水素水とは正確には『水の中に水素ガスを溶存(溶け込ませた)もの』

「水素注射/水素点滴」についてご質問があったので、こちらにも記載しておきます。

最近になって『水素水』という名前を聞くようになってきましたが、つい「水素は気体である」ということを忘れてしまいがちです。

水素治療は「気体である水素の『抗酸化力』『抗炎症力』を利用する治療」であり、水素水の「水」は「単なるキャリア:水素を運ぶトラック」です。

水素水とは正確には『水の中に水素ガスを溶存(溶け込ませた)もの』のことです。

よって水素水の効果は「その水の中に『どれだけの水素ガス』が含まれているか?」が大変重要になります。

「水の中に溶存している水素ガスの量」は「溶存水素量」として表すことが出来、『◯ppm:1ppm=0.0001%』と表示されます。

1気圧下での溶存水素濃度限界は「1.6ppm程度」と言われますから、最も優秀な水素水で『0.00016%の水素が溶けた水』ということになります。

水以外に水素を取込む物質を『水素吸蔵物』と言い、多くは『水素吸蔵合金』という金属(ミネラル)です。

水素吸蔵合金の多くが『1%〜13%(多いものだとそれ以上)の水素を吸蔵する物質』です。

よって水は『それ程多くの水素を抱き込む物質ではない』という結論になります。

ただし、水素水(水素を抱き込んだ水)のメリットは『その用途』です。
飲料だけでなく「注射/点滴」として利用できますし、キャリアが「単なる水」なので「キャリアの作用」を考える必要がありません

水素を利用した治療について
「水素水を飲んでいるが効果を実感しないのですが」
「どのくらいで効果が出るのでしょうか」
「自宅での水素水でも同じ効果でしょうか」
といったご質問をいただきます。

これらのご質問に対する回答として
*水素は気体である
*水素の作用(効果)はそこに含まれる気体の量による
*「時間あたり水素量」と「総水素量」で効果が違う
ということになります。

治療としての水素利用に関しては
*治療目的
*治療部位
*疾患の種類(特に急性/慢性)
*患者の抗酸化能力
などを考慮に入れた上で
*水素水点滴
*水素水注射(関節内、筋肉内、皮下など)
*水素ガス吸入
*水素吸蔵物カプセル(内服)
*水素吸蔵物含有軟膏(外用)
を組み合わせて治療します。

当然「治療目的」ですので、健康増進目的の水素水などに比べて『大量の水素ガスを含む水、物質、または水素ガス』を利用しますので、作用は大変強く、効果も想像以上に即効性のあるものです。

以上、ご質問に対するご回答とさせていただきます。

医療法人社団 医献会 辻クリニック (四谷 麹町)