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少し前の論文なのですが、東京大学から出されたこの論文は「水素は単なる抗酸化物質としてではなく、その他多くの作用と可能性がある」と考えされされた論文です。論文では、水素飽和水投与をラットに4週間投与し、肝臓の遺伝子変化をDNAマイクロアレイ包により調べた結果、 *548の遺伝子発現が上昇 *695の遺伝子発現が低下 という結果を得、 肝細胞による遺伝子発現は「脂質代謝」「炭水化物代謝」「アミノ酸代謝」「酸化」「酵素」「ステロール」など多種に及んでいたということです。 詳細は論文に譲りますが、水素や活性酸素、酸化還元システムが細胞機能(遺伝子発現)にこれほどまで影響を与えていることは衝撃的であると言わざるを得ません。 このことは、酸化や活性酸素を発生させるもの(タバコ、ストレス、大気汚染、放射性物質など)が、遺伝子レベルでも影響を与えていることの証明であり、その治療(抗酸化治療)がそれらを改善しうることを示しています。 臨床的にも、水素摂取によって「二日酔いがなくなった」「中性脂肪が下がった」「コレステロールが下がった」「血糖値が安定した」という声を聞きますが、このような単なる抗酸化作用では説明できないことが、この論文を基に目が向けられるようになったように思います。 この作用が「水素特有のものなのか」または「他の抗酸化物質に共通のものなのか」は興味深いですが、この「水素の遺伝子発現への影響」に関する論文は、今後も注意深く見てゆきたいと思います。 医療法人社団医献会 辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp https://www.jstage.jst.go.jp/article/bbb/75/4/75_100819/_pdf www.jstage.jst.go.jp