糖とアルコールによる老化:糖化とAGEs

【糖とアルコールによる老化:糖化とAGEs】
細胞と身体を老化させる原因『酸化』『糖化』『炎症』『毒』『栄養障害』
このうち「最も生活習慣が関与し、それを改めることによって改善出来る老化現象」が『糖化劣化』です。
そして糖化劣化の主役は『AGEs:最終糖化産物』と呼ばれる「糖とアミノ酸が結合し変性した物質」です。糖化劣化の現象は主に
*硬化:硬くなる
*褐色化:茶色くなる
*変性:正常なタンパクでなくなる
*活性酸素の発生
です。
これによって、細胞は機能が衰え、組織は劣化してゆきます。

糖化劣化の障害を引き起こすAGEsは今まで『過剰な糖によって作られる』と考えられていましたが、それだけではない事が解ってきました。

以前より「血糖値をコントロールしているのに、合併症が悪化する」「血糖値の無関係の合併症の悪化」が指摘されてきました。

当院でも『AGEリーダー』という皮下のAGEs量を計測する検査の結果が「糖質の摂取をコントロールしているのに、AGEsの検査結果が悪くなる」というやる気を削ぐ結果をたびたび見つけます。

この原因のひとつに『アルコールによるAGEs増加』があります。

アルコールからのAGEsは『AA-AGE:アセトアルデヒド由来AGE』というもので、糖からのAGEとは作られ方も化学構造も違います。

どちらもAGEとしての基本的作用は変わらないため、AGEsリーダーで計測されるのです。

*アルコールによる神経変性
*糖尿病患者のアルコールによるコントロール不全
*アルコール性肝障害
そのたアルコールが細胞や組織を劣化させる原因のひとつに、この『AA-AGEsによる組織と細胞の糖化劣化』があるようです。

アルコールの解毒は、主に肝臓によって行われ
*アルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素による解毒
*チトクロムP450とアルデヒド脱水素酵素による解毒
があります。

AA-AGEsは、アルコールの解毒中間体である『アセトアルデヒド』から生成させます。

そのため二次解毒(アルデヒドの解毒)の機能が追いつかない人に劣化が強く出現することが解っています。

当院でもAGEが高く表示される人には
*高GI糖の摂取を控える
*総糖質量を抑える
に加え
*アルコールの摂取を控える(禁酒する)
*AGEs分解酵素の処方
をおすすめしています。

私自身も禁酒して1年になりますが、その理由は『どうしても低下しないAGEsのコントロール』でした。
高GI糖と総糖摂取量を抑えても低下しなかったAGEsが、禁酒によって低下しました。
これは私が『元来、お酒に強いタイプではなかった』ということでしょう。お酒は諦めることにしました。

AGEsは美容的にも
*褐色化:シミ
*変性:しわ、たるみ
の大きな原因のひとつです。

AGEsが上昇しない人は問題ないでしょうが、検査によってAGEsが高いとされた方は、是非上記をやってみるべきだと思います。

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