紫外線とUVケアの問題点

紫外線が強くなる前に『紫外線とUVケアの問題点』について

酸化劣化は、肌を劣化(老化)させる最大の原因と言われています。(その他糖化劣化、炎症劣化もあります)
『UVケア』を行う理由はUVによって発生する活性酸素を抑制するためです。

UVは皮膚に存在する色素と反応すると『光励起』という現象によって『一重項酸素』という活性酸素が発生します。
この活性酸素は『ヒドロキシラジカル、ペルオキシナノライト』と並ぶ『悪性の活性酸素(活性窒素)』です。

これらの活性酸素は皮膚を構成する
*角質タンパク
*表皮細胞
*真皮細胞
*真皮コラーゲン/エラスチン
*ランゲルハンス細胞(免疫細胞)
などから電子を奪い『酸化劣化』させてしまいます。

酸化劣化はタンパクや脂質の構造変化を起こし、本来の目的を達成できなくさせます。これが『老化』という現象です。

これを予防するために『サンプロテクト/UVケア』が行われますが、その方法に大きな問題があることが解ってきました。

現在、UVケア目的に利用される成分は『酸化チタン』という物質です。

酸化チタンが太陽からのUVを反射させ、表皮/真皮に到達することをブロックすることによって『UV→一重項酸素発生』を抑制しようという理論です。

酸化チタンは、UVクリームなどに混ぜ、塗布することによって、皮膚(角質)上に酸化チタン粒子の膜を作ります。

酸化チタンは日光に含まれるUVを反射させることによって、UVが表皮/真皮に到達することを防ぎ、一重項酸素(1O2)の発生を抑制します。

しかし、ここにきて「UVを照射された酸化チタンがヒドロキシラジカルを作り出す」ということが解ってきました。

酸化チタンは「光触媒作用」を持っています。
酸化チタンに紫外線があたると電気分解と同じ作用で水を分解し、水から活性酸素を作り出します。

酸化チタンの光触媒作用を壁の塗料などに使用するとカビを予防したり、汚れの付着を予防したりできるのは、光触媒によって発生する『ヒドロキシラジカルによる作用』です。

これと同様の現象が『UVクリームを塗った肌表面』でも発生しています。

皮膚上に塗布された酸化チタンは、たしかに『UVを反射させる能力:SPF (Sun Protection Factor)』を持っています。

そのSPFによって紫外線が皮膚に侵入することを抑制し、一重項酸素の産生を抑制することができます。

しかし、皮膚上に塗布された酸化チタンにUVがあたることによって、ヒドロキシラジカルが発生し、そのヒドロキシラジカルが角質/表皮/真皮の細胞/組織にダメージを与えてしまうのです。

『酸化チタンはUVブロックによって一重項酸素を抑制できても、反面ヒドロキシラジカルを大量に発生させて酸化劣化させる』ということです。

一重項酸素をブロックする変わりに、さらに悪性度の高いヒドロキシラジカルを発生させてしまっては、『UVによる(活性酸素による)障害から肌を守る』という本質を見失っているといってもよいでしょう。

一重項酸素やヒドロキシラジカルを除去する最も優秀な抗酸化物質は『水素』といえます。
水素をUVクリームと共に塗布することによって
* 酸化チタンによる紫外線の抑制=メラニン刺激抑制(日焼け止め)
* 水素によるラジカルの抑制=肌の酸化劣化の抑制(老化防止)
を同時に行うことができます。

現在、日本医大の太田教授とともに「水素外用薬/水素発生コスメ」を作成し、クリニックにてテスト供給しています。

ご興味のある方はクリニックまでご連絡ください。

医療法人社団医献会 辻クリニック (四谷、麹町)
info@tsuji-c.jp

写真: 紫外線が強くなる前に『紫外線とUVケアの問題点』について

酸化劣化は、肌を劣化(老化)させる最大の原因と言われています。(その他糖化劣化、炎症劣化もあります)
『UVケア』を行う理由はUVによって発生する活性酸素を抑制するためです。

UVは皮膚に存在する色素と反応すると『光励起』という現象によって『一重項酸素』という活性酸素が発生します。
この活性酸素は『ヒドロキシラジカル、ペルオキシナノライト』と並ぶ『悪性の活性酸素(活性窒素)』です。

これらの活性酸素は皮膚を構成する
*角質タンパク
*表皮細胞
*真皮細胞
*真皮コラーゲン/エラスチン
*ランゲルハンス細胞(免疫細胞)
などから電子を奪い『酸化劣化』させてしまいます。

酸化劣化はタンパクや脂質の構造変化を起こし、本来の目的を達成できなくさせます。これが『老化』という現象です。

これを予防するために『サンプロテクト/UVケア』が行われますが、その方法に大きな問題があることが解ってきました。

現在、UVケア目的に利用される成分は『酸化チタン』という物質です。

酸化チタンが太陽からのUVを反射させ、表皮/真皮に到達することをブロックすることによって『UV→一重項酸素発生』を抑制しようという理論です。

酸化チタンは、UVクリームなどに混ぜ、塗布することによって、皮膚(角質)上に酸化チタン粒子の膜を作ります。

酸化チタンは日光に含まれるUVを反射させることによって、UVが表皮/真皮に到達することを防ぎ、一重項酸素(1O2)の発生を抑制します。

しかし、ここにきて「UVを照射された酸化チタンがヒドロキシラジカルを作り出す」ということが解ってきました。

酸化チタンは「光触媒作用」を持っています。
酸化チタンに紫外線があたると電気分解と同じ作用で水を分解し、水から活性酸素を作り出します。

酸化チタンの光触媒作用を壁の塗料などに使用するとカビを予防したり、汚れの付着を予防したりできるのは、光触媒によって発生する『ヒドロキシラジカルによる作用』です。

これと同様の現象が『UVクリームを塗った肌表面』でも発生しています。

皮膚上に塗布された酸化チタンは、たしかに『UVを反射させる能力:SPF (Sun Protection Factor)』を持っています。

そのSPFによって紫外線が皮膚に侵入することを抑制し、一重項酸素の産生を抑制することができます。

しかし、皮膚上に塗布された酸化チタンにUVがあたることによって、ヒドロキシラジカルが発生し、そのヒドロキシラジカルが角質/表皮/真皮の細胞/組織にダメージを与えてしまうのです。

『酸化チタンはUVブロックによって一重項酸素を抑制できても、反面ヒドロキシラジカルを大量に発生させて酸化劣化させる』ということです。

一重項酸素をブロックする変わりに、さらに悪性度の高いヒドロキシラジカルを発生させてしまっては、『UVによる(活性酸素による)障害から肌を守る』という本質を見失っているといってもよいでしょう。

一重項酸素やヒドロキシラジカルを除去する最も優秀な抗酸化物質は『水素』といえます。
水素をUVクリームと共に塗布することによって
*	酸化チタンによる紫外線の抑制=メラニン刺激抑制(日焼け止め)
*	水素によるラジカルの抑制=肌の酸化劣化の抑制(老化防止)
を同時に行うことができます。

現在、日本医大の太田教授とともに「水素外用薬/水素発生コスメ」を作成し、クリニックにてテスト供給しています。

ご興味のある方はクリニックまでご連絡ください。

医療法人社団医献会 辻クリニック (四谷、麹町)
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水素が酸化劣化スピードを低下させた

ここ数年、日本の大学でも『水素の抗酸化作用を利用した治療研究』が急速にすすんでいる。名古屋大学から発表された論文では、パーキンソン病の原因である黒質線条体の変性によるドーパミン分泌低下は、ドーパミン分泌細胞がヒドロキシラジカルによって酸化劣化することによる損失が大きいとしたうえで、水素がその劣化スピードを低下させたとしている。

脳神経細胞や心筋細胞は絶えず動き続ける細胞であり、そのため細胞内に存在するエネルギー産生器官『ミトコンドリア』からのエネルギー産生も膨大である。

ミトコンドリアのエネルギー産生が大きいということは、それに十なう活性酸素の産生も大きいということ。

これらの細胞が、発生する活性酸素から身を守るには「ミトコンドリアが産生する抗酸化酵素(SOD、カタラーゼなど)の産生」も重要である。

加齢に伴ってミトコンドリアDNAが劣化することによって、抗酸化酵素の設計図が劣化すれば、当然その抗酸化能力は低下する。

その低下した抗酸化能力を補うことによって、疾患の発生を予防/治療することができるはずだ。

加齢に伴う神経変性疾患は「細胞が作り出す抗酸化酵素産生能を復活させる」か「外部から有効な抗酸化物質を補充する」という方法によって予防/治療することが最良であろう。

そのひとつとして『水素』が研究されることは、大変喜ばしいことである。

Molecular hydrogen is protective against 6-hyd… [Neurosci Lett. 2009] – PubMed – NCBI
www.ncbi.nlm.nih.gov
PubMed comprises more than 22 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to…

気体(水素ガス)を使った治療はデリケート

細胞やDNA、ミトコンドリアの酸化劣化が老化や疾患の増加に深く関係することが世界中の研究機関が発表するようになってきました。

「活性酸素と抗酸化力(抗酸化物質)」の関係は予防医学の世界では以前より治療利用されていますが、その効果がハッキリしにくかったことが『抗酸化物質の効果』を懐疑的にしていた部分も大きいでしょう。

医学の世界では抗酸化力を極端に高めた物質(ラジカットなど)が高い治療効果を示し、医薬品として利用されていることを考えれば、その作用は十分に治療利用できるものであることは間違いありません。

抗酸化力が治療レベルに効果を発揮するには『発生した活性酸素や酸化劣化を除去できるレベル』でなければなりません。

抗酸化力は
*抗酸化物質の力価:その物質自体の抗酸化力
*投与する抗酸化物質量
によって変わってきます。

どんなに優れた抗酸化物質であっても、その物質量が少なければ望む抗酸化力は得られませんし、抗酸化力の低い物質を大量に与えても無駄でしょう。

さらに抗酸化物質は『活性酸素を除去する』というよりは『自身が身代わりとなって(酸化することによって)細胞や組織を還元する』というものがほとんどです。(水素だけは『活性酸素と反応して水になる』という特殊な反応です)

よって、大量になった場合に「過剰投与による毒性」も問題となる場合があります。

抗酸化治療戦略はこれらのバランスがとても大切です。

水素治療のご質問で『水素水を飲んでいるが、効果をまったく感じない』というものがとても多いのですが、前にも話しましたが『水素は気体』です。

水素水とは『水に水素が入り込んだもの:炭酸水のようなもの』です。
よって一言で『水素水』といっても『その水に水素がどれだけ入っているか?』によってその作用は全く違います。

*水素:高力価の物質
*用量:含まれる「水素ガス」の量
という考え方で言えば、水素自体はどれも同じですので、含まれる量によって全く違うということです。

世界中で発表される『水素の効果論文』や当院で行う「高飽和度水素注射」の水素飽和量(水に溶存する水素の量)は大変高いもので、その効果は疾患治療を発揮できます。

当然、その投与方法によっても効果は大きく変わってきます。
それだけ「気体(水素ガス)を使った治療はデリケート」ということです。

写真: 細胞やDNA、ミトコンドリアの酸化劣化が老化や疾患の増加に深く関係することが世界中の研究機関が発表するようになってきました。

「活性酸素と抗酸化力(抗酸化物質)」の関係は予防医学の世界では以前より治療利用されていますが、その効果がハッキリしにくかったことが『抗酸化物質の効果』を懐疑的にしていた部分も大きいでしょう。

医学の世界では抗酸化力を極端に高めた物質(ラジカットなど)が高い治療効果を示し、医薬品として利用されていることを考えれば、その作用は十分に治療利用できるものであることは間違いありません。

抗酸化力が治療レベルに効果を発揮するには『発生した活性酸素や酸化劣化を除去できるレベル』でなければなりません。

抗酸化力は
*抗酸化物質の力価:その物質自体の抗酸化力
*投与する抗酸化物質量
によって変わってきます。

どんなに優れた抗酸化物質であっても、その物質量が少なければ望む抗酸化力は得られませんし、抗酸化力の低い物質を大量に与えても無駄でしょう。

さらに抗酸化物質は『活性酸素を除去する』というよりは『自身が身代わりとなって(酸化することによって)細胞や組織を還元する』というものがほとんどです。(水素だけは『活性酸素と反応して水になる』という特殊な反応です)

よって、大量になった場合に「過剰投与による毒性」も問題となる場合があります。

抗酸化治療戦略はこれらのバランスがとても大切です。

水素治療のご質問で『水素水を飲んでいるが、効果をまったく感じない』というものがとても多いのですが、前にも話しましたが『水素は気体』です。

水素水とは『水に水素が入り込んだもの:炭酸水のようなもの』です。
よって一言で『水素水』といっても『その水に水素がどれだけ入っているか?』によってその作用は全く違います。

*水素:高力価の物質
*用量:含まれる「水素ガス」の量
という考え方で言えば、水素自体はどれも同じですので、含まれる量によって全く違うということです。

世界中で発表される『水素の効果論文』や当院で行う「高飽和度水素注射」の水素飽和量(水に溶存する水素の量)は大変高いもので、その効果は疾患治療を発揮できます。

当然、その投与方法によっても効果は大きく変わってきます。
それだけ「気体(水素ガス)を使った治療はデリケート」ということです。

水素を含めた『抗酸化戦略』が老化/疾患の制御に最も重要な治療戦略である

老化研究のアプローチとして『筋肉の老化』は重要なテーマである。

加齢と減少する筋肉量は、単に『運動不足』とは言いきれない要因が多い。
このひとつに『筋肉細胞内のミトコンドリア機能の低下』がある。

繊維芽細胞を使った実験では、加齢と共にミトコンドリアのATP(エネルギー)産生機能が低下してくる。
それを示すデータとして
*チトクロムC酸化酵素(COX)の活性低下
*チトクロムC酸化酵素の漏れだしによるアポトーシス
がある。

チトクロムCは、ミトコンドリアがエネルギーを産生する再集団かである『電子伝達系』の補酵素Ⅳであり、この活性低下はミトコンドリアがエネルギーを作り出せなくなるということ。

この酵素活性の低下は加齢とともに低下し、50歳を超えた辺りから急激にその活性を低下させることが解っている。

その酵素活性が『ミトコンドリアDNAの損傷によるものか?』『核DNAの損傷によるものか?』は未だ議論の的であるが、少なくとも「加齢によるチトクロムC酸化酵素の活性低下=ミトコンドリアのエネルギー産生能の低下』が確実に存在することに変わりはない。

この論文においては老化した筋肉で発生する
*エネルギー産生能の低下
*アポトーシス(細胞死)の増加
に焦点を当てている。

ミトコンドリアは好気性エネルギー産生(酸素を利用したエネルギー産生)を行う場所であり、その酸素利用に比例してどうしても活性酸素が発生する。
ミトコンドリアは発生した活性酸素を除去するシステムを持っており、『SOD、カタラーゼ』という抗酸化酵素を作り出すことによって活性酸素を水に変換して対応している。

ミトコンドリアに何らかの原因によって
*活性酸素の発生量増加
*抗酸化酵素の産生能低下
が発生すると、処理しきれなくなった活性酸素によってミトコンドリアDNAや、核DNAが損傷し
*抗酸化酵素の産生能低下=酸化劣化促進
*チトクロムCなどのエネルギー産生酵素の活性低下
が発生し
*エネルギー産生能低下
*細胞死
となるとされている。

老化原因には諸説あるが、そのうちの『活性酸素説』『ミトコンドリア説』はともに「処理しきれなくなった活性酸素による損傷」と考えるべきであろう。

であれば、水素を含めた『抗酸化戦略』が老化/疾患の制御に最も重要な治療戦略であると考える。

Mitochondrial DNA mutations, energy metabolis… [Ageing Res Rev. 2006] – PubMed – NCBI
www.ncbi.nlm.nih.gov
PubMed comprises more than 22 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to…

『細胞ストレスによる障害』の多くが『活性酸素による障害』であるならば、それによる障害の治療/予防は『高い抗酸化力』ということになる

放射線による細胞障害には直接障害と間接障害があり、低線量内部被爆物質による障害のほとんどは『間接障害:発せられる放射線が体内の水と反応することによって生じる活性酸素(ヒドロキシラジカル)による障害』であることが解っている。

放射性物質によって大量に発生するヒドロキシラジカルを捕捉/除去することができれば、内部被曝による細胞障害の多く(約80%)を除去できる。

つい先日『Biochemical Journal』に「放射線の副作用軽減薬:アミフォスチンの治療効果と水素による治療効果に遜色がなかった」という論文が発表された。

アミフォスチンはアメリカで唯一「放射線障害」に対する治療薬として承認されている薬剤で、この作用は『ヒドロキシラジカルの捕捉/除去』であるが、この薬剤には副作用が強く、なかなか利用できない。

水素は同等の作用を持つが、副作用がないことは大きな利点である。

この論文は『水素が放射線による免疫細胞のアポトーシス(細胞死)を保護した』というもの。

細胞に放射線などのストレスが加わると、細胞内小器官である「ミトコンドリア」や「小胞体」からカスパーゼ9→3が分泌される。

カスパーゼは細胞死を誘発する伝達酵素であり、これによって細胞のアポトーシスが誘発される。

論文内では、水素によってカスパーゼの活性が抑制され、白血球や血小板の減少を抑制することが出来たとしている。

放射線以外にも細胞は色々なストレスを受けている。
これらのストレスによって細胞は損傷を受けるが、そのストレスが
*ミトコンドリア:エネルギー産生機能の低下
*その他の細胞内小器官:細胞機能の低下
を引き起こすこととなる。

以前、細胞の障害には『細胞自体の障害とエネルギー工場の障害がある』と書いた。

細胞自体の障害は
*核遺伝子の障害:癌などの異常細胞の発生
*小胞体などの障害:タンパク合成障害による組織障害
であり
エネルギー工場であるミトコンドリアの障害は
*ATP産生障害による活動性の低下
となる。

これら『細胞ストレスによる障害』の多くが『活性酸素による障害』であるならば、それによる障害の治療/予防は『高い抗酸化力』ということになるであろう。

さらなる『抗酸化治療戦略』の研究がすすむことを期待したい。

医療法人社団医献会 辻クリニック (四谷 麹町)

Hydrogen-rich saline protects immunocytes from… [Med Sci Monit. 2012] – PubMed – NCBI
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分子レベルで変性(酸化劣化、糖化劣化、炎症劣化)した『異常な組織』

慢性関節リウマチやSLE、強皮症などのいわゆる『膠原病』は自己免疫疾患と言わせる。

「自己免疫疾患」とは「異物に対して反応する免疫器官が、正常な自己の組織に対して過剰に反応し、攻撃を加えてしまう疾患の総称」とされる。

当院では慢性関節リウマチの患者に対し『水素療法』を施し、成果を上げつつあるが、治療当初は『水素の抗炎症作用による炎症反応の抑制』という考えてあった。

この論文で考えさせられたことは『正常な自己細胞/組織とは何か?』ということである。

生体分子は「グリコシル化」「リン酸化」「メチル化」といった化学反応を繰り返し、摂取した栄養素から組織を作り出している。

その「正常な」化学反応で作り上げられた「正常な」組織に対しては「正常な」免疫反応は反応するのだろうか?

組織はマクロのレベル(顕微鏡レベル)では正常に見えても成分分析レベルでは「正常でない組織」ということは多々ある。

軟骨組織や膠原組織(コラーゲンやエラスチンなど)が一見正常に見えたとしても、そのタンパクが『酸化劣化』『糖化劣化(AGEs化)』していたとすると、自己の免疫細胞は『正常な自己』と認識しない可能性はあるだろう。

今までの膠原病/自己免疫疾患の治療は『組織/細胞は正常であるが、免疫がおかしくなって自分自身を攻撃する病気』とされていた。

しかし、分子レベルで考えるならば、その『正常と思われていた組織』は実は正常ではなく、分子レベルで変性(酸化劣化、糖化劣化、炎症劣化)した『異常な組織』という考え方もできる。

水素による慢性関節リウマチに対する治療では、関節の炎症が治まるだけでなく、『滑膜増殖の抑制』『軟骨細胞/組織の再生』などを認める論文が多数発表されているし、当院でもその論文に合致する臨床例を多く認める。

このような症例は、単なる『水素の抗炎症作用』として片付けることはできず、組織の酸化劣化抑制/修復により、正常な免疫反応が単に治まったと考えても良いのかもしれない。

であれば、現在の自己免疫疾患の概念「正常な細胞/組織への『狂った免疫』による病気」は間違いであり、通常通りの「『分子レベルの異常な細胞/組織』に対する正常な免疫反応による病気」で良いことになだろう。

Is the generation of neo-antigenic determinant… [Autoimmun Rev. 2008] – PubMed – NCBI
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水素は炎症反応の初期反応である『活性酸素』と反応し、水に変換する物質です。

『寝違え/むち打ち』『四十肩』『腰痛/ぎっくり腰』『膝関節痛』『リウマチ』などの痛みに対し、当院では『飽和水素水の筋肉注射/関節注射』による鎮痛治療を行っています。

その鎮痛作用/メカニズムについて簡単にお書きします。

図にあるように、痛みは『何らかのトリガー(引き金)』によって活性酸素が発動し、そこから
【ROS→NFκB→COX2→PG→炎症反応】という生体内化学反応によって炎症が生まれます。

炎症とは【痛み・発熱・腫脹(はれ)・発赤】を伴う生体内反応で、生体防御に伴ってどうしても出現してしまうものです。

この炎症反応を止めるために
*COXを止める→消炎鎮痛剤
*NFκBを止める→ステロイド
が利用されますが、これらにはそれぞれ副作用が存在します。

水素は炎症反応の初期反応である『活性酸素』と反応し、水に変換する物質です。

よってこの治療の利点は
*反応初期段階に作用するので治療効果が高い
*治療効果が早い(即効性)
*生理活性物質であるため副作用がない
*活性酸素と反応すると水に変わってしまう
という部分です。

また、世界中で発表される論文や、当院で治療を続ける慢性関節リウマチの治療経過を観察すると、単なる鎮痛作用だけでなく
*組織再生作用
*細胞再生作用
*DNA修復作用
などが存在することが解ってきました。

まだまだ新しい治療であるため認知されていませんが、慢性的な痛みに対する新しい治療法として「ステロイド/鎮痛剤に変わる治療」になると考えています。

医療法人社団 医献会 辻クリニック (四谷 麹町)
03-3221-2551
info@tsuji-c.jp

写真: 『寝違え/むち打ち』『四十肩』『腰痛/ぎっくり腰』『膝関節痛』『リウマチ』などの痛みに対し、当院では『飽和水素水の筋肉注射/関節注射』による鎮痛治療を行っています。

その鎮痛作用/メカニズムについて簡単にお書きします。

図にあるように、痛みは『何らかのトリガー(引き金)』によって活性酸素が発動し、そこから
【ROS→NFκB→COX2→PG→炎症反応】という生体内化学反応によって炎症が生まれます。

炎症とは【痛み・発熱・腫脹(はれ)・発赤】を伴う生体内反応で、生体防御に伴ってどうしても出現してしまうものです。

この炎症反応を止めるために
*COXを止める→消炎鎮痛剤
*NFκBを止める→ステロイド
が利用されますが、これらにはそれぞれ副作用が存在します。

水素は炎症反応の初期反応である『活性酸素』と反応し、水に変換する物質です。

よってこの治療の利点は
*反応初期段階に作用するので治療効果が高い
*治療効果が早い(即効性)
*生理活性物質であるため副作用がない
*活性酸素と反応すると水に変わってしまう
という部分です。

また、世界中で発表される論文や、当院で治療を続ける慢性関節リウマチの治療経過を観察すると、単なる鎮痛作用だけでなく
*組織再生作用
*細胞再生作用
*DNA修復作用
などが存在することが解ってきました。

まだまだ新しい治療であるため認知されていませんが、慢性的な痛みに対する新しい治療法として「ステロイド/鎮痛剤に変わる治療」になると考えています。

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水素水とは正確には『水の中に水素ガスを溶存(溶け込ませた)もの』

「水素注射/水素点滴」についてご質問があったので、こちらにも記載しておきます。

最近になって『水素水』という名前を聞くようになってきましたが、つい「水素は気体である」ということを忘れてしまいがちです。

水素治療は「気体である水素の『抗酸化力』『抗炎症力』を利用する治療」であり、水素水の「水」は「単なるキャリア:水素を運ぶトラック」です。

水素水とは正確には『水の中に水素ガスを溶存(溶け込ませた)もの』のことです。

よって水素水の効果は「その水の中に『どれだけの水素ガス』が含まれているか?」が大変重要になります。

「水の中に溶存している水素ガスの量」は「溶存水素量」として表すことが出来、『◯ppm:1ppm=0.0001%』と表示されます。

1気圧下での溶存水素濃度限界は「1.6ppm程度」と言われますから、最も優秀な水素水で『0.00016%の水素が溶けた水』ということになります。

水以外に水素を取込む物質を『水素吸蔵物』と言い、多くは『水素吸蔵合金』という金属(ミネラル)です。

水素吸蔵合金の多くが『1%〜13%(多いものだとそれ以上)の水素を吸蔵する物質』です。

よって水は『それ程多くの水素を抱き込む物質ではない』という結論になります。

ただし、水素水(水素を抱き込んだ水)のメリットは『その用途』です。
飲料だけでなく「注射/点滴」として利用できますし、キャリアが「単なる水」なので「キャリアの作用」を考える必要がありません

水素を利用した治療について
「水素水を飲んでいるが効果を実感しないのですが」
「どのくらいで効果が出るのでしょうか」
「自宅での水素水でも同じ効果でしょうか」
といったご質問をいただきます。

これらのご質問に対する回答として
*水素は気体である
*水素の作用(効果)はそこに含まれる気体の量による
*「時間あたり水素量」と「総水素量」で効果が違う
ということになります。

治療としての水素利用に関しては
*治療目的
*治療部位
*疾患の種類(特に急性/慢性)
*患者の抗酸化能力
などを考慮に入れた上で
*水素水点滴
*水素水注射(関節内、筋肉内、皮下など)
*水素ガス吸入
*水素吸蔵物カプセル(内服)
*水素吸蔵物含有軟膏(外用)
を組み合わせて治療します。

当然「治療目的」ですので、健康増進目的の水素水などに比べて『大量の水素ガスを含む水、物質、または水素ガス』を利用しますので、作用は大変強く、効果も想像以上に即効性のあるものです。

以上、ご質問に対するご回答とさせていただきます。

医療法人社団 医献会 辻クリニック (四谷 麹町)

水素を使ってATPを作るのが『複合体5タンパク』で、熱を作るのが『UCPタンパク』というもの。

我々が食事によって摂取した『燃料(糖、脂肪)』はどのようにして『熱とエネルギー(ATP)』に変換され、消費されるのか。

この疑問に対する研究は絶えず行われている。
この研究が行われるのは、近代社会が直面している『生活習慣病:肥満、糖尿病、高脂血症、高コレステロール血症とそれに伴う疾患』が現代人の健康問題に多大な影響を与えるからであろう。

過剰に摂取される『エネルギー材料である糖と脂肪』の摂取量を減らすべきことは当然であるが、これらの抑制(自制)が困難であることは皆さんが直面している事実である。

加えて「痩せの大食い」という人種が存在することが「もしかすると食べても太らない仕組みが解明できるのではないか?」という夢を追求させる。

「食べても太らない人は本当に存在するのか?」

多分答えは『YES』である。

その仕組みは「エネルギー消費」によるものだ。

食事によって摂取された「糖、脂肪というエネルギー材料」は、細胞内のミトコンドリアという小器官でエネルギーに変換される。
ミトコンドリアはこれらの燃料から『水素』を取り出す。

取り出された水素(水素イオンと電子)は最終行程の『電子伝達系』で『エネルギー(ATP)を作るか?熱を作るか?』の選択に迫られることとなる。

水素を使ってATPを作るのが『複合体5タンパク』で、熱を作るのが『UCPタンパク』というもの。

痩せの大食いと呼ばれる人はこの『UCPタンパク』にからくりがあることが解っている。

UCPタンパクは当初、人にはあまり存在しない『褐色脂肪細胞』に存在するため、無関係と考えられていたが、このUCPタンパクにはいくつかの種類が存在することが解ってきた。

詳細はまた別の機会に書いてみようと思うが、太りやすい人が『単なる食べ過ぎ』というわけではなく「ミトコンドリアの機能が悪い人』という可能性が高くなってきた。

特に『UCPタンパクを作り出す機能が低い(もしくは低下)人』は、単なるカロリーコントロールだけでは蓄積する体脂肪を減らすことは困難であろう。

栄養学も含め、慢性疾患のコントロールは「細胞レベルのコントロール」という時代に入ってきたように思う。

とはいえ、『どれだけ食べても・・・』というわけではない。

あくまでも『摂取エネルギー材料を減らす』ということを前提とし、『その行為を効率的にする=結果が出る』ということを目的とすべきであろう。

Defective Dietary Induction of Uncoupling Protein 3 in Skeletal Muscle of Obesity-Prone Rats – Weigl

ガンの最大の問題点は『遠隔転位』

こちらの『ガン幹細胞』に関する論文も大変まとまりがよく面白い。他の「ガン幹細胞」の論文を読んだうえでの考察とすれば、ガンの特徴と定義される
*高い増殖力
*不死化
*転位/浸潤能
のうち『転位/浸潤能』を持ち合わせるのは『ガン幹細胞のみ』であるということだ。

ガン細胞が『高い増殖力』『不死化』を持っていたとしても、『転位/浸潤能』を持たなければ、それほど問題とはならない(あるいみ良性腫瘍とあまり変わらない)

ということはガンの最大の問題点は『遠隔転位』である。

我々は今まで『がん細胞をいかに縮小するか』を治療の根本的考えとして来たが、そのガン組織に含まれるガン細胞のほとんどは『分化がん細胞』であり、転位/浸潤能を持たない。

たとえ、何らかの治療によって『99.9%のがん細胞を除去できた』としても、0.1%の残存したがん細胞が『分化がん細胞か?それともガン幹細胞か?』によってその後の成績が大きく変わるのだ。

目に見えないレベルである『ガン幹細胞をすべて除去できたかどうか?』がその後の治療成績に関わることを考えれば、今までのガン治療の方向性を変えていかねばならないことは明白である。

Cancer stem cells and their potential implicati… [J Surg Oncol. 2012] – PubMed – NCBI
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