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水素による鎮痛治療について

水素の作用は「抗酸化」を中心として「抗炎症」「抗アレルギー」「遺伝子刺激」が研究のテーマとなりつつあります。
その中で「抗炎症」は自覚症状を急激に軽減し、体感に優れるため、その作用が大変解りやすい治療といえます。
当院においても「肩こり」「首こり/寝違え」「腰痛」「関節痛:肩/膝/股関節など」において効果を発揮しており、ほとんどの肩が治療後に痛みの軽減を実感されます。
では、なぜ水素が痛みを軽減するのでしょうか?痛みは何らかの刺激に端を発し、その後数多くの「サイトカイン:細胞間情報伝達物質」が連鎖的に反応し、「COX:酵素」によって「炎症性物質」が放出され、炎症が発揮され、それを知覚神経が感知することによります。
この仕組みには、まだまだ不明な点が多く、現在多くのメディエーターが発見されています。

一般的な鎮痛治療と言えば「麻酔」「消炎鎮痛剤」「ステロイド」が三本柱です。
麻酔は炎症反応自体を変化させるのではなく「単に痛みを感じなくする」というものですが、それほと長時間作用するものではありません。

ステロイドや消炎鎮痛剤の多くは炎症を伝達するCOX(シクロオキシゲナーゼ)という酵素を抑制することによって、サイトカインの反応が炎症性物質放出に伝達されないようにします。

水素はこれらとは全く違う働きによって消炎鎮痛作用を発揮しているようです。
簡単にいうと、炎症はサイトカイン→COX→炎症性物質の流れによって発生していますが、そこには増幅作用のようなものがあり、ここに活性酸素が大きく関係しているようです。
炎症を意図的に継続させなければならない場合や、慢性炎症が起こる理由は、根本的には解っていませんが、ここに活性酸素が大きく関わることは間違いありません。

炎症(活性酸素の発生)のない部位では「何も感じない」のですが、水素を患部(筋肉、関節内など)に投与すると「鈍痛→温感」に続いて痛みが急激に軽減します。
これは大変興味深い現象で、当院では「患部の発見」に利用しています。(炎症の根本部位でない場合は、何も感じません)

最も頼もしいのは副作用が今のところ存在しないところです。
多くの場合、炎症を抑制すると同時に「免疫抑制」「内分泌抑制」といった作用を持ち合わすため、消炎鎮痛系の薬物には多くの副作用が存在しますが、水素はそれらを引き起こすサイトカイン/COX/メディエーターには直接作用しないためであろうと考えられています。

投与方法や投与量、投与部位などによってその作用は大きく変化しますが、その鎮痛作用の力はどんどん強くなってきています。
今後も世界の研究結果と照らし合わせながら、改良してゆきたいと思います。

【水素注射】
*筋肉/関節:¥5,000/1パック(6カ所程度打てます)
*静脈注射(50cc):¥5,000/1本
*点滴(100/250cc):¥6,000/¥7,000
*水素マイヤーズ点滴:¥15,000
(診察料別途)

その他水素注射についてのお問い合わせ
医療法人社団医献会 辻クリニック
東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷)
03-3221-2551
info@tsuji-c.jp

写真: 【水素による鎮痛治療について】<br />
水素の作用は「抗酸化」を中心として「抗炎症」「抗アレルギー」「遺伝子刺激」が研究のテーマとなりつつあります。<br />
その中で「抗炎症」は自覚症状を急激に軽減し、体感に優れるため、その作用が大変解りやすい治療といえます。<br />
当院においても「肩こり」「首こり/寝違え」「腰痛」「関節痛:肩/膝/股関節など」において効果を発揮しており、ほとんどの肩が治療後に痛みの軽減を実感されます。<br />
では、なぜ水素が痛みを軽減するのでしょうか?</p>
<p>痛みは何らかの刺激に端を発し、その後数多くの「サイトカイン:細胞間情報伝達物質」が連鎖的に反応し、「COX:酵素」によって「炎症性物質」が放出され、炎症が発揮され、それを知覚神経が感知することによります。<br />
この仕組みには、まだまだ不明な点が多く、現在多くのメディエーターが発見されています。</p>
<p>一般的な鎮痛治療と言えば「麻酔」「消炎鎮痛剤」「ステロイド」が三本柱です。<br />
麻酔は炎症反応自体を変化させるのではなく「単に痛みを感じなくする」というものですが、それほと長時間作用するものではありません。</p>
<p>ステロイドや消炎鎮痛剤の多くは炎症を伝達するCOX(シクロオキシゲナーゼ)という酵素を抑制することによって、サイトカインの反応が炎症性物質放出に伝達されないようにします。</p>
<p>水素はこれらとは全く違う働きによって消炎鎮痛作用を発揮しているようです。<br />
簡単にいうと、炎症はサイトカイン→COX→炎症性物質の流れによって発生していますが、そこには増幅作用のようなものがあり、ここに活性酸素が大きく関係しているようです。<br />
炎症を意図的に継続させなければならない場合や、慢性炎症が起こる理由は、根本的には解っていませんが、ここに活性酸素が大きく関わることは間違いありません。</p>
<p>炎症(活性酸素の発生)のない部位では「何も感じない」のですが、水素を患部(筋肉、関節内など)に投与すると「鈍痛→温感」に続いて痛みが急激に軽減します。<br />
これは大変興味深い現象で、当院では「患部の発見」に利用しています。(炎症の根本部位でない場合は、何も感じません)</p>
<p>最も頼もしいのは副作用が今のところ存在しないところです。<br />
多くの場合、炎症を抑制すると同時に「免疫抑制」「内分泌抑制」といった作用を持ち合わすため、消炎鎮痛系の薬物には多くの副作用が存在しますが、水素はそれらを引き起こすサイトカイン/COX/メディエーターには直接作用しないためであろうと考えられています。</p>
<p>投与方法や投与量、投与部位などによってその作用は大きく変化しますが、その鎮痛作用の力はどんどん強くなってきています。<br />
今後も世界の研究結果と照らし合わせながら、改良してゆきたいと思います。</p>
<p>【水素注射】<br />
*筋肉/関節:¥5,000/1パック(6カ所程度打てます)<br />
*静脈注射(50cc):¥5,000/1本<br />
*点滴(100/250cc):¥6,000/¥7,000<br />
*水素マイヤーズ点滴:¥15,000<br />
(診察料別途)</p>
<p>その他水素注射についてのお問い合わせ<br />
医療法人社団医献会 辻クリニック<br />
東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷)<br />
03-3221-2551<br />
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腫瘍細胞内においてNFκBが恒常的に活性化を受けている

NFκB(エヌエフカッパビー)は細胞内転写因子タンパクとして
*炎症反応のトリガー
*腫瘍増殖
*アポトーシスの制御
などに重要であることが近年になって解ってきている。

NFκBは
*各種ストレス
*活性酸素
*紫外線/放射線
*各種サイトカイン
などによって活性を受け、炎症や細胞増殖に関与する。

最近、腫瘍細胞内においてNFκBが恒常的に活性化を受けていることが解ってきた。

NFκBの活性によって、抗アポトーシスタンパクの転写が起こり、腫瘍のアポトーシス機能が失われることによって腫瘍増殖が促進する。

それを受けて、NFκBの阻害が腫瘍増殖を抑制したり、腫瘍の抗がん剤感受性を上昇させたりすることが判明してきた。

ガン治療戦略には「ガン自体をたたく」ということは当然重要であるが、
*がん細胞の自滅を即す
*新たながん細胞を増やさない
*正常細胞のガン化を抑制する
ということも重要であろう。

NFκBを制御する「消炎鎮痛剤:NSAIDS」の継続的投与がガンの増殖を抑制することが解ったきたが、その作用機序は「NSAIDSによるNFκBの抑制」であるようだ。

*ストレスがなぜいけないのか?
*抗がん作用を示すとされる天然物質の多くが抗酸化酵素
*紫外線/放射線による発ガン
など、今まで不明な点が多かった部分の解明に、このNFκBが関与することは間違いないようである。

また、水素治療によって「抗がん剤の作用増強/副作用軽減」が起こる理由は、水素の投与によってNFκBが大きく低下することと大きく関係するかもしれない。

The transcription factor nuclear … [Clin Oncol (R Coll Radiol). 2007] – PubMed – NCBI
www.ncbi.nlm.nih.gov
PubMed comprises more than 22 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to…

飽和水素水注射による鎮痛治療(ペイン)について

飽和水素水注射による鎮痛治療についていくつかご質問があったので、ご回答です。
*どのくらいの効果がありますか?
*他の疼痛治療(ステロイド、消炎鎮痛剤、麻酔薬など)とくらべ て治療(鎮痛)効果はどの程度ですか?

これらのご質問については以下のように考えています。
医学的に鎮痛効果度合いを計測することはできませんが、同等程度の鎮痛効果はあると考えています。(あくまでも患者さん本人の主観であるため)

この治療法のもっとも優れた点は『副作用がない』『薬剤(合成化学物質を使わない』だと考えています。

現在ペインクリニックや整形外科で鎮痛治療に利用される薬剤は
*消炎鎮痛剤(注射、内服、外用)
*ステロイド(注射、内服、外用)
*麻酔薬(注射、外用)
が中心です。

麻酔はあくまでも『その場の痛みを感じなくする』ことを目的としているため、治療としての方向性は違います。
消炎鎮痛剤やステロイドは、水素と同じように『原因→化学反応→炎症反応』の「生体内化学反応」に作用する薬剤です。

消炎鎮痛剤・ステロイド・水素を比較した場合、消炎鎮痛作用が同等と考えるならば
*副作用がない
*投与量に制限がない
*投与回数に制限がない
*投与部位に制限がない
という部分に関しては水素に利があります。

現在、世界中で多くの研究機関が研究を重ねていますが、水素の作用機序は
*抗酸化作用
*抗炎症作用
*抗アレルギー作用
*細胞(ミトコンドリア)修復作用
*DNA修復作用
ではないかと考えられています。

この作用を利用して
*アレルギー疾患:喘息、アトピーなど
*膠原病:慢性関節リウマチなど
*動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞
*神経変性疾患:パーキンソン病、アルツハイマー病など
*ガン
などに対する治療も試みられています。

このような臨床試験が急速に進むのも『副作用がない』という利点があるからです。

鎮痛作用も他の薬剤(麻酔を除く)に比べて遜色はありませんし、長期的な作用は優れていると思われます。(リウマチなどに対し半年以上の治療を行うと、関節機能の回復をみとめています)

よって、ご質問のように「他の鎮痛治療:他の鎮痛作用薬との比較」については
*短期的には遜色なし
*長期的には優れている
という考えです。

医療法人社団医献会 辻クリニック (四谷/麹町)
理事長 辻直樹

炎症抑制作用における『水素』『ステロイド』『消炎鎮痛剤』の作用点の違い:まとめ

水素が「強い抗酸化作用を持つ物質」であることは最近になって発見された(2007年にNatureに日本医大太田教授が発表したのが最初)そして最近になって、水素が「関節痛/関節炎」「皮膚炎」「各種アレルギー疾患」に効果をしめしたり、癌治療に有効であることもわかってきた。

 

水素の「抗炎症/抗アレルギー効果」「腫瘍増殖抑制効果」についての論文は多数出ているが、各論文のアプローチが違うためまとまりがない。

そこで「水素の抗炎症/抗アレルギー/動脈硬化抑制/腫瘍増殖抑制」の効果についてまとめてみた。

加えて同様の作用をもつ『ステロイド』『消炎鎮痛剤:NSAIDS』の作用とその副作用出現についても書いてみようと思う。*なるべくわかりやすく書くために、重要なポイントだけを抜粋しています。詳細をお知りになりたい方(専門の方)はPubMedに数多くの論文がありますので読んでみてください。活性酸素と炎症の関係は図にあるように『活性酸素発生→NFκB活性化→COX2活性化→PGE2/PGI2活性化→炎症反応』という経路によって発生する。活性酸素の発生は

*ミトコンドリアから:ミトコンドリア機能低下(老化など)による*毒:肝臓が各毒素を解毒する際に使用するチトクロムP450など *尿酸代謝:プリン体→尿酸 に必要なキサンチンオキシゲナーゼなど、様々な反応で発生し、これが上記反応経路によって炎症反応を発生させます。水素の抗炎症作用は、この経路の『活性酸素』を除去することによって炎症を抑えます。「鎮痛部位:関節内、筋肉内、神経、皮膚」への投与により炎症が急激に治まるのはこのためです。話は変わりますが、同様の鎮痛作用をもつ薬剤に『ステロイド』と『消炎鎮痛剤:NSAIDS』があります。これらはそれぞれ作用点が違います。*ステロイド:NFκBの抑制による反応経路の抑制*NSAIDS:COXの抑制による反応経路の抑制です。水素、ステロイド、NSAIDSのすべてが「炎症反応に向う反応経路の抑制」という意味では同様の作用であると言えるでしょう。しかし、各薬剤には多くの副作用があります。この副作用発生のメカニズムは以下のようになります。【ステロイド】これはNFκB(エヌ・エフ・カッパ・ビー)を抑制することによって炎症を抑制しています。NFκBは炎症反応以外にも『免疫強化作用』『細胞接着作用』にも作用する重要な物質です。ステロイドの副作用に「免疫抑制作用」「皮膚/粘膜トラブル」「骨粗鬆症」などが存在するのは、生理活性的に発生するNFκBも抑制してしまうからです。

 

【消炎鎮痛剤:NSAIDS】

これはCOX(シクロオキシゲナーゼ)を抑制することによって炎症を抑制しています。COXには「COX1」と「COX2」が存在し、炎症反応を発生しているのはCOX2です。

COXはミトコンドリアがエネルギー(ATP)を産生する最終段階に必要な酵素であり、ここに関わるのがCOX2です。NSAIDSは「COX1も2も抑制してしまう」という性質があります(最近になってCOX2を選択的に抑制するNSAIDSが出てきましたが、とはいえCOX1を全く抑制しないというわけではありません)そのためNSAIDSには「エネルギー産生抑制」による多くの副作用(胃腸障害、倦怠感など)が存在します。*最近、COX2をブロックするNSAIDSに『腫瘍抑制効果』が見つかってきました。これはCOX2に腫瘍増殖作用があるためで、NSAIDSのCOX抑制作用が腫瘍抑制作用に働くためです。まとめると

*ステロイド:NFκBの抑制→炎症も抑えるが、免疫、細胞接着、腫瘍壊死因子も抑制し副作用発現

*NSAIDS:COXの抑制→炎症も抑えるが、ミドコンドリアのエネルギー産生も抑制し副作用発現ということです。では水素はどのようにして作用しているのか?水素の抗炎症作用は何らかの障害によって発生した活性酸素を抑制することによる作用です。腫瘍壊死因子やIL-1によって発生するNFκBは抑制しません。またNFκBによって誘導される『COX2』は抑制しますが、それに関係しないCOX1の抑制はありません。これらに関する多数の論文を読んでみると、水素は『ステロイドや消炎鎮痛剤の副作用を持たない抗炎症作用物質』である可能性が高いと言えます。

加えて*COX2ブロックによる腫瘍増殖抑制作用*TNFα→NFκBラインを抑制しないことによる免疫強化、腫瘍壊死因子強化による抗癌作用、免疫強化作用*VCAM, ICAMによる細胞接着作用を抑制しないことによる副作用の軽減ということになる。これらは2007年から発表された『水素』『免疫』『炎症』『発ガン』などに関する多数の論文を読んだ上で、簡単にまとめたものです。これらのことをふまえると、水素の効果には無限の可能性があると確信しています。加えて、現在当院で行っている*水素による鎮痛治療*水素による癌副作用軽減治療*水素による動脈硬化抑制治療*水素によるアトピー性皮膚炎治療がエビデンスとして広く認識され、いずれ多くの医療機関で利用されることになるのもそう遠くないのではないかと考えている。 なお、この文章をまとめるために読んだ論文の一部は『最新論文の考察』『クリニックFBページ』にアップしてあります。