水素が心筋梗塞による虚血再還流障害に及ぼす影響

3つ続けて血管(虚血)障害に関する論文です。
心臓や脳への血流の閉塞は、人の死亡原因の多くを占めます。
その救命処置として『梗塞部の血流再開』は時間との戦いとなります。
先の論文にもあげたように、血流の途絶は、その血流の先にある細胞への供給が途絶えることによって細胞死をもたらしますが、虚血後の再還流も、時間が長過ぎれば大量の活性酸素を作り出し、それによる細胞死をもたらすため『スピードが命』と言われるわけです。

この論文でも計66検体(ラット)を【偽手術群】【虚血-再還流群】【虚血-再還流+水素生理食塩水投与群】に分け、血流が途絶えた先の心筋細胞の状態を調べています。

この論文でも、水素投与群が明らかに心筋の壊死サイズが小さく、再還流24時間後の心機能パラメータを改善し、炎症マーカーなども低くかった。

水素の主な作用は『抗酸化:ヒドロキシラジカルの除去』であり、それによる
*抗炎症/アレルギー作用
*遺伝子発現作用(酵素関連遺伝子など)
によって、虚血部位より先の心筋細胞を保護しているものと考えるべきでしょう。

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Anti-inflammatory effect of hydrogen-rich sali… [Int J Cardiol. 2011] – PubMed – NCBI
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