が主流となりつつある。 また、生体が持つ「自前の抗酸化酵素産生能:スーパーオキシドに対するSOD産生、過酸化水素に対するカタラーゼ産生」は、外部からの『SOD様物質』『カタラーゼ用物質』の投与が「過保護要因」として働き、酵素産生能を低下させてしまう可能性もある。 水素が「新しい抗酸化治療戦略」として研究されはじめたのは *ヒドロキシラジカル選択性 *BBB(脳の血液脳関門)通過性 である。 水素の抗酸化作用が *生体の抗酸化酵素産生能を邪魔しない *BBBを通過する(脳細胞に届く) *抗酸化作用発揮後、酸化物質として残存しない という利点を持つことが、他の抗酸化物質に比べて優れた部分であろう。 それどころか、この論文では水素による治療が『内因性抗酸化酵素活性を増加させる』ことに注目している。 水素がどのような作用機序で内因性抗酸化酵素(SOD、カタラーゼなど)を増加させるのかについては言及していないが、前出で論文にあるように、水素の遺伝子発現作用が影響しているのかも知れない。 これについても今後の研究が待たれる。 医療法人社団医献会 辻クリニック(四谷/麹町) Protective effects of hydrogen-rich saline in a r

実験は「外傷性脳障害」のモデルラットによって行われている。 外傷による脳障害後、大量の活性酸素発生によって、神経不全や再形成障害が発生し、神経シナプス障害/認知機能障害が発生することは確認されている。 そのため、障害後の抗酸化治療戦略を目的として「抗酸化医薬品」が承認されている。 研究では、ラットの脳に外傷障害を与え、その後に脳障害に対する水素の作用を検討している。 それによると、障害後のラットに対し水素を投与すると *酸化ストレスによって生じるMDA(マロンジアルデヒド)の減少 に加え *Sir2遺伝子発現レベルの上昇 *神経シナプスの可塑性(刺激に対する機能/構造的な適応)上昇 *モリス水迷路法での(認知機能試験)回復 を認めたとしている。 臨床上ではあるが、当院で行う『過飽和水素点滴/内服」によっても「マロンジアルデヒド修復LDL:酸化LDL」が優位に低下することは確認しており、動脈硬化リスクである酸化LDの低下は「動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防/治療に役立つ治療」として期待している。 水素の抗酸化力によって、過酸化脂質発生によるMDAが減少することは当然であるとしても、今回の試験で見られた『Sir2遺伝子レベルの上昇』や『可塑性の上昇』は、単なる「抗酸化力」だけとは考えにくい。 レドックス制御は遺伝子に何らかの作用を示すことは、他の研究でも明らかになっているが、防御作用に加えて「再生作用」にまで影響を与える可能性は大変興味深い。 加えて、これが『水素の抗酸化作用』によるものなのか『水素の作用』なのかは現在のところ不明であり、今後の研究が待たれる。 医療法人社団医献会 辻クリニック(四谷/麹町) Hydrogen-rich saline protects against oxidati

飽和水素水注射による鎮痛治療についていくつかご質問があったので、ご回答です。 *どのくらいの効果がありますか? *他の疼痛治療(ステロイド、消炎鎮痛剤、麻酔薬など)とくらべ て治療(鎮痛)効果はどの程度ですか? これらのご質問については以下のように考えています。 医学的に鎮痛効果度合いを計測することはできませんが、同等程度の鎮痛効果はあると考えています。(あくまでも患者さん本人の主観であるため) この治療法のもっとも優れた点は『副作用がない』『薬剤(合成化学物質を使わない』だと考えています。 現在ペインクリニックや整形外科で鎮痛治療に利用される薬剤は *消炎鎮痛剤(注射、内服、外用) *ステロイド(注射、内服、外用) *麻酔薬(注射、外用) が中心です。 麻酔はあくまでも『その場の痛みを感じなくする』ことを目的としているため、治療としての方向性は違います。 消炎鎮痛剤やステロイドは、水素と同じように『原因→化学反応→炎症反応』の「生体内化学反応」に作用する薬剤です。 消炎鎮痛剤・ステロイド・水素を比較した場合、消炎鎮痛作用が同等と考えるならば *副作用がない *投与量に制限がない *投与回数に制限がない *投与部位に制限がない という部分に関しては水素に利があります。 現在、世界中で多くの研究機関が研究を重ねていますが、水素の作用機序は *抗酸化作用 *抗炎症作用 *抗アレルギー作用 *細胞(ミトコンドリア)修復作用 *DNA修復作用 ではないかと考えられています。 この作用を利用して *アレルギー疾患:喘息、アトピーなど *膠原病:慢性関節リウマチなど *動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞 *神経変性疾患:パーキンソン病、アルツハイマー病など *ガン などに対する治療も試みられています。 このような臨床試験が急速に進むのも『副作用がない』という利点があるからです。 鎮痛作用も他の薬剤(麻酔を除く)に比べて遜色はありませんし、長期的な作用は優れていると思われます。(リウマチなどに対し半年以上の治療を行うと、関節機能の回復をみとめています) よって、ご質問のように「他の鎮痛治療:他の鎮痛作用薬との比較」については *短期的には遜色なし *長期的には優れている という考えです。 医療法人社団医献会 辻クリニック (四谷/麹町) 理事長 辻直樹

本年度、名古屋大学から発表された論文。 この論文では、過去4年にわたり63もの疾患モデル動物および人に対する水素の臨床試験をおこない報告している。その中で特に *アルツハイマー病 *パーキンソン病 *虚血再還流疾患(心筋梗塞、脳梗塞など) に著効したとしている。 加えてこの論文の面白いところは、水素による治療の疑問点に焦点を当てているところだろう。 まず、この発表では効果の濃度依存性がなかったこと。ようするに水素濃度を上げてもその治療効果は変わらなかった点。 この点に関しては、当院ではリウマチ/アトピーといった炎症性疾患においては濃度に依存して症状の緩和が認められるため、個人的には疑問である。 もうひとつは、人やラットの小腸では「小腸腸内細菌からの大量の水素発生と体内供給」が行われているということ。 そこに外部から水素を供給すると明らかな効果があることに対する疑問である。 この点に関しては「腸内細菌の状態によって、供給される水素量に大きな差がある」という論文がいくつかの論文が発表されており、個人的にも「小腸からの水素供給量の差」が水素の効果と疾患回復に何らかの関係があるのではと考えている。 このように、国内外で水素治療の論文が急速に増加しているが、それだけこの効果が高く、共存する腸内細菌が作り出している物質という安全性を併せ持つためであろう。 当院でもその治療効果幅は広いことは確認しており、今後は *投与量 *投与間隔 *濃度 *投与方法 などのプロトコールの確立が重要であろうと考えている。 Molecular hydrogen as an emerging thera