Weiss Architecture Studio

Quis autem vel eum iure reprehenderit qui in ea voluptate velit esse quam nihil molestiae lorem.

11月 2012

こちらの『ガン幹細胞』に関する論文も大変まとまりがよく面白い。他の「ガン幹細胞」の論文を読んだうえでの考察とすれば、ガンの特徴と定義される *高い増殖力 *不死化 *転位/浸潤能 のうち『転位/浸潤能』を持ち合わせるのは『ガン幹細胞のみ』であるということだ。 ガン細胞が『高い増殖力』『不死化』を持っていたとしても、『転位/浸潤能』を持たなければ、それほど問題とはならない(あるいみ良性腫瘍とあまり変わらない) ということはガンの最大の問題点は『遠隔転位』である。 我々は今まで『がん細胞をいかに縮小するか』を治療の根本的考えとして来たが、そのガン組織に含まれるガン細胞のほとんどは『分化がん細胞』であり、転位/浸潤能を持たない。 たとえ、何らかの治療によって『99.9%のがん細胞を除去できた』としても、0.1%の残存したがん細胞が『分化がん細胞か?それともガン幹細胞か?』によってその後の成績が大きく変わるのだ。 目に見えないレベルである『ガン幹細胞をすべて除去できたかどうか?』がその後の治療成績に関わることを考えれば、今までのガン治療の方向性を変えていかねばならないことは明白である。 Cancer stem cells and their potential implicati

「ガン治療」が新たな展開を見せるかもしれません。 ここ最近『ガン幹細胞』という考え方が頻繁に出てくるようになってきた。 「幹細胞」というのは、山中先生の研究で一躍有名になったiPS細胞にもあるように、あらゆる臓器、組織の元となる細胞のことで、体内のあらゆるところに存在する。 これと同様に、がん細胞にも『ガン幹細胞』が存在し、それが元となってガンが増殖するというものだ。 我々が『ガン』と称するものは、ごく少数の「ガン幹細胞」を元に分化/増殖したもので、その細胞が「高い増殖力」「細胞の不死化」「周囲への浸潤/転位能」を持ったものだ。 この考え方では、がん細胞には *ガン幹細胞 *ガン幹細胞が分化した分化ガン細胞 が存在し、ガンの一番の問題である『浸潤/転位』を起こすのは『ガン幹細胞』のほうだとしている。 そして、ガンとして確認された組織のほとんどが『分化ガン細胞』であり、それらは「浸潤/転位能」を持たないガン細胞だ。 今までのガン治療は、ガン組織そのものの縮小が治療の目的としているが、実際のところ、治療後に「ガン幹細胞」が残存しているかどうかが最大のポイントとなる。 もし、目に見える範囲のガンを除去できたとしても、細胞レベルで『ガン幹細胞』が残っていたならば、そこを元としてガンが再増殖し『再発』というシナリオである。 そしてそのガン幹細胞が再増殖の際に『薬剤耐性』を持ち合わせたとするならば、新しいガン組織は、今までの抗がん剤などが効かないことになる。 今後、この『ガン幹細胞』をターゲットとする治療法が確立されてくれば、癌治療はまったく新しいステージへと進むであろう。 今のところ、この『ガン幹細胞』に対して効力を発揮するのは『自身の免疫細胞』以外にない。 「ガン幹細胞をターゲットとする治療薬」と「自身の免疫細胞強化によるガン幹細胞除去」のどちらの研究が早いか。 個人的には『自己免疫強化によるガン幹細胞治療」のほうが理論的にも、研究スピードからみても早いように思う。 予防医学的にみれば、自己の免疫細胞も『ひとつの細胞』にすぎず、この細胞の機能低下/劣化要因も *体温の低下(細胞が機能する体内の環境) *酸化劣化 *糖化劣化 *それによる微細炎症 に行き着く。 やはり *カラダを暖める *抗酸化 *抗糖化 *抗炎症 ということになるであろう。 The clinical and therapeutic impl

当院で行っている水素水を使った治療について『どういう治療があるのですか?』『水素をどのように治療に使うのですか?』というご質問が多くよせられるので、ここにも記載しておきます。(HPは現在作成中です) 多くの人が知るようになった『水素』『水素水』という言葉ですが、水素の医学利用は当院の顧問でもある日本医大の太田教授が2007年に雑誌『Nature』に発表した論文に端を発します。 多くの疾患原因を探る中、カラダのエネルギー工場であるミトコンドリアから、どうしても発生してしまう『活性酸素』がDNA、細胞、組織を破壊し、それによる機能障害/イレギュラーが数々の疾患を引き起こすことが解ってきました。 以前より、活性酸素が病気や老化の原因であることは考えられており、それが「ビタミンC」「フラボノイド」といった抗酸化物質が病気の予防/治療に有効だとされてきました。 水素は数ある抗酸化物質の中で『最も優秀な抗酸化物質』ということがわかり、それが治療として使われ始めたのは極最近のことです。 水素は本来『ガス』であるため、これを吸入する治療法が模索されましたが、現在はその治療に加え『他の物質に水素ガスをとけ込ます/吸蔵する』という方法によって、いろいろな使用法が生まれました。 現在、治療として使われるのは 【水に溶け込ます:水素水】 *水素水を飲む *水素水点滴 *水素水注射(関節注射、筋肉注射、皮下注射) *水素水バス(入浴剤) 【水素を物質で包む:水素吸蔵合金】 *内服:体内で水素を発生させる *外用:水素を皮膚上で発生させる 【水素ガスそのもの】 *吸入 というバリエーションがあります。 なぜこのような幾つもの投与方法があるかというと、水素は優れた抗酸化物質であり、体内の悪玉活性酸素を強力に除去してしまうのですが、体内では至る所で活性酸素が発生しているため、『最も近くにある活性酸素』と瞬時に反応してしまいます。 そのため、 *投与部位から目的部位(障害部位)までの距離が遠い *目的部位(障害部位)の血流が悪い *目的部位(障害部位)に届きにくい(深いなど) といった理由によって、『肝心の患部に水素が届く前に消費されてしまう』というデメリットがあるようです。 そのため、臨床的には『目的部位(障害部位)により近く投与する』という方法が模索され始めました。 例えば *関節の痛み:関節注射 *筋肉の痛み:筋肉注射 *皮膚のトラブル:外用 *血管のトラブル:点滴 *血管の多い場所のトラブル(脳神経、がんなど):点滴 となります。 また、活性酸素は体内で絶えず発生しているため、抗酸化物質には『継続的な投与』が求められます。 それには *絶えず投与し続ける という方法以外に *体内で発生させる という方法が考えられ、これが『吸蔵体の摂取』という考えにつながりました。 吸蔵体は、その物質内部に『水素を抱き込んだ物質」であり、多くは「それが水と反応することによって内部の水素を放出する」というものです。 吸蔵体にはいくつかありますが、当院で使用するのは日本医大太田教授が研究されている『水素吸蔵マグネシウム』というものです。 これは他の吸蔵体に比べて *吸蔵量が多い *体内に無害 という部分で優れている物質です。 このように、水素の優れた抗酸化力を治療に生かそうと始まった『水素治療』ですが、最近は *水素の遺伝子修復作用 *水素のタンパク修復作用 *水素のミトコンドリア再生作用 といった「抗酸化では説明できない作用」にも注目が集まってきています。 今後、多くのエビデンスが発表されてくるでしょう。 具体的に、当院で行っている「水素治療」は *水素点滴:がん、パーキンソン病、動脈硬化、脳梗塞などへ *水素関節注射:リウマチ、五十肩、変形性関節症などへ *水素筋肉注射:肩こり、腰痛、神経痛、むちうちなどへ が中心です。 *保険対象外の治療ですが、疾患治療を目的としているため、医療費控除の対象となります。(詳しくはクリニックスタッフまで) 治療をご希望の方は下記までご連絡(電話、メール)にてご連絡ください。 医療法人社団 医献会 辻クリニック 東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8階 (四谷) 03-3221-2551 info@tsuji-c.jp

水素が強力な抗酸化力によって「抗炎症/鎮痛効果」を示すことは多くの論文に発表されており、当院においても『変形性関節症』『慢性関節リウマチ』『外傷後後遺症』『五十肩』『変形性脊椎症』などに対し、水素注射が急速に痛みを取ることは幾度も経験している。 その抗炎症/鎮痛のメカニズムは 【活性酸素→NFκB↑→COX2↑→PGE2,PGI2↑→炎症】という炎症発動システムの大元である「活性酸素の除去」であり、これは現在主流となっている鎮痛治療である *ステロイド:NFκB抑制による効果と副作用 *消炎鎮痛剤:COX抑制による効果と副作用 とは大きくことなることを前回記載した。 要約すれば、水素の抗炎症/鎮痛効果は「痛みの原因となるNFκBを抑制するが生理活性のNFκBは抑えない=副作用がない」ということである。 この優れた効果は患者にとって望ましいことではあるが、変形性関節症などの加齢性疾患やリウマチ、外傷による関節破壊は『その場の痛み』も問題ではあるが『関節変形による機能障害』も大きな問題である。 寿命の延長による高齢化社会を向えた日本において、関節障害は『内蔵は元気だが動けない=低いQOL』という状態を作り出すため、その回復を目的とした「人工関節手術」が選択される場合がほとんどである。 昨今話題となった「iPS細胞」は加齢や外傷によって破壊された関節軟骨細胞を再生させる治療として整形外科分野では期待されている治療のひとつではあるが、これが医療現場として取り入れられるようになるにはまだまだ時間がかかるであろう。 そこで今回の論文『一酸化窒素から発生したペルオキシナイトラライトを減少させることによって間接的に遺伝子発現を変化させ、水素分子は酸化ストレスから軟骨を保護する』は大変興味深いものである。 関節軟骨の炎症と破壊に関わる活性酸素種は「ペルオキシナノライト」である。(正確には活性窒素) これによって先に記載した「炎症サイクル」が発動し、痛みとなることはご理解いただけると思う。 もうひとつの問題は『関節軟骨の破壊』である。 ペルオキシナノライトは、タンパク質に『ニトロ化』という変性を起こし、関節軟骨の変性につながる。 ペルオキシナノライトを抑制できるということは、軟骨のニトロ化変性を抑制し、関節軟骨の変性を予防できることを証明している。 ペルオキシナノライトによって変性する「軟骨構成タンパク:アグリカン、タイプⅡコラーゲン」の変性が水素負荷によって軽減したという。 ここで面白いのが、水素の投与が *アグリカン、コラーゲンの遺伝子発現を回復させた *MMP3,13等「コラーゲン分解酵素遺伝子」の発現を低下させた という部分である。 これは水素の作用が抗炎症/鎮痛作用にとどまらず『軟骨の破壊抑制と再生促進に作用する』ということである。 現在当院でも「可動域を失ったリウマチ患者」に対し、2ヶ月にわたり関節注射を施しているが、 1:初期:急速な鎮痛作用 2:中期:関節腫脹、関節水貯留の軽減 であり、その後 3:可動域の回復 をみとめつつある。 この軟骨組織の再生に関しては半年〜1年という歳月の中でのMRI検査結果などを検証しようと思う。

「活性酸素の発生とそれによる組織損傷→疾患」について簡単にまとめてみます。 疾患については、今のところ世界の大学で論文と発表されているものを羅列してみました。 図右にある数々の疾患と活性酸素の関連については、すべて論文化されているものです。 これら疾患の治療/予防に対し、抗酸化治療戦略が本格的に使われるようになるかもしれない。 加えて、我々が研究する「水素」が治療戦略上、優れた抗酸化物質であることも付け加えておきたい。