水素は脂肪酸の取込みおよび脂肪の蓄積を阻害する

最初にお断りしておきますが、このような論文が発表されると、まるで「何もしないで痩せてゆく」「いくら食べても太らない」といった勘違いが生じがちですが、そうではありません。
糖尿病、高脂血症、肥満といったメタボリックシンドローム関連は『生活習慣の改善+代謝改善治療』によって効果を発揮するものです。
当院で行う「ダイエット補助治療」も同様で、「正しい食事指導と生活指導を実践しているのに体脂肪が減少しない」という場合に効果を発揮するものです。正しい食事方法、すなわち「消費エネルギー以下に落とされた摂取エネルギー量」を実践しているのに体脂肪が落ちない理由として
*脂肪分解能の障害
*エネルギー産生能の障害
*熱産生能の障害
が考えられます。

この論文にある内容は『脂肪分解能の障害』に関わる『脂肪細胞(細胞膜)の炎症』でしょう。
白色脂肪細胞は、エネルギーを『脂肪』という形でため込んでいます。
内部の脂肪は『細胞膜』を通して出入りしており、その出入りの信号も『細胞膜上のレセプター』にアドレナリンや甲状腺ホルモンといったホルモン類が結合したり、通過したりすることによって分解/合成がコントロールされている。

もし、脂肪細胞の細胞膜に炎症が存在すると
*脂肪/糖の出入りの障害
*結合レセプターの障害
が発生し、脂肪細胞内の脂肪はエネルギーとして利用できません。

脂肪細胞内の脂肪がエネルギーとして利用されなければ
*摂食によるエネルギー補給
*筋肉等のタンパクからの糖新生
に頼らざるを得ません。

脂肪細胞の細胞膜は『炎症』と『酸化』によって劣化し、機能を低下させます。
水素はその「抗酸化作用」「抗炎症作用」によって細胞膜を修復することによって、脂質代謝を正常化するものと考えられています。

当院で行う「ダイエット補助療法」は
1:正しい食事指導
2:腸内環境の調整
3:酸化/炎症の抑制
4:ミトコンドリア栄養の補充
5:熱産生能の改善
6:生活指導(効率的な運動指導)
によって成り立ちます。
こららのどれが欠落しても、ダイエットの成功はありません。

特に『1と6』は治療ではなく、自身で行う生活習慣の改善であり、これなくしては成り立ちません。

ダイエット治療とは『本人の度努力を無にしない、努力が報われるようにする治療』と考えるべきです。

逆を言えば『何もしなくても痩せてゆく」というPRは【100%嘘】【あり得ない】といってよいのです。

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