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日本における「関節炎」の総患者数は120万人といわれ *外来受診率:5位 *65歳以上の有病率:2位 *人工関節手術件数:膝:7万件/年、股関節:4万件/年 *要介護原因の20%(骨折と合わせて) となっています。 これは「命を奪う疾患」ではなく「活動を奪う疾患」です。変形性関節症の原因は大きく *生物学的要因:軟骨組織の変性と軟骨細胞死 *遺伝学的要因 *力学的要因:物理的不可による摩耗/変形 と考えられ、これらが複合的に加わることで発生すると考えられています。 予防的治療として重要視されているのが「生物学的要因」で 1:軟骨変性を止める 2:軟骨細胞を保護/維持する が重要となってきます。 この原因として、最近注目を浴びているのが「活性酸素」です。 活性酸素は細胞が活動するうえで、必ず作られてしまいますが、加齢とともにその産生量が増加します。 変形性関節症の患者は、血管拡張物質である『NO:一酸化窒素』が関節内に増加していることが解っています。 このNOと細胞活動と加齢で増加した『SO:スーパーオキシド』が結合すると「ONOO:ペルオキシナノライト」という悪玉活性酸素が作られます。 また、加齢によって増加したSOの処理が追いつかず、関節内の重金属と反応して作られる『OH・:ヒドロキシラジカル』も増加します。 これら二つの活性酸素は、 *軟骨細胞の破壊 *軟骨組織の変性 *炎症反応の増強 といった関節の劣化の中心となる現象を引き起こします。 最近になって世界中で発表される論文では、変形性関節症の治療/予防のターゲットとして「活性酸素」をあげ、その抗酸化戦略が関節疾患の進行を食い止める可能性を示唆しています。 (各種論文はあどでご紹介します) 水素は「ヒドロキシラジカル/ペルオキシナノライトを共に除去できる抗酸化物質」です。 当院においても、長期的な水素の投与(内服/点滴/関節内注射)が「変形性関節症」や「慢性関節リウマチ」の間接障害(痛み)に有効である症例が増加しており、その投与方法についても、さらなる効果を上げるために研究が必要だと感じています。 変形性関節症に対する水素治療のお問い合わせ 医療法人社団医献会 辻クリニック 理事長 辻直樹 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp

慢性関節リウマチ/骨粗鬆症/変形性関節症などの『慢性痛』の原因は徐々に解明されつつあります。 これについての論文は、最近になった多数発表されていますが、特に『TNFα-NFκB-活性酸素』の絡んだシステムです。水素の効果は、初期(2007年頃)は『抗酸化作用』に絞って論じられてきましたが、昨今は『抗炎症作用』『抗アレルギー作用』が中心になってきています。 この論文は『骨関節疾患の痛み』に対する水素の効果とその制御システムについて。 詳細は割愛しますが、結論から言えば水素には抗酸化作用以外に *SOD強化作用 *TNFαによるNFκB誘導の抑制作用 *TNFαによるiNOS誘導の抑制作用 などを認め、それによって炎症徴候(疼痛、腫脹、発熱、発赤)を抑制しているとしています。 よく「水素の鎮痛作用はステロイドや消炎鎮痛剤と比べてどうでしょうか?」という質問を受けますが、ここで論じているのは『対症療法か?根治療法か?』です。 その場の痛みをとるという意味では 1:麻酔薬 2:ステロイド 3:消炎鎮痛剤 4:水素 となりますが、1〜3は炎症の原因を取り除いているのではなく『症状を緩和させる目的』で利用されます。 水素の目的は『慢性化した炎症サイクルを正常化させる』ことです。よって、比較対象にすべきではないと考えています。 具体的には、当院では骨関節の痛みに対する水素治療を行っていますが、それは既存の治療を排除し、それに成り代わるものという位置づけではありません。 局所注射や関節内注射は、そのほとんどが『麻酔+ステロイド』のような注射ですが、これはあくまでも対症療法です。 ここに『高濃度水素水』を混ぜ合わせることにより *治療期間が短くなる *鎮痛剤の使用量を減らせる *対症療法治療薬から離脱しやすくなる というメリットがあります。 対症療法は悪ではありません。 対症療法と根治療法を組み合わせることによって、治療中の痛みを緩和しつつ、根治を目指すことが可能となってくると思います。 水素関節内注射、水素筋肉注射に対するお問い合わせ 医療法人社団医献会 辻クリニック 理事長 辻直樹 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp Treatment with hydrogen molecule alleviates

慢性疾患の多くに「慢性炎症」があり、それに伴う炎症症状(炎症反応)の抑制は、QOL上重要な治療です。 アトピー性皮膚炎、慢性関節リウマチ、他膠原病、慢性気管支炎、気管支ぜんそくなど、慢性的な炎症による症状は大変辛いものです。 『免疫→炎症反応』は生体が自己を異物から守る上で大切な防御システムですが、免疫に伴う炎症反応が強すぎたり、慢性的に継続したりすると、炎症そのもので自身を破壊してしまう。 以前より、炎症の慢性化/強化に活性酸素が関与することはわかっていましたが、最近になってそのシステムが解明されつつあります。 詳細は前回の説明に譲りますが、何らかの原因によって発動した免疫システムは、その連鎖の中で活性酸素が炎症性サイトカインを必要以上に増加させ、炎症が強化されていることがわかっています。 強化された免疫→炎症反応を抑えるために、医療では『ステロイド』『NSAIDS:消炎鎮痛剤』を使用します。 強すぎる炎症反応を抑制するには、大変有効な物質ではありますが、これらには多くの副作用が存在します。 活性酸素による免疫→炎症システムの強化に伴い、ステロイドやNSAIDSを増量せざるを得ない状況が、これらの副作用を強化するもうひとつの原因だと考えています。 当院では昨年春より『水素の抗炎症/消炎鎮痛効果』を確かめてきました。 そこでわかってきたことは *水素は免疫系を抑制しているのではない *水素は炎症性メディエーターを減らしているのではない という事です。 水素は『炎症の増幅を引き起こす活性酸素を除去している』というのが正しいのかもしれません。 その場の消炎鎮痛効果は、炎症の実態である『炎症メディエーター:COX2など』を抑制する必要があるため、これらを抑制する治療が必要となります。 しかし、炎症メディエーターを増幅する活性酸素の発生を放置すると、炎症は徐々に増加し、それに伴って薬剤も徐々に増量せざるを得ないのです。 一般的な消炎鎮痛治療に水素療法を併用すると、 *ステロイド/NSAIDSの減量が可能 *必要以上の免疫→炎症反応の抑制が可能 というメリットがあります。 また、『プラセンタ療法』『ノイロトロピン療法』といった「抗炎症サイトカインを増やす治療」を併用することによって、悪い炎症増加サイクルを『火消しの方向』に持ってゆくことが可能となります。 *変形性関節症 *慢性関節リウマチ *その他膠原病 *アトピー性皮膚炎 *血管炎 *感染症などの慢性化 その他『ステロイド、鎮痛剤を多用するしかない疾患』に対し、水素の併用療法は大変有効な治療法であると考えます。 水素療法に関するお問い合わせ/診察予約は下記まで 医療法人社団医献会 辻クリニック(四ッ谷) 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp

加齢とともに『老化現象』として現れる関節の痛み(変形性関節症)は人間のQOLを低下させる大きな要因のひとつである。 以前「変形性関節症の軟骨壊死に活性窒素種(ONOO)が関与する」という論文をアップした。 活性窒素のひとつである「ペルオキシナノライト:ONOO」は細胞が発する「NO:一酸化窒素」と「SO:スーパーオキシド」の反応によって発生する。 これらの物質は生体を劣化させる悪性物質ではなく、血管拡張作用や免疫細胞の殺菌作用の元となる物質であり、生命維持には欠かせない物質である。 詳細は論文に譲るが、活性酸素/スーパーオキシド関連の論文を読んでいると、どのようなものでも『絶対悪』『絶対善』というものが存在しないのだということがよく解る。 ミトコンドリアから生成されるSOはミトコンドリアが作り出す酵素(SOD)を使って過酸化水素(H2O2)を生成し、それをカタラーゼによって水に変換している。 白血球などは *SOの生成量 *SOD量 *カタラーゼ量 などをコントロールすることによって、過酸化水素を増やし、細胞内で取込んだ細菌を殺菌している。 軟骨細胞の加齢性疾患である変形性関節症は *軟骨細胞のアポトーシスによる障害 *NO誘発性の障害 という説が存在したが、最近の研究では「NO誘発性である」という考えが主流となってきている。 何らかの原因でNOとSO、SOD、カタラーゼのバランスが変化し、過剰なペルオキシナノライト(活性窒素)が作られることによって、軟骨繊維芽細胞の機能障害と、軟骨組織の酸化劣化が進んだ結果であろうとしている。 (同様な論文が関節軟骨だけでなく、じん帯、関節包についても発表されている) 過飽和水素水を関節内に投与すると、長期的には *鎮痛作用 *抗炎症作用 *軟骨再生作用 を示すが、これは水素のペルオキシナノライト除去だけでなく、他の活性酸素種のバランスに影響するためなのかもしれない。 この論文においても「変形性関節症の進行に活性酸素の影響が大きい」としているが、生体の炎症反応に活性酸素が大きく作用している以上、当然の結果といえるであろう。 医療法人社団医献会 辻クリニック(四谷/麹町) Nitric oxide induced cell death in human osteoar

当院で行っている水素水を使った治療について『どういう治療があるのですか?』『水素をどのように治療に使うのですか?』というご質問が多くよせられるので、ここにも記載しておきます。(HPは現在作成中です) 多くの人が知るようになった『水素』『水素水』という言葉ですが、水素の医学利用は当院の顧問でもある日本医大の太田教授が2007年に雑誌『Nature』に発表した論文に端を発します。 多くの疾患原因を探る中、カラダのエネルギー工場であるミトコンドリアから、どうしても発生してしまう『活性酸素』がDNA、細胞、組織を破壊し、それによる機能障害/イレギュラーが数々の疾患を引き起こすことが解ってきました。 以前より、活性酸素が病気や老化の原因であることは考えられており、それが「ビタミンC」「フラボノイド」といった抗酸化物質が病気の予防/治療に有効だとされてきました。 水素は数ある抗酸化物質の中で『最も優秀な抗酸化物質』ということがわかり、それが治療として使われ始めたのは極最近のことです。 水素は本来『ガス』であるため、これを吸入する治療法が模索されましたが、現在はその治療に加え『他の物質に水素ガスをとけ込ます/吸蔵する』という方法によって、いろいろな使用法が生まれました。 現在、治療として使われるのは 【水に溶け込ます:水素水】 *水素水を飲む *水素水点滴 *水素水注射(関節注射、筋肉注射、皮下注射) *水素水バス(入浴剤) 【水素を物質で包む:水素吸蔵合金】 *内服:体内で水素を発生させる *外用:水素を皮膚上で発生させる 【水素ガスそのもの】 *吸入 というバリエーションがあります。 なぜこのような幾つもの投与方法があるかというと、水素は優れた抗酸化物質であり、体内の悪玉活性酸素を強力に除去してしまうのですが、体内では至る所で活性酸素が発生しているため、『最も近くにある活性酸素』と瞬時に反応してしまいます。 そのため、 *投与部位から目的部位(障害部位)までの距離が遠い *目的部位(障害部位)の血流が悪い *目的部位(障害部位)に届きにくい(深いなど) といった理由によって、『肝心の患部に水素が届く前に消費されてしまう』というデメリットがあるようです。 そのため、臨床的には『目的部位(障害部位)により近く投与する』という方法が模索され始めました。 例えば *関節の痛み:関節注射 *筋肉の痛み:筋肉注射 *皮膚のトラブル:外用 *血管のトラブル:点滴 *血管の多い場所のトラブル(脳神経、がんなど):点滴 となります。 また、活性酸素は体内で絶えず発生しているため、抗酸化物質には『継続的な投与』が求められます。 それには *絶えず投与し続ける という方法以外に *体内で発生させる という方法が考えられ、これが『吸蔵体の摂取』という考えにつながりました。 吸蔵体は、その物質内部に『水素を抱き込んだ物質」であり、多くは「それが水と反応することによって内部の水素を放出する」というものです。 吸蔵体にはいくつかありますが、当院で使用するのは日本医大太田教授が研究されている『水素吸蔵マグネシウム』というものです。 これは他の吸蔵体に比べて *吸蔵量が多い *体内に無害 という部分で優れている物質です。 このように、水素の優れた抗酸化力を治療に生かそうと始まった『水素治療』ですが、最近は *水素の遺伝子修復作用 *水素のタンパク修復作用 *水素のミトコンドリア再生作用 といった「抗酸化では説明できない作用」にも注目が集まってきています。 今後、多くのエビデンスが発表されてくるでしょう。 具体的に、当院で行っている「水素治療」は *水素点滴:がん、パーキンソン病、動脈硬化、脳梗塞などへ *水素関節注射:リウマチ、五十肩、変形性関節症などへ *水素筋肉注射:肩こり、腰痛、神経痛、むちうちなどへ が中心です。 *保険対象外の治療ですが、疾患治療を目的としているため、医療費控除の対象となります。(詳しくはクリニックスタッフまで) 治療をご希望の方は下記までご連絡(電話、メール)にてご連絡ください。 医療法人社団 医献会 辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8階 (四谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp

水素が強力な抗酸化力によって「抗炎症/鎮痛効果」を示すことは多くの論文に発表されており、当院においても『変形性関節症』『慢性関節リウマチ』『外傷後後遺症』『五十肩』『変形性脊椎症』などに対し、水素注射が急速に痛みを取ることは幾度も経験している。 その抗炎症/鎮痛のメカニズムは 【活性酸素→NFκB↑→COX2↑→PGE2,PGI2↑→炎症】という炎症発動システムの大元である「活性酸素の除去」であり、これは現在主流となっている鎮痛治療である *ステロイド:NFκB抑制による効果と副作用 *消炎鎮痛剤:COX抑制による効果と副作用 とは大きくことなることを前回記載した。 要約すれば、水素の抗炎症/鎮痛効果は「痛みの原因となるNFκBを抑制するが生理活性のNFκBは抑えない=副作用がない」ということである。 この優れた効果は患者にとって望ましいことではあるが、変形性関節症などの加齢性疾患やリウマチ、外傷による関節破壊は『その場の痛み』も問題ではあるが『関節変形による機能障害』も大きな問題である。 寿命の延長による高齢化社会を向えた日本において、関節障害は『内蔵は元気だが動けない=低いQOL』という状態を作り出すため、その回復を目的とした「人工関節手術」が選択される場合がほとんどである。 昨今話題となった「iPS細胞」は加齢や外傷によって破壊された関節軟骨細胞を再生させる治療として整形外科分野では期待されている治療のひとつではあるが、これが医療現場として取り入れられるようになるにはまだまだ時間がかかるであろう。 そこで今回の論文『一酸化窒素から発生したペルオキシナイトラライトを減少させることによって間接的に遺伝子発現を変化させ、水素分子は酸化ストレスから軟骨を保護する』は大変興味深いものである。 関節軟骨の炎症と破壊に関わる活性酸素種は「ペルオキシナノライト」である。(正確には活性窒素) これによって先に記載した「炎症サイクル」が発動し、痛みとなることはご理解いただけると思う。 もうひとつの問題は『関節軟骨の破壊』である。 ペルオキシナノライトは、タンパク質に『ニトロ化』という変性を起こし、関節軟骨の変性につながる。 ペルオキシナノライトを抑制できるということは、軟骨のニトロ化変性を抑制し、関節軟骨の変性を予防できることを証明している。 ペルオキシナノライトによって変性する「軟骨構成タンパク:アグリカン、タイプⅡコラーゲン」の変性が水素負荷によって軽減したという。 ここで面白いのが、水素の投与が *アグリカン、コラーゲンの遺伝子発現を回復させた *MMP3,13等「コラーゲン分解酵素遺伝子」の発現を低下させた という部分である。 これは水素の作用が抗炎症/鎮痛作用にとどまらず『軟骨の破壊抑制と再生促進に作用する』ということである。 現在当院でも「可動域を失ったリウマチ患者」に対し、2ヶ月にわたり関節注射を施しているが、 1:初期:急速な鎮痛作用 2:中期:関節腫脹、関節水貯留の軽減 であり、その後 3:可動域の回復 をみとめつつある。 この軟骨組織の再生に関しては半年〜1年という歳月の中でのMRI検査結果などを検証しようと思う。