痛みの増幅と活性酸素:なぜ痛みは強くなる?

京都府立医大から出されているこの論文は、「痛みの感知」に関する大変興味深い論文です。
この論文では、痛みの感知閾値と活性酸素には大きな関連があることを示しています。活性酸素の発生源は外部からを除き
*ミトコンドリアがエネルギーを作る際の発生(約2%)
*NOX遺伝子による発生
が主です。
とくにNOX遺伝子発現によるスーパーオキシドの発生は、目的(殺菌など)を持った発生であると考えられていたが、それだけではないことが解ってきた。
NOX遺伝子は『NADPHオキシダーゼ』を作るための遺伝子で、細胞内エネルギー物質であるNADPHから電子を抜き取り、スーパーオキシドを作り出します。
NOXには数種のファミリーが存在しますが、そのうち『NOX1』をノックアウトすると
*熱/機械的刺激による侵襲受容体反応には変化なし
*熱/機械的痛覚過敏反応は大幅に減弱
となった。

知覚神経は身体を防御するために必須の神経ですが、これが過剰な状態(いわゆる痛み閾値の低下)は慢性的な痛みや継続する痛みの治療を妨げ、不快な症状をもたらします。

当院では1年前より『水素局所注射』を行っていますが、この作用/効果は
*麻酔のように痛みが瞬時に消えるものではない
*つねったりした痛みには変化がない
*徐々に痛みが引いてゆく
*痛みが消えるというより不快でなくなる/強くなる感じ
と訴える方が多い。

この他、多くの『痛みと活性酸素』に関する論文が存在するが、どれも「痛み閾値の改善」賭する物が多いが、当院での治療結果に一致する。

ある程度、根気を必要とする治療ではあるが、慢性痛に対し消炎鎮痛剤/ステロイドを使用し続けることを考えれば、副作用の可能性が限りなく小さい水素の利用は、慢性的な痛みの治療に対し、大きな力となると考えています。

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