脂肪の消費:エネルギー消費の主役は?

人は「脂肪と糖」をエネルギーとして生きていると言われますが、正確には違います。
人は「脂肪と糖から水素を取り出し、それからATPを作り出し、エネルギーとして生きている」となります。

脂肪であっても、糖であっても、ミトコンドリアに取込まれた『炭素と水素と酸素(と窒素)の化合物』であるそれらは最終的に
*窒素は尿から排泄
*炭素は二酸化炭素として呼気で排泄
し、水素を抽出します。

回答系、β酸化、TCA回路を経て水素を取り出し、それを『電子伝達系』でミトコンドリア間質に運びだします。

水素がミトコンドリア内に戻る力を利用して
*複合体ⅤがATP産生
*UCPが熱産生
を行います。

ここで問題となるのが『ATP産生と熱産生はどちらが多いのか?』です。

この量を正確に計測する方法はまだありません。(呼気ガスなどで調べる方法はありますが、これも正確ではありません)

世の中には『痩せの大食い』という人がいるのは事実です。

生体内といえど、「エネルギー保存の法則」は絶対に成り立ちますから、摂取された(体内に吸収された)エネルギー材料は
*ATPに変えられ消費される
*熱として排泄される
*そのまま排泄される(皮脂など)
以外にあり得ません。

つい『ATPの消費』がわかりやすいので、そちらに眼を向けてしまいますが、想像以上に多いのが『熱産生→放熱』ではないかと考えます。

この問題は「冷え性かどうか?」はあまり関係がありません。
体温は
*体内で作られる熱
*外部から与えられる熱
*外部に吸収される熱(放熱)
の総和によって決定します(生体内熱移動現象:横山真太郎著より)ので、体脂肪の少ない人(断熱材の少ない人)は放熱量も多く、熱を大量に作らなければなりません。
(この話題についてはまたの機会に)

どちらにしても、エネルギーというものは『消えてなくなるものではない』ということは間違いありません。

ダイエットの治療は
*摂取エネルギーのコントロール(削減)
*ATP産生システムの改善(ミトコンドリア機能)
*熱産生システムの改善(ミトコンドリア機能)
*ATP消費の改善(運動など)
*放熱量の増加(寒冷刺激など)
によってなされます。(クリニックではこれらを総合的に調整する治療を行います)

これらの「どれかひとつ」では、今までの経験上『不可能(もしくは長続きしない)』と言ってよいのではないでしょうか。

医療法人社団医献会 辻クリニック(四谷/麹町)
03-3221-2551
info@tsuji-c.jp

写真: 【脂肪の消費:エネルギー消費の主役は?】
人は「脂肪と糖」をエネルギーとして生きていると言われますが、正確には違います。
人は「脂肪と糖から水素を取り出し、それからATPを作り出し、エネルギーとして生きている」となります。

脂肪であっても、糖であっても、ミトコンドリアに取込まれた『炭素と水素と酸素(と窒素)の化合物』であるそれらは最終的に
*窒素は尿から排泄
*炭素は二酸化炭素として呼気で排泄
し、水素を抽出します。

回答系、β酸化、TCA回路を経て水素を取り出し、それを『電子伝達系』でミトコンドリア間質に運びだします。

水素がミトコンドリア内に戻る力を利用して
*複合体ⅤがATP産生
*UCPが熱産生
を行います。

ここで問題となるのが『ATP産生と熱産生はどちらが多いのか?』です。

この量を正確に計測する方法はまだありません。(呼気ガスなどで調べる方法はありますが、これも正確ではありません)

世の中には『痩せの大食い』という人がいるのは事実です。

生体内といえど、「エネルギー保存の法則」は絶対に成り立ちますから、摂取された(体内に吸収された)エネルギー材料は
*ATPに変えられ消費される
*熱として排泄される
*そのまま排泄される(皮脂など)
以外にあり得ません。

つい『ATPの消費』がわかりやすいので、そちらに眼を向けてしまいますが、想像以上に多いのが『熱産生→放熱』ではないかと考えます。

この問題は「冷え性かどうか?」はあまり関係がありません。
体温は
*体内で作られる熱
*外部から与えられる熱
*外部に吸収される熱(放熱)
の総和によって決定します(生体内熱移動現象:横山真太郎著より)ので、体脂肪の少ない人(断熱材の少ない人)は放熱量も多く、熱を大量に作らなければなりません。
(この話題についてはまたの機会に)

どちらにしても、エネルギーというものは『消えてなくなるものではない』ということは間違いありません。

ダイエットの治療は
*摂取エネルギーのコントロール(削減)
*ATP産生システムの改善(ミトコンドリア機能)
*熱産生システムの改善(ミトコンドリア機能)
*ATP消費の改善(運動など)
*放熱量の増加(寒冷刺激など)
によってなされます。(クリニックではこれらを総合的に調整する治療を行います)

これらの「どれかひとつ」では、今までの経験上『不可能(もしくは長続きしない)』と言ってよいのではないでしょうか。

医療法人社団医献会 辻クリニック(四谷/麹町)
03-3221-2551
info@tsuji-c.jp