水素の痴呆予防と改善効果

初期の水素の効果に関する論文は「水素の抗酸化作用による神経細胞保護作用」でしたが、最近はさらに深く掘り下げた機能に関する論文が多くなっています。
ここでは老化促進マウスに水素水を自由摂取させ、細胞レベルでその変化を観察しています。(飽和水素水です)そして、この論文においても、水素の作用として
*SOD酵素活性の増加
*Morris水迷路試験での学習・記憶能(空間認知能)の改善
*脳内セロトニンの上昇
をあげています。加えて興味深いのが『海馬組織であるCA1,CA3細胞密度の低下スピードが減少した』という部分です。
海馬は記憶・学習等に関与する脳神経部位であり、その細胞密度の低下は、痴呆の特徴的な組織学的変化と言われています。

どのような作用で(抗酸化作用もしくは酵素活性作用?)によるものかは今後の研究によりますが、神経密度低下による脳神経組織の萎縮を、水素が抑制する可能性は大変興味深いものです。

現代医学は「命を助けることはできても、麻痺や障害を改善することはできない(出来るものは少ない)」ということを理解すべきです。
・脳梗塞/くも膜下出血:麻痺は治せない
・心筋梗塞:生活(活動)制限は治せない
・糖尿病:食事制限は治せない
などが特徴的です。

予防は一見するとその効果を感じ難いものですが(症状がないので、改善もわからない)、各種検査によって『無自覚の変化』を見つけることが出来ます。
その『無自覚の変化』を改善してゆくことが「予防的治療」の大きな役割であるといえるでしょう。

医療法人社団医献会 辻クリニック
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Drinking hydrogen water ameliorated cogn… [J Clin Biochem Nutr. 2010] – PubMed – NCBI