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腫瘍細胞内においてNFκBが恒常的に活性化を受けている

NFκB(エヌエフカッパビー)は細胞内転写因子タンパクとして
*炎症反応のトリガー
*腫瘍増殖
*アポトーシスの制御
などに重要であることが近年になって解ってきている。

NFκBは
*各種ストレス
*活性酸素
*紫外線/放射線
*各種サイトカイン
などによって活性を受け、炎症や細胞増殖に関与する。

最近、腫瘍細胞内においてNFκBが恒常的に活性化を受けていることが解ってきた。

NFκBの活性によって、抗アポトーシスタンパクの転写が起こり、腫瘍のアポトーシス機能が失われることによって腫瘍増殖が促進する。

それを受けて、NFκBの阻害が腫瘍増殖を抑制したり、腫瘍の抗がん剤感受性を上昇させたりすることが判明してきた。

ガン治療戦略には「ガン自体をたたく」ということは当然重要であるが、
*がん細胞の自滅を即す
*新たながん細胞を増やさない
*正常細胞のガン化を抑制する
ということも重要であろう。

NFκBを制御する「消炎鎮痛剤:NSAIDS」の継続的投与がガンの増殖を抑制することが解ったきたが、その作用機序は「NSAIDSによるNFκBの抑制」であるようだ。

*ストレスがなぜいけないのか?
*抗がん作用を示すとされる天然物質の多くが抗酸化酵素
*紫外線/放射線による発ガン
など、今まで不明な点が多かった部分の解明に、このNFκBが関与することは間違いないようである。

また、水素治療によって「抗がん剤の作用増強/副作用軽減」が起こる理由は、水素の投与によってNFκBが大きく低下することと大きく関係するかもしれない。

The transcription factor nuclear … [Clin Oncol (R Coll Radiol). 2007] – PubMed – NCBI
www.ncbi.nlm.nih.gov
PubMed comprises more than 22 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to…

気体(水素ガス)を使った治療はデリケート

細胞やDNA、ミトコンドリアの酸化劣化が老化や疾患の増加に深く関係することが世界中の研究機関が発表するようになってきました。

「活性酸素と抗酸化力(抗酸化物質)」の関係は予防医学の世界では以前より治療利用されていますが、その効果がハッキリしにくかったことが『抗酸化物質の効果』を懐疑的にしていた部分も大きいでしょう。

医学の世界では抗酸化力を極端に高めた物質(ラジカットなど)が高い治療効果を示し、医薬品として利用されていることを考えれば、その作用は十分に治療利用できるものであることは間違いありません。

抗酸化力が治療レベルに効果を発揮するには『発生した活性酸素や酸化劣化を除去できるレベル』でなければなりません。

抗酸化力は
*抗酸化物質の力価:その物質自体の抗酸化力
*投与する抗酸化物質量
によって変わってきます。

どんなに優れた抗酸化物質であっても、その物質量が少なければ望む抗酸化力は得られませんし、抗酸化力の低い物質を大量に与えても無駄でしょう。

さらに抗酸化物質は『活性酸素を除去する』というよりは『自身が身代わりとなって(酸化することによって)細胞や組織を還元する』というものがほとんどです。(水素だけは『活性酸素と反応して水になる』という特殊な反応です)

よって、大量になった場合に「過剰投与による毒性」も問題となる場合があります。

抗酸化治療戦略はこれらのバランスがとても大切です。

水素治療のご質問で『水素水を飲んでいるが、効果をまったく感じない』というものがとても多いのですが、前にも話しましたが『水素は気体』です。

水素水とは『水に水素が入り込んだもの:炭酸水のようなもの』です。
よって一言で『水素水』といっても『その水に水素がどれだけ入っているか?』によってその作用は全く違います。

*水素:高力価の物質
*用量:含まれる「水素ガス」の量
という考え方で言えば、水素自体はどれも同じですので、含まれる量によって全く違うということです。

世界中で発表される『水素の効果論文』や当院で行う「高飽和度水素注射」の水素飽和量(水に溶存する水素の量)は大変高いもので、その効果は疾患治療を発揮できます。

当然、その投与方法によっても効果は大きく変わってきます。
それだけ「気体(水素ガス)を使った治療はデリケート」ということです。

写真: 細胞やDNA、ミトコンドリアの酸化劣化が老化や疾患の増加に深く関係することが世界中の研究機関が発表するようになってきました。

「活性酸素と抗酸化力(抗酸化物質)」の関係は予防医学の世界では以前より治療利用されていますが、その効果がハッキリしにくかったことが『抗酸化物質の効果』を懐疑的にしていた部分も大きいでしょう。

医学の世界では抗酸化力を極端に高めた物質(ラジカットなど)が高い治療効果を示し、医薬品として利用されていることを考えれば、その作用は十分に治療利用できるものであることは間違いありません。

抗酸化力が治療レベルに効果を発揮するには『発生した活性酸素や酸化劣化を除去できるレベル』でなければなりません。

抗酸化力は
*抗酸化物質の力価:その物質自体の抗酸化力
*投与する抗酸化物質量
によって変わってきます。

どんなに優れた抗酸化物質であっても、その物質量が少なければ望む抗酸化力は得られませんし、抗酸化力の低い物質を大量に与えても無駄でしょう。

さらに抗酸化物質は『活性酸素を除去する』というよりは『自身が身代わりとなって(酸化することによって)細胞や組織を還元する』というものがほとんどです。(水素だけは『活性酸素と反応して水になる』という特殊な反応です)

よって、大量になった場合に「過剰投与による毒性」も問題となる場合があります。

抗酸化治療戦略はこれらのバランスがとても大切です。

水素治療のご質問で『水素水を飲んでいるが、効果をまったく感じない』というものがとても多いのですが、前にも話しましたが『水素は気体』です。

水素水とは『水に水素が入り込んだもの:炭酸水のようなもの』です。
よって一言で『水素水』といっても『その水に水素がどれだけ入っているか?』によってその作用は全く違います。

*水素:高力価の物質
*用量:含まれる「水素ガス」の量
という考え方で言えば、水素自体はどれも同じですので、含まれる量によって全く違うということです。

世界中で発表される『水素の効果論文』や当院で行う「高飽和度水素注射」の水素飽和量(水に溶存する水素の量)は大変高いもので、その効果は疾患治療を発揮できます。

当然、その投与方法によっても効果は大きく変わってきます。
それだけ「気体(水素ガス)を使った治療はデリケート」ということです。

水素水とは正確には『水の中に水素ガスを溶存(溶け込ませた)もの』

「水素注射/水素点滴」についてご質問があったので、こちらにも記載しておきます。

最近になって『水素水』という名前を聞くようになってきましたが、つい「水素は気体である」ということを忘れてしまいがちです。

水素治療は「気体である水素の『抗酸化力』『抗炎症力』を利用する治療」であり、水素水の「水」は「単なるキャリア:水素を運ぶトラック」です。

水素水とは正確には『水の中に水素ガスを溶存(溶け込ませた)もの』のことです。

よって水素水の効果は「その水の中に『どれだけの水素ガス』が含まれているか?」が大変重要になります。

「水の中に溶存している水素ガスの量」は「溶存水素量」として表すことが出来、『◯ppm:1ppm=0.0001%』と表示されます。

1気圧下での溶存水素濃度限界は「1.6ppm程度」と言われますから、最も優秀な水素水で『0.00016%の水素が溶けた水』ということになります。

水以外に水素を取込む物質を『水素吸蔵物』と言い、多くは『水素吸蔵合金』という金属(ミネラル)です。

水素吸蔵合金の多くが『1%〜13%(多いものだとそれ以上)の水素を吸蔵する物質』です。

よって水は『それ程多くの水素を抱き込む物質ではない』という結論になります。

ただし、水素水(水素を抱き込んだ水)のメリットは『その用途』です。
飲料だけでなく「注射/点滴」として利用できますし、キャリアが「単なる水」なので「キャリアの作用」を考える必要がありません

水素を利用した治療について
「水素水を飲んでいるが効果を実感しないのですが」
「どのくらいで効果が出るのでしょうか」
「自宅での水素水でも同じ効果でしょうか」
といったご質問をいただきます。

これらのご質問に対する回答として
*水素は気体である
*水素の作用(効果)はそこに含まれる気体の量による
*「時間あたり水素量」と「総水素量」で効果が違う
ということになります。

治療としての水素利用に関しては
*治療目的
*治療部位
*疾患の種類(特に急性/慢性)
*患者の抗酸化能力
などを考慮に入れた上で
*水素水点滴
*水素水注射(関節内、筋肉内、皮下など)
*水素ガス吸入
*水素吸蔵物カプセル(内服)
*水素吸蔵物含有軟膏(外用)
を組み合わせて治療します。

当然「治療目的」ですので、健康増進目的の水素水などに比べて『大量の水素ガスを含む水、物質、または水素ガス』を利用しますので、作用は大変強く、効果も想像以上に即効性のあるものです。

以上、ご質問に対するご回答とさせていただきます。

医療法人社団 医献会 辻クリニック (四谷 麹町)

活性酸素の大元の発生源は『ミトコンドリア』である。

本年6月に発表されたこの論文は、水素の効果に数々の効果に対する仮説として大変興味深い。

水素がヒドロキシラジカルを含む「細胞障害性活性酸素種」を除去できる優れた抗酸化物質であり、酸化劣化による多くの疾患予防/治療に役立つ。
それ以外に水素は「強い抗炎症作用」をもつため、
*皮膚への使用:アトピー性皮膚炎、各種皮膚炎
*関節への使用:関節炎、腱鞘炎、軟骨炎
といった炎症性疾患にも高い効果を示す。

当院でも
*関節炎に対し「関節内注射」
*肩こり/腰痛に対し「筋肉内注射」
*皮膚炎に対し「外用薬」
として使用することによって、それらの炎症が想像以上に早く軽減することを経験するが、ここでひとつ疑問が生じる。

水素は活性酸素と反応することによってそれを除去するが、その「活性酸素発生源」を止めていなければ、炎症はすぐに再発するはずである。
ことろが、炎症に対する水素治療は想像以上に効果時間が長い。(数ヶ月経っても痛みが再発しない人も多い)
これは「水素は活性酸素の発生源に対しても作用しているのではないか?」と想像される。

ここで活性酸素の発生について考えてみる。
活性酸素の大元の発生源は『ミトコンドリア』である。
酸素と脂肪/糖からエネルギーを作り出すミトコンドリアからは必ず少量の「スーパーオキシド:SO」という活性酸素が発生する。
このSOを「SOD」を使って「過酸化水素:H2O2」へと変換し、カタラーゼ/GSHを使って水へと変換している。
(SO+SOD→H2O2→H2O2+GSH→H2O)
何らかの原因で
*SOの産生量が増加
*SOD量が低下
*カタラーゼ/GSH量が低下
を起こすと、処理しきれなかったSOやH2O2は「生体内金属:鉄、銅など」と反応し「悪性の活性酸素」を発生する。

この論文では水素が生体内金属イオンのリガンド(配位子)として働くことによって、各種反応系を制御しているのではないかというものである。
金属タンパクは水素の標的分子のひとつであり、「M-H2反応」に
よって金属タンパクを制御している。
このことは、生体内に存在する各種金属(重金属なども含む)の悪影響を制御する可能性が高い。

ようるすに、活性酸素の発生源である「遊離鉄、銅、その他重金属」のリガンドとして水素が作用することにより、細胞障害性活性酸素種が精製されにくくなるのではないかというのだ。

このような仮説に基づく理論は臨床と見比べてゆく事によって多くの発見があるであろう。

今後も最新の論文を検討しつつ、臨床での結果と照らし合わせてゆこうと考える次第です。

http://www.medicalgasresearch.com/content/pdf/2045-9912-2-17.pdf
www.medicalgasresearch.com

ラクツロース摂取によって腸内細菌で作られる水素

水素がパーキンソン病モデルラットの神経変性と症状を改善したといういくつかの論文を過去にアップしている。

この論文も同じくパーキンソン病に対する水素治療の効果を示す論文であるが、ちょっと変わった方向性のもの。

この論文で興味深いのは『ラクツロース摂取によって腸内細菌で作られる水素』という点であろう。

ラクツロースは人の消化管で吸収されない二糖類であり、この糖を乳酸菌が取込む事によって大量の水素を発生させることがわかっていた。
その水素が今になって「実は人体の抗酸化作用をもたらしていた」ということがわかってきたのであろう。

他の論文でも、腸内細菌の状態によってラクツロース摂取後の呼気中水素濃度に差があったり、その差と8-OHdG(DNA酸化劣化マーカー)との相関性があったという論文がいくつか発表されている。

現在、我々のチームは水素を使った治療(点滴、筋肉注射、関節内注射、皮下注射、吸入、内服、外用・・)を多くの疾患に適応しており、それなりの効果を示している。

「ラクツロース⇔腸内最近⇔水素」の流れが明確になってくれば、治療医学/予防医学においての腸内細菌の役割が大きく変わってくる可能性が高い。

いわゆる「善玉」と呼ばれる腸内細菌が作り出す物質が多々あるが、そのひとつに『水素』が加わるということであろう。

Drinking hydrogen water and intermittent hydroge… [Med Gas Res. 2012] – PubMed – NCBI
www.ncbi.nlm.nih.gov
PubMed comprises more than 22 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to…