神経/筋炎症性疾患に対する水素の効果考察

名古屋大学は日本でも水素の臨床研究を積極的に行っている施設のひとつです(他に順天堂大学、慶応大学など)初期研究において、水素は30以上の炎症性疾患動物モデルで効果を示し、本格的な臨床試験が始まりました。
積極的な人体への投与が始まった理由として、本文にもありますが「水素は人の腸内細菌によって作られる安全な分子であり、食後には呼気中に大量に含まれる」という部分も大きかった。

この論文では
*筋ジストロフィー:患者数5人
*多発性筋炎/皮膚筋炎:患者数4人
*ミトコンドリア筋症:患者数5人
にたいし12週間の水素投与試験(二重盲検)が行われています。

その結果、12週間という短い期間での自覚症状変化は認められなかったが、臨床試験のデータには大きな変化を認めた。
それらは「ミトコンドリア機能/糖脂質代謝」に関係する検査データであった。(乳酸、ピルビン酸、中性脂肪、血糖、MMP3など)

これらの結果から、水素が細胞内のミトコンドリア機能を改善/回復することによる改善効果である可能性が高いとしている。

今後、水素の
*投与量閾値/下限
*投与間隔
*投与量
といった具体的な治療プロトコールに研究が進展してゆくでしょう。

医療法人社団医献会 辻クリニック
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Open-label trial and randomized, double-blind, p… [Med Gas Res. 2011] – PubMed – NCBI