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水素のがん細胞に対する作用

人体に対する水素の作用概要が見えはじめ、その作用は「抗酸化作用」を軸とし、それに伴う『抗炎症/抗アレルギー』であろうとなってきました。
この「抗炎症/抗アレルギー作用」は『サイトカイン』をコントロールするところによります。

サイトカインとはひとことで言えば「細胞同士の連絡システム」といってよいでしょう。
中枢からはホルモンや神経伝達によって細胞に指令が出されますが、末梢の細胞同士は、サイトカインという分泌タンパク質を使って連絡を取り合っています。
サイトカインは大きく
*インターロイキン
*インターフェロン
*TNF
*CSF
*成長因子(GF)
などがありますが、これらは中枢からの命令以外に、「末梢での免疫/炎症反応」によっても各細胞から分泌されます。
その免疫/炎症反応に活性酸素が大きく関与するため、水素がこれらサイトカイン分泌に影響を与えるようです。

話を本題に戻すと、水素ががん細胞に与える影響については、このサイトカイン制御作用が大きく関わるようです。
この論文では『VEGF:血管内皮増殖因子』というサイトカイン(成長因子)が関与するようです。
腫瘍細胞は、正常細胞と比較して「早い成長スピード+大量の栄養(糖)消費」が特徴です。
その大量の栄養を腫瘍細胞に送り続けるためには、通常組織以上の血管網が必要となります。
腫瘍組織からはVEGFが分泌され、腫瘍周囲には無数の毛細血管が構築されているのはそのためです。
この論文では、水素が「腫瘍細胞からのVEGFをコントロールし、毛細血管の増殖を抑制することによって腫瘍増殖を抑制している」としています。
他の論文では、この作用は腫瘍細胞に限られ、正常細胞には作用しないとしており、その理由として考えられるのは「異常な分泌を抑制するのであって、正常分泌を抑制するものでない」という考えが正解ではないかと思います。
http://0-www.ncbi.nlm.nih.gov.elis.tmu.edu.tw/pubmed/19192719
http://0-www.ncbi.nlm.nih.gov.elis.tmu.edu.tw/pubmed/21448340

その後、多くの論文が提出されてきていますが、これまでの論文を読み解く限り、水素のガンに対する作用は『がん細胞(腫瘍)の増殖抑制』と考えて良いと思います。

また、「水素が放射線治療や抗がん剤治療の副作用を抑制し、その効果の妨げにはならない」という論文も発表されており、他の治療との併用に関しても興味深いところではあります。

ガン治療には「ガンを完全に叩く(身体から消し去る)」という考えと「ガンと共存する(増殖を抑制し、暴走を抑える)」という考え方があります。

個人的には、多くの疾患がそうであるように、「病気とうまく付き合ってゆく」という考えもよいのではないかと考えます。

<水素治療に関するお問い合わせ>
医療法人社団医献会 辻クリニック
東京都千代田区麹町6-6-1長尾ビル8F(四ッ谷)
03-3221-2551
info@tsuji-c.jp

Inhibitory effect of electrolyzed reduced wa… [Biol Pharm Bull. 2008] – PubMed – NCBI
0-www.ncbi.nlm.nih.gov.elis.tmu.edu.tw
PubMed comprises more than 23 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to…

経口水素水の新しい作用機序

多くの研究によって、水素の効果は
*抗酸化作用
*抗炎症/抗アレルギー作用
*遺伝子発現作用
*成長ホルモン分泌刺激作用(アンチエイジング作用)
まで広がってきました。
今後、さらに多くの作用が発見されることに期待しています。
【経口水素水の新しい作用機序】
今年の水素医学シンポジウムでも話題となっていた内容を、今一度取り上げてみます。
この論文は「水素水を飲む事によって神経保護物質であるグレリンが分泌される」というものです。
この論文の重要性は、水素のもうひとつの作用に迫っているからです。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Oral+‘hydrogen+water’+induces+neuroprotective+ghrelin+secretion+in+mice.

水素がパーキンソン病やアルツハイマー病といった疾患の症状を改善したり、神経細胞の保護作用があることが解っています。
しかし、どういうわけか、パーキンソン病の原因部位である黒質線条体の水素濃度は上昇していないのです。
このことから「水素の作用は間接的なのでは?」という仮説が生まれました。

そのターゲットは『グレリン』というホルモン物質。
グレリンは、胃粘膜に大量に存在していながら、つい最近までその存在意義が解っていなかった『X/A-like cell』から分泌されることが解りました。
本来グレリンは『空腹刺激』によってX/A-like cellから分泌されるのですが(やはり空腹は身体によいということですね)、水素内服によって、このグレリン分泌が起こる事がわかりました。

胃から分泌されたグレリンは、色々な作用を持つ事が解っていますが、今回注目したのが『成長ホルモン分泌促進作用』です。
成長ホルモンは下垂体から分泌されるホルモンで、代謝や細胞/組織成長に重要なホルモンであるため、最近では『アンチエイジングの主役』として注目されています。
アンチエイジング医療では『成長ホルモン補充療法」として、健康産業では『加圧トレーニングによる成長ホルモン増強』として多くの方が知ることでしょう。

水素は、これらとは違うアプローチ『グレリン増強によって成長ホルモンの分泌を促進する』という方法をとります。
1:水素内服
2:グレリン上昇
3:GH(成長ホルモン)増加
4:IGF-1増加

成長ホルモンは神経細胞の保護/リペア作用が強力であり、これがこのホルモンの「アンチエイジング効果」の主役と言ってよいでしょう。
とはいえ、このホルモンは大変高価であり、簡単には投与できません。また、加圧トレーニングによって、筋肉からIGF-1の形で分泌刺激することができますが、高齢者となれば、トレーニング自体が困難です。
のこるは『空腹刺激』と『水素内服』によって胃からのグレリン分泌を刺激するという方法です。

当院においても、水素投与によって血中成長ホルモン/IGF-1が増加することが解っており、今後どのように変化するのかを追跡調査する予定です。

水素投与によって「肌が若々しくなった」「筋肉が疲れ難くなった」」「頭がすっきりした」という声をよく聞きますが、この効果が単に『抗酸化作用』『抗炎症作用』というわけではなく『成長ホルモン分泌促進作用』が主であるかもしれません。

今後は
*水素投与量と成長ホルモン分泌量の関係
*水素投与のタイミングとホルモン分泌
などの検討が必要であると考えています。

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写真: 【経口水素水の新しい作用機序】<br />
今年の水素医学シンポジウムでも話題となっていた内容を、今一度取り上げてみます。<br />
この論文は「水素水を飲む事によって神経保護物質であるグレリンが分泌される」というものです。<br />
この論文の重要性は、水素のもうひとつの作用に迫っているからです。</p>
<p>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Oral+%E2%80%98hydrogen+water%E2%80%99+induces+neuroprotective+ghrelin+secretion+in+mice.</p>
<p>水素がパーキンソン病やアルツハイマー病といった疾患の症状を改善したり、神経細胞の保護作用があることが解っています。<br />
しかし、どういうわけか、パーキンソン病の原因部位である黒質線条体の水素濃度は上昇していないのです。<br />
このことから「水素の作用は間接的なのでは?」という仮説が生まれました。</p>
<p>そのターゲットは『グレリン』というホルモン物質。<br />
グレリンは、胃粘膜に大量に存在していながら、つい最近までその存在意義が解っていなかった『X/A-like cell』から分泌されることが解りました。<br />
本来グレリンは『空腹刺激』によってX/A-like cellから分泌されるのですが(やはり空腹は身体によいということですね)、水素内服によって、このグレリン分泌が起こる事がわかりました。</p>
<p>胃から分泌されたグレリンは、色々な作用を持つ事が解っていますが、今回注目したのが『成長ホルモン分泌促進作用』です。<br />
成長ホルモンは下垂体から分泌されるホルモンで、代謝や細胞/組織成長に重要なホルモンであるため、最近では『アンチエイジングの主役』として注目されています。<br />
アンチエイジング医療では『成長ホルモン補充療法」として、健康産業では『加圧トレーニングによる成長ホルモン増強』として多くの方が知ることでしょう。</p>
<p>水素は、これらとは違うアプローチ『グレリン増強によって成長ホルモンの分泌を促進する』という方法をとります。<br />
1:水素内服<br />
2:グレリン上昇<br />
3:GH(成長ホルモン)増加<br />
4:IGF-1増加</p>
<p>成長ホルモンは神経細胞の保護/リペア作用が強力であり、これがこのホルモンの「アンチエイジング効果」の主役と言ってよいでしょう。<br />
とはいえ、このホルモンは大変高価であり、簡単には投与できません。また、加圧トレーニングによって、筋肉からIGF-1の形で分泌刺激することができますが、高齢者となれば、トレーニング自体が困難です。<br />
のこるは『空腹刺激』と『水素内服』によって胃からのグレリン分泌を刺激するという方法です。</p>
<p>当院においても、水素投与によって血中成長ホルモン/IGF-1が増加することが解っており、今後どのように変化するのかを追跡調査する予定です。</p>
<p>水素投与によって「肌が若々しくなった」「筋肉が疲れ難くなった」」「頭がすっきりした」という声をよく聞きますが、この効果が単に『抗酸化作用』『抗炎症作用』というわけではなく『成長ホルモン分泌促進作用』が主であるかもしれません。</p>
<p>今後は<br />
*水素投与量と成長ホルモン分泌量の関係<br />
*水素投与のタイミングとホルモン分泌<br />
などの検討が必要であると考えています。</p>
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水素の痴呆予防と改善効果

初期の水素の効果に関する論文は「水素の抗酸化作用による神経細胞保護作用」でしたが、最近はさらに深く掘り下げた機能に関する論文が多くなっています。
ここでは老化促進マウスに水素水を自由摂取させ、細胞レベルでその変化を観察しています。(飽和水素水です)そして、この論文においても、水素の作用として
*SOD酵素活性の増加
*Morris水迷路試験での学習・記憶能(空間認知能)の改善
*脳内セロトニンの上昇
をあげています。加えて興味深いのが『海馬組織であるCA1,CA3細胞密度の低下スピードが減少した』という部分です。
海馬は記憶・学習等に関与する脳神経部位であり、その細胞密度の低下は、痴呆の特徴的な組織学的変化と言われています。

どのような作用で(抗酸化作用もしくは酵素活性作用?)によるものかは今後の研究によりますが、神経密度低下による脳神経組織の萎縮を、水素が抑制する可能性は大変興味深いものです。

現代医学は「命を助けることはできても、麻痺や障害を改善することはできない(出来るものは少ない)」ということを理解すべきです。
・脳梗塞/くも膜下出血:麻痺は治せない
・心筋梗塞:生活(活動)制限は治せない
・糖尿病:食事制限は治せない
などが特徴的です。

予防は一見するとその効果を感じ難いものですが(症状がないので、改善もわからない)、各種検査によって『無自覚の変化』を見つけることが出来ます。
その『無自覚の変化』を改善してゆくことが「予防的治療」の大きな役割であるといえるでしょう。

医療法人社団医献会 辻クリニック
理事長 辻直樹
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Drinking hydrogen water ameliorated cogn… [J Clin Biochem Nutr. 2010] – PubMed – NCBI

水素は脂肪酸の取込みおよび脂肪の蓄積を阻害する

最初にお断りしておきますが、このような論文が発表されると、まるで「何もしないで痩せてゆく」「いくら食べても太らない」といった勘違いが生じがちですが、そうではありません。
糖尿病、高脂血症、肥満といったメタボリックシンドローム関連は『生活習慣の改善+代謝改善治療』によって効果を発揮するものです。
当院で行う「ダイエット補助治療」も同様で、「正しい食事指導と生活指導を実践しているのに体脂肪が減少しない」という場合に効果を発揮するものです。正しい食事方法、すなわち「消費エネルギー以下に落とされた摂取エネルギー量」を実践しているのに体脂肪が落ちない理由として
*脂肪分解能の障害
*エネルギー産生能の障害
*熱産生能の障害
が考えられます。

この論文にある内容は『脂肪分解能の障害』に関わる『脂肪細胞(細胞膜)の炎症』でしょう。
白色脂肪細胞は、エネルギーを『脂肪』という形でため込んでいます。
内部の脂肪は『細胞膜』を通して出入りしており、その出入りの信号も『細胞膜上のレセプター』にアドレナリンや甲状腺ホルモンといったホルモン類が結合したり、通過したりすることによって分解/合成がコントロールされている。

もし、脂肪細胞の細胞膜に炎症が存在すると
*脂肪/糖の出入りの障害
*結合レセプターの障害
が発生し、脂肪細胞内の脂肪はエネルギーとして利用できません。

脂肪細胞内の脂肪がエネルギーとして利用されなければ
*摂食によるエネルギー補給
*筋肉等のタンパクからの糖新生
に頼らざるを得ません。

脂肪細胞の細胞膜は『炎症』と『酸化』によって劣化し、機能を低下させます。
水素はその「抗酸化作用」「抗炎症作用」によって細胞膜を修復することによって、脂質代謝を正常化するものと考えられています。

当院で行う「ダイエット補助療法」は
1:正しい食事指導
2:腸内環境の調整
3:酸化/炎症の抑制
4:ミトコンドリア栄養の補充
5:熱産生能の改善
6:生活指導(効率的な運動指導)
によって成り立ちます。
こららのどれが欠落しても、ダイエットの成功はありません。

特に『1と6』は治療ではなく、自身で行う生活習慣の改善であり、これなくしては成り立ちません。

ダイエット治療とは『本人の度努力を無にしない、努力が報われるようにする治療』と考えるべきです。

逆を言えば『何もしなくても痩せてゆく」というPRは【100%嘘】【あり得ない】といってよいのです。

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Molecular hydrogen attenuates fatty acid uptake and lipid accumulation through downregulating…
www.medicalgasresearch.com
There is accumulating evidence that obesity is closely associated with an impaired free fatty acid metabolism as well as with insulin resistance and inflammation….

ビタミンDの作用は抗酸化/サーチュイン遺伝子に関係

最近の論文たちを読むと「酸化-免疫-炎症-サーチュイン遺伝子などがすべてリンクして機能している」ということが示唆されますが、ビタミンDもこの仲間に入るようです。ビタミンDは、以前は『骨のビタミン』という程度の扱いでしたが、最近の研究では
*ホルモン作用(ステロール系ホルモン)
*免疫調節作用
*抗アレルギー作用
*抗炎症作用
などに注目が集まっています。

水素や抗酸化物質の研究が深く進むにつれ、ここも
*抗酸化作用
*抗炎症作用
*抗アレルギー作用
*遺伝子調節作用
が明らかになってきます。

今回の論文は「ビタミンDがどのようにして血管内皮細胞の保護作用を引き出すのか?」についてで、ここで「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」とそれによる「抗酸化作用」が関係していることを示しています。

ビタミンDは、
*花粉症や鼻炎の症状が劇的に軽減する
*高血圧が改善
*インフルエンザ予防
といった効果がありますが、この抗アレルギー/抗炎症作用/免疫調節作用の根源が、今後の研究で明らかになってくるはずです。

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Vitamin D protects human endothelial… [J Cardiovasc Transl Res. 2013] – PubMed – NCBI
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リウマチ/関節症などの痛みに対する水素の効果の検証

慢性関節リウマチ/骨粗鬆症/変形性関節症などの『慢性痛』の原因は徐々に解明されつつあります。
これについての論文は、最近になった多数発表されていますが、特に『TNFα-NFκB-活性酸素』の絡んだシステムです。水素の効果は、初期(2007年頃)は『抗酸化作用』に絞って論じられてきましたが、昨今は『抗炎症作用』『抗アレルギー作用』が中心になってきています。

この論文は『骨関節疾患の痛み』に対する水素の効果とその制御システムについて。
詳細は割愛しますが、結論から言えば水素には抗酸化作用以外に
*SOD強化作用
*TNFαによるNFκB誘導の抑制作用
*TNFαによるiNOS誘導の抑制作用
などを認め、それによって炎症徴候(疼痛、腫脹、発熱、発赤)を抑制しているとしています。

よく「水素の鎮痛作用はステロイドや消炎鎮痛剤と比べてどうでしょうか?」という質問を受けますが、ここで論じているのは『対症療法か?根治療法か?』です。

その場の痛みをとるという意味では
1:麻酔薬
2:ステロイド
3:消炎鎮痛剤
4:水素
となりますが、1〜3は炎症の原因を取り除いているのではなく『症状を緩和させる目的』で利用されます。
水素の目的は『慢性化した炎症サイクルを正常化させる』ことです。よって、比較対象にすべきではないと考えています。

具体的には、当院では骨関節の痛みに対する水素治療を行っていますが、それは既存の治療を排除し、それに成り代わるものという位置づけではありません。

局所注射や関節内注射は、そのほとんどが『麻酔+ステロイド』のような注射ですが、これはあくまでも対症療法です。
ここに『高濃度水素水』を混ぜ合わせることにより
*治療期間が短くなる
*鎮痛剤の使用量を減らせる
*対症療法治療薬から離脱しやすくなる
というメリットがあります。

対症療法は悪ではありません。
対症療法と根治療法を組み合わせることによって、治療中の痛みを緩和しつつ、根治を目指すことが可能となってくると思います。

水素関節内注射、水素筋肉注射に対するお問い合わせ

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Treatment with hydrogen molecule alleviates… [Mol Cell Biochem. 2013] – PubMed – NCBI
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非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に対する水素の効果

NASHは今後、日本における死亡原因として注目されており、その対策が叫ばれています。俗にいう『脂肪肝』は肝臓に過剰な脂肪滴が溜まった状態です。
この状態だけではこれといった問題ではありませんが、最近になって脂肪肝に「何らかの刺激」が加わることにより、
1:炎症が発動して肝炎
2:炎症後の繊維化によって肝硬変へと移行
という病態をNASHとし警戒している。

以前は「アルコール性肝炎」「ウィルス性肝炎」が『肝炎→肝硬変』への基礎疾患とされてきましたが、ここに『NASH』が加わり、世界的に見て「今後NASHによる肝硬変が急激に増加するであろう」と言われています。

脂肪肝→NASH→肝硬変への移行において、『NASHとなる原因』はまだハッキリしていませんが、この論文ではNASH移行の原因のひとつとして『活性酸素』をターゲットとしており、「脂肪肝からNASHへの重要な移行物質」と位置づけています。

そして、移行を促進する活性酸素(細胞障害性活性酸素種)を除去する優れた作用物質として分子状水素をあげ、今後の長期臨床介入試験へ進むとしています。

世界中の水素に関する論文が、水素の作用を
1:抗酸化
2:抗炎症
3:抗アレルギー
と評していますが、抗炎症と抗アレルギー作用のベースには抗酸化作用が存在することが証明されつつあります。

人の「免疫-炎症システム」は「活性酸素」「サイトカイン」「NFκBなどの核内因子」などが複雑に絡み合い、そのバランスによって作用しています。
『自己(自己細胞)破壊をさせないレベルで免疫-炎症システムを維持する』というバランス論が重要であることが、これらの論文から読み取れます。

本題に戻るが、NASHの予防/治療には『過剰なエネルギー摂取を抑え、脂肪肝を改善する』であることを忘れてはならない。
生活習慣の改善なくして、病気の治療はあり得ないという典型であろう。

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水素が発ガン物質によるガンの発生を抑制

水素の主な作用は
*抗酸化作用
とそれに伴う
*抗炎症作用
*抗アレルギー作用
ですが、これ以外にも多くの作用が見つかってきています。
そのひとつが「発ガン抑制作用」です。『鉄ニトリロ三酢酸』は鉄キレート剤の一種で、強力な発がん物質であることが解っています。
鉄ニトリロ三酢酸を投与すると、鉄をキレートし、膀胱に集積し、近位尿細管内で『フェントン反応』を起こして大量の活性酸素を発生させます。

この活性酸素に対し、生体は「抗酸化力」をもって対抗し、活性酸素を打ち消すことによって各種疾患や遺伝子損傷を免れているが、
*抗酸化力の低下(加齢、抗酸化物質の摂取量低下など)
*酸化ストレスの増加
によって均衡が崩れ、『酸化力>抗酸化力』となると、活性酸素が核内に存在するDNAを損傷し、ガンを発生させることが解っています。

活性酸素によって発ガンや各種炎症が発動するシステムは他の論文に譲るが、活性酸素・NFκB・COX・インターロイキン等が複雑に絡み合っています。

この論文では、鉄ニトリロ三酢酸という発がん物質の投与によって発動する発ガンシステムを、水素の投与が強く抑制したことを示しています。

鉄ニトリロ三酢酸以外に、放射性物質による発ガンシステムも同様で『活性酸素の発生による細胞/遺伝子障害』であり、これについても同様の発ガン抑制作用が認められています。

水素は
*発ガンシステムを抑制することによる発ガン予防
*免疫細胞活性化によるガン治療
という2つの側面を持ちます。
予防にも治療にも利用できる水素の研究はまだまだ進むものと考えています。

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ダイエット中の脂肪分解を促進するファクター

ダイエットの目的は「体脂肪/内蔵脂肪」を減少させることです。
そのためには「脂肪を作る原因(糖、脂肪)の摂取を減らすこと」が重要ですが、それだけでは脂肪は減少しません。

脂肪が貯蔵されているのは「脂肪細胞」であり、摂取エネルギーの減少に応じて、脂肪細胞内に蓄積する「中性脂肪」を「脂肪酸」に分解し、血中に放出せねばなりません。

脂肪細胞からの脂肪酸放出がなされなければ、身体は
*エネルギー不足(倦怠感と空腹感)
*タンパク分解(アミノ酸からの糖新生)
となるでしょう。

ようするに、食事のエネルギー制限は『脂肪を分解し、利用できる状態であるからこそ意味がある』といってもよいでしょう。

では、脂肪細胞が脂肪酸を放出する『脂肪分解作用』はどのようにコントロールされているのでしょうか。

京都大学から発表されたこの論文では『FGF21:繊維芽細胞増殖因子21』という成長因子がひとつの要因であることを発見しています。

FGFファミリーのひとつであるFGF21は、他のFGFと違い内分泌的な作用を発揮するようです。

FGF21は絶食などによって分泌され、脂肪細胞に対し「分解促進作用」を引き起こします。
また「ケトジェニック食:高タンパク、低炭水化物食」においてもFGF21が増加することがわかっており、これがケトジェニックダイエットの効果のひとつかもしれません。

逆にFGF21をノックアウトすると、絶食やケトジェニックにおいても脂肪分解の促進がありません。
これもFGF21の作用を裏付けるものです。

もうひとつの論文では、FGF21の作用は「肝臓、膵臓、脂肪細胞」としており、FGF21を発現させると、糖尿病、脂質異常症、肥満の改善効果があったとしている。

そしてもうひとつの論文『水素は肝臓からのFGF21を誘導し、肥満や糖尿病を改善する』では、水素の投与によって、FGF21が誘導され、誘導していないラットと比べて「脂肪細胞からの脂肪酸誘導」「エネルギー消費」が増加し「体脂肪、中性脂肪、血糖値の低下」を認めたとしている。

水素には「抗酸化作用」「抗炎症作用」「抗アレルギー作用」が存在しますが、ここに「エネルギー代謝改善作用」もくわわることになります。(これはもしかすると抗酸化作用による二次的なものかもしれませんが)

当院の「ダイエット治療:除脂肪治療」においては水素投与は必須の項目であり、脂質代謝に一定の効果を上げています。

この作用を引き起こすために「どの程度の水素分子を摂取(投与)する必要があるか?」ですが、これについてはまた次回にお話したいと思います。

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Fibroblast growth factor 21 regulates lipolysi… [Endocrinology. 2009] – PubMed – NCBI
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当院で行っている「過飽和水素水点滴」を作成する器械です。

水素は
*抗酸化作用
*抗炎症作用
*抗アレルギー作用
を持ち合わせ、副作用のない優れた物質です。水素は活性酸素(特にヒドロキシラジカル)との反応性が高く、瞬時に反応して水に変換してしまいます。
よって水素を大量に飽和させた点滴液を直接静脈に投与するこの方法は、まず初めに『血中の活性酸素/血球の活性酸素/血管内皮の活性酸素』と接触することとなります。

臨床データとして
*8-OHdG(DNA損傷マーカー)の低下(尿検査)
*酸化LDLの低下(血液検査)
が認められます。

これらによって、長期的な治療効果として
*動脈硬化抑制
*癌抑制
*免疫細胞活性化
などの効果は高いのではないかと考えられます。

その他
*疲労(脳疲労)回復
*代謝改善
*不眠解消
*肌質の改善
などを目的にされたり

他の点滴
*マイヤーズ点滴:総合治療
*αリポ酸点滴:抗酸化治療
*グルタチオン点滴:パーキンソン病などの抗酸化治療
*ダイエット点滴:脂肪燃焼システム改善
との混合(上記の点滴水を水素で飽和させます)によって、複合的効果をめざしたりします。

点滴時間は
*100ml:15分
*250ml:30分
程度です。

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過飽和水素水を作る器械です。
水中の水素ガス濃度を上げるには
*温度
*pH(水側の)
*圧
*バブル径
をコントロールする必要があります。
写真: 過飽和水素水を作る器械です。<br />
水中の水素ガス濃度を上げるには<br />
*温度<br />
*pH(水側の)<br />
*圧<br />
*バブル径<br />
をコントロールする必要があります。