水素が肺障害の重症化から患者を守る

長年の喫煙や大気汚染、塵肺、その他汚染物質による肺疾患は年々増加しており、加齢と共に増加する疾患でもあります。
個人的感想を言えば、肺疾患の末期は大変辛い。
慢性肺疾患の根本は『肺胞細胞と組織の酸化劣化』です。
酸素を取込む最前線である肺胞は、言い方を変えれば『絶えず酸素毒(酸化毒)に曝されている場所』です。肺疾患の場合
*肺疾患のために肝機能力が悪く、酸素濃度を上げたい
*酸素濃度を上げれば酸化毒が増加し、肺損傷が悪化する
という「換気と病気の相反するジレンマ」に行き着く。

この論文では吸入気中に水素ガスを混入させたところ、肺の酸素毒による損傷を免れたことを示している。
その理由として
*水素自体の抗酸化/抗炎症作用
*水素による「ヘムオキシゲナーゼ」の活性化作用
を上げている。

ヘムオキシゲナーゼはヘモグロビン中のヘムを『鉄とビルベルジンと一酸化炭素に分解する酵素』です。
分解されて精製したビルベルジンは強力な抗酸化物質であり、特に飽和脂肪酸が酸化することによって出来る『過酸化脂質』を還元する。
酸化劣化のターゲットとして「脂質の酸化劣化」は老化と疾患を急速に悪化させることが解っており、『過酸化脂質の抗酸化』『飽和脂肪酸の酸化抑制』はアンチエイジング的に重要である。

今回の論文にある『水素によるヘムオキシゲナーゼの増加作用』は水素の抗酸化力/抗炎症力を高める作用のひとつと考えられており、水素が『細胞外・細胞膜・細胞内・核内・ミトコンドリア内・組織』を選ぶことなく「すべてに有効な抗酸化/抗炎症物質である」ことを裏付ける。

喫煙者/喫煙経験者などは早めに『積極的な予防治療』を始めるべきであろうと考えています。

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